古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

スタンディジ から始まる

2018-02-13 10:01:30 | ルネッサンス・バロック音楽

今週は所沢行きがなんと5回、コンサート2回、練習2回、レッスン1回。

今日はミューズに3箇所あるホールのうちの一番小さいキューブへ。

音響もままあだし、演劇にもよいがもっと古楽のコンサートに使えばよいのにと思う。

多分アクセスがあまりよくないということなのだろう。

キューブというと宮城県白石のホールもキューブだったな・・と思って懐かしく

なって、会場へ入ると、宮城県でチェンバロを作っておられる木村さんがご自身の

チェンバロを調律されていた。

さてプログラムは「サイモン・スタンデイジと仲間たち」で盛りだくさんのプロ。

ヴィヴァルディ多重協奏曲、バッハチェンバロ協奏曲、パ―セル(妖精の女王)

休憩後に

G.ヴァレンチー二多重協奏曲、バッハヴァイオリン協奏曲、ヘンデル合奏協奏曲

という豪華版。案の定2時間半くらいの長丁場になったが、こちらの集中力も

途切れることなく疲れることなく豊かなバロック音楽の響きに身をゆだねられた。

皆それぞれに良かったが、特によかったのは「妖精の女王」に、初めて聴く、ヴァレンチー二。

スタンディジを知ったのはCemモルテンセンとのフランス物CDなので90年代初め。

イングリッシュコンサートのコンマスだったことを考えると80年代の

ヘンデルの合奏協奏曲のCD初め、いろいろあったのだったが、生演奏を聴くのは

初めてであった。割と線が細いという印象をもったが、節度のある音楽づくり、

弱音の美しさは格別であった。若手の奏者のレベルも高かったせいか団体としての

一体感も感じられた。

ヴァイオリン同士、チェロと、チェンバロと、歌というように掛け合いの妙を堪能した。

チェンバロのコルティを聴けるというのもこのコンサートに行きたいと思った理由だが、

今週末はオール・スカルラッティ・プロのコンサート(すでに完売)がある。

今朝の「古楽の楽しみ」で放送されたA.スカルラッティの「フォリア」もある。

今日の演奏は気に入らなかったのだが、曲も長いだけで大したことのないような気がして

きたが演奏者に期待。

 

コメント (1)
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