古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ

2008-05-31 19:47:21 | 古楽器
数年前からバロック・ヴァイオリン奏者達が競うようにして
ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ(肩かけチェロ)を演奏して
いることは古楽情報誌「アントレ」などで知っていたが、
残念ながらまだ実演を聴いたことはない。

今発売中の「レコード芸術6月号」には古楽器特集があり、
この楽器のことも取り上げられていたので、買ってみた。
バッハの無伴奏チェロ組曲の6番は5弦の楽器用に書かれて
いるので普通チェロ・ピッコロという一回り小さいチェロで
弾かれる。

でもこのチェロ組曲全部が「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ」
のために作曲されたのではないか・というのが最近になって
言われてきた。

「バッハの思い出」にはバッハが5弦の「ヴィオラ・ポンポーザ」
という楽器を発明しました。と書いてある。アンナ・マグダレーナ
作とされているこの物語の信憑性は疑わしいそうだが。
この楽器もヴィオラとチェロの中間で、ヴィオラびきなのだろう。
これとスパッラが全く同じ楽器なのだろうか?

バッハはあらゆる鍵盤楽器ヴァイオリン、ヴィオラは上手だった
ようだが、チェロは弾かなかったので、この楽器も弾けたのでは
ないかという仮説もなりたつ。

あのチェロ弾きのバイブルとも言うべき組曲が、チェロのために
作られた曲でなかったら、チェロ弾きは少しショックかもしれない。

寺神戸氏がこの楽器を使ってのCDを近く出されるらしいので
聴いてみたい。本当は弾いているところもみたいのだが。
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雨上がり

2008-05-30 22:51:46 | 庭の植物
昨日、今日と雨でまるで梅雨に入ったみたいだが、温度は4月
半ばというから、またウールのカーディガンを羽織る。
ストーブも少しつけるが、20度になっても寒く感じる。

大きな鉢に植えっぱなしの「ぎぼうし」の葉がまるで花が咲く
みたいに開いてきた。鉢の中はまだ色の薄い小さな葉が沢山
ひしめいていた。


葉だけでも充分きれいで満足してしまうが、もう少しすると
突然ひょろひょろと長い茎が伸びてきて小さな薄紫の花をつける。
葉は結構長持ちし、花が終ったあと、しばらく緑色のままなので
観葉植物としても楽しめるのだ。

山菜の「うるい」も「ぎぼうし」といわれているが、まさかこれは
食べられないですよね。
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カンゾウ?きすげ?

2008-05-29 16:23:58 | 庭の植物
毎年咲くこの花はカンゾウだと思っていたが、日光キスゲ
かもしれない。カンゾウも野カンゾウと藪カンゾウがあって
一重と八重の違いか色の違いかよくわからない。
両方よく似ているらしいのでどっちでもいいと思いながら
気になっている。
大分前に実家から少し貰ってきて最初は増えたのだがここ
数年は増えもせず減りもせず、でも毎年間違いなく突然
芽が出、葉が出、蕾がつき、花が咲くが、これだけの準備を
したのに一日で萎んでしまう。

見られずに終ってしまう花があっては・・・と雨の中を
チェックする。長く咲きつづける花と一日しか咲かない花とは
どこが違うのだろうか? 不思議だ。


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リコーダー・アンサンブル

2008-05-28 18:01:30 | 古楽器
友人のリコーダーアンサンブル・グループに私も混ぜてもらって
時々練習している。今日はチェンバロのある友人宅へ。

旧市街のマンションの一階の庭付きで、庭には樹齢200年
以上という五葉松がある。マンション建設前、この土地には
大きな屋敷があり、マンション建設時に貴重な樹が何本か
残され、この松も運良く生き残ったとのことだ。
マンション玄関近くには市保存樹木指定のタブの大樹もある。
大きな樹というのは開放感や安心感を与える。
さすがもう登りたいとは思わないけど。

時々この松をみて目の疲れを癒しながら、シックハルト四重奏
スカルラッティの3本+チェンバロ・ソナタを練習する。

メンバーは前から顔見知りではあったが、だんだんあわせていく
うちに気心が知れてきて、今では和気藹々と楽しいひと時だ。
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またたびの籠

2008-05-27 19:53:59 | 展覧会
籠の展示があるのというので会場の光原社に行った。
植物の蔓や樹皮を使った、様々な形のたくさんの籠が私を
迎えてくれた。
みんな丸みを帯び、手仕事の温もりを感じる。
どの手仕事も同じく、作り手は高齢化が進んでいるそうだ。

山葡萄の蔓バッグは中高年女性が持ってるのを見かけるが、
3万以上はする高級品だ。ブランドバッグには興味がないけど、
ちょっとこころ惹かれるものがある。私にはとても買えないので、
編目に埃が溜まるかも・・・思うことにする。

アケビ、山葡萄、竹、くるみ、などに またたびの蔓を使った籠
があった。(写真一番左)
猫達はまたたび蔓にも反応するかな・・・?
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紫ラン

2008-05-26 19:29:22 | 庭の植物
わが家の狭い庭も引っ越してきた時は2本の樹だけだったが、
せっせと小さな苗木を買ったり、貰ったりして植えて行くうちに
樹で一杯になってしまった。もう植える余地がないのがちょっと
残念なのだ。名木などはないのに、近年は剪定もままならず、
植木屋さんの手を借り無ければならなくなってしまった。

庭の花も一つ一つに皆思い出がある。
紫ランは10数年前になるだろうか、盛岡近くの田園ホールへ
「タリス・スコラ―ズ」のコンサートを聴きに行った時、道端の
無人店で買ってきた。一株100円だったと思う。

これが年々増えて行き、今満開になっている。このところ5月に
しては暑い日が続いているので早く散ってしまわないかと少し
不安になる。これが終ると次はカンゾウが咲き出す。
こちらは「一日花」なのであっという間に咲き終わってしまう。
まったく潔い花だ。
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チェンバロ・レッスン

2008-05-25 20:29:45 | 古楽器
チェンバロは’91年に先のことも考えずに手に入れてしまった。

一種の熱病のようなものだったかもしれない。もっとも病気をし、
もしも あまり長く生きられないならば好きなことをしよう!
と思ったことも一因。
しばらくはレッスンに通っていたが、色んなことがあって休止。
なんでこんな厄介なのも買ってしまったんだろう? と後悔した
ことも無きにしも非ず。 でもわからないものである。 今は
チェンバロのない生活は考えられない。
自分の楽しみに、レッスン、友人とのアンサンブルにフルに活用
している。
最近オーバーホールを済ませ、これから何十年かのお付き合い
に備えた。

レッスンは4年前に再開し、今日は5人のレッスンがあった。
先生と生徒の皆さんが一ヶ月に一度の割でレッスンに見える。

今朝、調律していたら猫がやってきて、鍵盤に手をのせてきた。
レッスンの間はいつも二階に追いやられてお気の毒。
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シホンケーキ

2008-05-24 19:41:44 | 料理・食べ物
生協で無農薬&防腐剤なしの広島産のレモンが5個298円で
売っていたので買った。皮ごと使えるので嬉しい。

家に帰って小さな籠に入れたら、絵でも描きたくなる気持になる。
紡錘形が美しい。「檸檬」という字だと貴重な果物に変わる。

5個もあるのでまず一個を新鮮なうちに使うことにした。
皮も汁も入れてレモン・シホンケーキ作り。今まで何回か
マイブームのあったシホンケーキ。
抹茶入り、紫芋、南瓜パウダー入り、紅茶入りなどを作った。
最近、バターが一時店から消え、お菓子を作れなくなって困る!
と思った時、シホンケーキを思い出した。
シホンケーキにはバターでなくサラダオイルを使う。
今日はレモンの皮一個分のすりおろしと半個分の絞り汁を入れた。

焼き上がりはまずまず。先日お隣からお総菜のおすそ分けを
いただいて、お返しがまだだったので、丁度よかった。
まだ温かい半分を差し上げた。
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青い花

2008-05-23 14:42:09 | 散歩
青い花が好きだ。
散歩していても青い花が咲いていると近寄ってみる。

近くの空き地に草花を植え、手入している方がいる
ということはきいていたが、花屋さんで見かけるような花
でなく野の花といった風情の花が多くて、この季節、
通りかかるのが楽しみになっている。

清楚な花が風に揺れていた。5弁の星のような花。
濃い緑の葉によく映える。花の名前はなんだろう?

SNSの掲示板で尋ねてみたら、すぐ返事が返ってきた。
名前がわかったところでどうってことはないのだが
やはり嬉しい。

「丁字草」というそうだ。なるほど。 
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ラ・フォリア

2008-05-22 22:21:36 | ルネッサンス・バロック音楽
今週は「ラ・フォリア」が私の周りを浮遊している。

月曜日、当地NHKカルチャーセンターの「バロック講座」で
コレッリとヴィヴァルデイの「ラ・フォリア」を聴いた。

以来フォリアの旋律が耳について離れなくなってしまった。
そんならいっそのこと自分で、とコレッリのソナタを
リコーダーで少し吹いてみる。
が、難しくて挫折、マンゼのヴァイオリンのCDを聴く。

そういえば大昔「ラ・フォリア」の奇妙なLPを買ったのを
思い出し、探す。
G.パニアグア率いるアナトリウム・ムジケー古楽合奏団。
当時はクラシックばかり聴いていたから度肝を抜かれた。
ジャケットのゴヤの絵からして不気味な感じ。
この団体は今も健在なのだろうか?

そして今朝の「バロックの森」ではダングルベールの
「ラ・フォリア」が流れてきた。
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山菜

2008-05-21 20:05:29 | 散歩
ようやく五月晴れ。歯医者の帰り、気持がいいので駅前の朝市まで歩いた。

朝市といっても夕方までやっている。新鮮な野菜、果物、魚など
があり、見るだけでも元気になれそう。
観光客もいて賑わっていた。
今日は時節柄、八百屋の店先には山菜がおかれていた。

たらのめ、こごみ、わらび、山ウドといった、どこでもみるものに、
しどけ、こしあぶら、月山姫竹など。
ここに住む前には知らなかった山菜。
少しだけ食べてみたいが、多すぎるなぁ。

わらびを沢山買っている人がいた。塩漬けにでもするのだろうか?

一通りみて、山菜はあきらめ、新鮮な山形のアスパラガスを買った。

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初ブログ

2008-05-21 16:36:20 | その他
昨夜NHK・TVの中高年向き?の番組「ブログを作ろう」を見ていたら、自分でも出来そうな気がして・・・という人が多いでしょうね。という私も。まだこれからわからないことが沢山出てくるでしょうが、ひとまず出来たようです。宜しくお願いします。
コメント
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