武蔵野市国際オルガンコンクールは1988年の一回からずっと4年に一度開かれているが、
会場の市民文化会館は昨年の改修工事のため前回の2012年から5年の月日が流れた。
前回はすでに東京にいたが、聴きに行くような余裕がなかった。
そして第8回目の今年はオルガンへの興味がわいていることもあって、一次予選二次予選本選と
すべてではないが聴きに行った。その他のオルガン・コンサートも数えると8回にもなった。
パンフレットが随分たまってしまった・・・。
オーデイション通過した15人がしのぎを削り、本選に残った5人。皆20代だろうか?
本選は一次二次予選で聴けなかった3人の演奏も聴け、そのうちの2人が1,2位となった。
私の予想では1位と2位が逆転していた。バロック以前を取り上げていたし(スウェ―リンク)
派手ではないが完成度の高い演奏だった。 ロイプケ、メシアンのような耳を聾する爆音の
続く曲はどうも好きになれない。
本選は演奏者自身の選択した任意曲(1960年以降生まれの作曲を含む)でプログラムを組まれ、
4-50分のリサイタル形式。オルガンの音色はストップで多様に変えられるから、現代の作曲家
にとっては挑み甲斐があるのだろう。現代曲はそれぞれ面白かった。
この1ヶ月あまり、今までになくオルガン曲をたくさん聴いて、時代も広範囲だし、余りに変な
曲があるのでとてもついていけない気がしてきた。今のところは基礎をコツコツと積み重ねて
いくつもりだ。
次の開催は2021年、東京オリンピックの次の年だ、、。はたして私がオルガンを続けているだろうか? わからない。