橘の部屋

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「花咲ける青少年」#21【忘れえぬ日】あんたって人はぁぁ~!

2009-09-14 22:53:43 | 終わったアニメ
今回はときめく画が少なかったので、キャプは2枚だけ。
森川さんの立人、小野さんのユージィンは、
相変わらずうっとりなんだけど、
この間から気になってた部分が、今回更に気になってしまって…
もう少し柔軟になれよ、と自分に言い聞かせてるところ。

イメージ出来上がっちゃってると、なかなか難しいですね。
まぁそれだけこの作品にこだわりたいってことの表れなんだけどね。
そんなに執着ない作品だったら、こんなに気にしないもん。


あらすじは公式HPより。

第21話 忘れえぬ日
ソマンド新国王の戴冠式の日を迎え、ラギネイに入国した花鹿たち。
一行がホテルに着くと、立人にハリーから連絡が入る。一人で来て欲しいという
ハリーの呼び出しに向かった立人は、そこで花鹿の「夫探し」の本当の目的を告
げられる。予想はしていたものの、花鹿の背負う重い宿命に驚きを隠せない立人。
そこへハリーは、さらに立人の心の内をえぐるような厳しい現実を突きつけてくる。


いよいよ戴冠式ですか。
国内は祝賀ムード一色に包まれてますが、
1人地味な服装の男がどこかへと向かっている。
ノエイでした。ノエイ、なんだか久しぶり~。
無事に部下達と合流出来たようですね。
土田さんの声、男前だなぁ。

こちらは花鹿、寅之介&立人。
一ヶ月振りか。てことはあの後はずっとアメリカに居たのね花鹿。
出入国禁止が解かれたこともあり、街に活気も戻ってる。
「ね、立人」
と花鹿が話しかけても、立人は上の空だ。
ぼんやりと窓の外を見たまま返事もしない。
心、ここにあらず、ね。
花鹿によると、最近はもっぱらこんな調子らしいです。

-あんな眼をしてる時の立人は、私の分からない世界へ行っている。

ん~確かに君の知らない世界、だな。
でもそこはね、君のことでいっぱいな世界なんだよ花鹿。

-こんなに迷ってる立人、見たことがない。

自分がこうさせてる自覚はないんだよねぇ花鹿。

夫探しゲームが終わったら、立人とハリーの契約も終わる。
そうなったらまた年に数回しか立人には会えなくなる。
それはとても寂しく感じてるのね貴女。
でもこのゲームは早く終わらせないといけない。
なぜなら、花鹿が負わなきゃいけない重い宿命について、
夫が決まってからしか、ハリーは教えてくれないらしいから。

-なんだよ、宿命って…。

それがとても気になってる花鹿。
ハリーが『重い』なんて言うんだから、そりゃ相当重いんだろうと
花鹿も構えるわよねぇ。
実際、ものすごーく重いけどさ。

「ちょっと…ちょっとぉー。2人で重くならないで下さいよ」
寅之介はほんっと良いキャラだよねぇ。

「暗いのはアメリカに残ってるルマティ殿下だけで良いでしょ?」
帰りたくても自分の国に帰れず、1人アメリカに残されて可愛そうに。
寂しくてドイツのベッドに潜り込みに行きそう…ってそれは別の物語でした。
今、浪川さん出てるの多いよね。
というか私が書いてるアニメレビューは今3つだけなのに、3つとも
浪川さん居るんだもんな。

元気になるご飯を作ろうと燃え出した花鹿ですが…。
それは寅之介が怯えるような代物らしい。

どぇ~ん。効果音もそれっぽい、見た目も相当ヤバげなスープですよ。
「ひぃえぇぇぇぇぇぇぇ!!うわぁぁかっかっか…」
寅之介の悲鳴が凄いんですけど…。
例のスタミナスープと言うからには、食したことがあるわけね、寅之介。
「いい加減観念しろ」
と立人。こちらも経験アリなんだろうねぇ。
立人は料理上手なんでしょ?ちゃんとアドバイスしてやれよー。

そんな立人にハリーから電話が入る。
2人だけで話しがしたいから、1人で来てくれとのこと。
夕飯でも一緒にどうだ、というハリーの言葉に、
チラリと後ろを振り向いて、「喜んで」と応える立人が良いね。

「卑怯ものーっ!!」
寅之介の叫びがまた笑えます。

「ずっ…ずるい…僕だけ生贄なんて」
膝抱えて拗ねてる寅之介が可愛いやん。
そこへユージィンが入ってきますが…。
部屋に一歩入ったとたん、匂いにヤラれてますよ…ご愁傷様。

花鹿   「出来た!」
寅之介  「いっ」
ユージィン「ん?」
寅之介  「お気の毒に」
ユージィン「ん?」

このユージィンの訳が分からない風の「ん?」が良い感じです~小野さん!!
って細かすぎるか?私。

特製スタミナスープのベースはレバーですか…。
私は匂いだけで吐きそうだ。
「お前が作ったのか?」
「うん!飲んで見て」
う、わっー。ユージィンにそれ、飲ませるのかよ…。

グルメなユージィンに非情なことを~と寅之介に責められる花鹿ですが、
当のユージィン…



……飲んでます。


「ぎゃあぁぁぁぁ~」
今日は寅之介の叫び色々お届けデーだな。
「まっ…飲めないことはない」
うっそぉ~。顔をしかめもせずに、飲むとは。
愛の力って凄いね。

ハリーとデートの立人。
ハリーにここだと呼ばれて向かう立人の後姿が、ダサすぎて泣けた。
身体のバランスがまた笑っちゃうくらい変だし…。
あ、いや、こういう、やや太めで寸胴、手足も短い人はいくらでもいますよ。
でも立人じゃないでしょー、これ。

ハリーの到着は夜の筈だったが、立人と2人で話す時間が欲しくて早めに
来たらしい。
まずは食前酒ってことで、ラギネイの冷やして飲む酒を勧めるハリー。
「囚われの月」という名のその酒を立人に与えるところからして
ハリーって”いけず”だよなぁ。

花鹿が夫候補を三人に絞った。それがハリーが実際に選んだ男かどうかは
この際問題ではない。花鹿があの三人だと思ったことに意義がある。
「それだけの魅力があるのも認めます」
と立人。
だが花鹿は友人として好きなのか、男として好きなのか分からないという。
そう続けるハリーの言葉を、ぼんやり受け止めている立人は、
また花鹿が気にする「あんな眼」をしている。


立人の思いが切ない…。

でもね、ゴメン。
こんな立人は、我々には美味しいんだ、花鹿。

ようするに花鹿は、魅力ある人間だから彼らを選んだんだとハリー。
「男として選んだんじゃない」
そこは立人にとって救いよね。

「困ったヤツだ。友達を探してるんじゃないんだぞ」
うぅぅぅぅ…。ここの台詞、普通のお父さんだなぁハリー。
あのね、ここらへんもね、もっと重み欲しかったの。

花鹿の重い宿命について触れる立人。
それはこのラギネイと関係が深いのではないかとハリーに問う。
石油業界の七不思議の一つ。マハティは自国の利益を捨ててまで、
ハリーを、バーンズワースの危機を救った、それは何故か。
「教えて下さい、ハリー。私の名誉に掛けて口外はしません。
これから花鹿を護って行くために必要なんです」

ハリーはあっさりバラしました。
自分がマハティの子であることを。

ハリーはそれを14歳の時にフレドから聞いた。
55年前の母とラギネイ皇太子との幼い恋。
ハリーは知りたかった。
マハティがハリーの存在を知っているのか、知っていたとしたら、
愛してくれているのか。
だからバーンズワースの危機にマハティが動くかどうか、待っていたのだという。

マハティは動いた。恐らく側近の大反対を押し切って、愛する息子のために。
「それで許そうと思った。なにもかも」
マハティはラギネイの王に、
ハリーはラギネイの王位に着く事はないが、
別の国の王になろうと、その時思ったようだ。
だが秘密というものは漏れるもの。
花鹿はラギネイ王家直系の血を引いている。
これが表沙汰になれば彼女の運命は大きく変わる。
第一王位継承者になるわけですからね。

自分が生きてる内は守ってやれる。
だが自分亡き後は誰が護るのか。
それ相応の男でなければ、任せられないってことですよね。
「私の代わりを探す。このゲームの本質はそれだ」
そしてハリーはこんな意地悪を言う。

「君は不満だろうねぇ、花鹿が選んだ3人の中に自分が入って居ないのは」
一瞬言葉に詰まって
「いえ…そんな…」
と返す立人が可愛そうだわ。
あぁ…この「君は不満だろうねぇ」の言い方が…ハリーじゃない
ハリーはこういう言い方じゃないと思うんだよな。
もうすこし低めで十分意味を含んでニヤリとした「不満だろうねぇ」だと思う。
喋れば喋るほど、違和感がぁ…ううう。
大昔の原作で、私ったら大筋しか覚えていないというのに。
なんだろこのこだわりはっ!!

このゲームの意図するところは、花鹿を愛し助け、護ってくれるものを探すこと。
だが、並の愛し方ではダメ。己さえ捨て去れるものでなければ。
だから立人は外された。立人には他に護らなければならないものがあるから。
倣家総帥ですからね。第一に考えるのは、倣一族のこと、であらねばならない。
立人は花鹿の為に一族を捨てられない。それでは彼女の夫にはなれない。
さらりと言いますが、凄い話ですよねぇ。

だからハリーは立人と取引をしたのだという。
倣に便宜を図るのと引き換えに立人の力を借りる。
立人はどこまでも企業家だから、ギブアンドテイクでしか動かない。
だがそれは利益を与え続けさえすれば、裏切らないということになる。
「そうだろう?立人」

-ハリー…貴方という人は…。


それもさぁ、ハリー。貴方全部分かってるんでしょ?
全部分かってて言ってるんだからタチが悪いよ。
もぉほんと、私が言っちゃうよ!
あんたって人はぁぁぁぁ!!

ま、悩める立人、憂いの立人見れるのは歓迎なんだけどさ。(どっちなんだ)

政府高官や王族がうようよしている式典会場で、緊張する寅之介ですが、
同じ人間じゃないか、とひとくくりにしちゃう花鹿。あはは。さすがだ。

カール見つけて「久しぶり~」と抱きつく花鹿がまた素晴らしい。
周囲の眼など関係ないのよね貴女は。
顔引きつらせもしないで見てるユージィンも立派だこと。
カールが顔赤くしてますよー。にひひ。

そこにハリーと立人も近づいてきました。
立人をカールに紹介するハリー。
ユージィン立人の時と違ってこちらは火花は散ってません
そういえばユージィンって、カールにもルマティにも普通だよね。
立人に対してだけだよね、ああなるの。
野生の感なのかしらね、ムスターファ。

あ…エディ再び
ニュースチャンネルに通訳のバイトで雇われて入れたらしい。
エディはラギネイの若手近衛士官と接触を図り、
ノエイがラギネイ入りした情報を掴んだようです。
ソマンドの即位に軍の一部は不満を持っており、
クーデターの恐れもあるから、エディはノエイとコンタクトを取りたいと
思ってるようだ。
「ヤツから連絡があったら知らせてくれ」
なんだよ、ユージィンのこと、すっかり友達レベルな扱いだなエディ。

戴冠式当日に既にこのざま。
ソマンドがどうなろうと知ったことじゃないが、ルマティを匿ってる以上
花鹿も無関係では居られない。

あぁハリー、居ますよここに。
並みの愛し方じゃない(スープも飲んだv)
既に自分も捨ててる方が。
さっきのハリーの言葉は、しっくり来るのはこの時点じゃユージィンよね。

ノエイは近衛兵に化けて東宮にもぐりこむつもりだったようだけど、
事情は随分変わってるのよ。
伝統の儀式すら行われなくなり、ナチスの親衛隊のように、
国王のみを護る軍隊が作られようとしている。
変化を嫌うソマンドが、そんな考えを持つわけはない。
影で入れ知恵しているものがいるはずだとノエイ。

-やはりクインザ、貴様なのかっ

よく分かってらっしゃる。
んでもってやっぱり、男前だね土田さん。

ソマンドがますますダメダメになってるー。
儀式に向かうソマンドを向かえに来たカナーン侍従長を追い返したのかい。
クインザじゃなきゃダメ~っ、ね。
怯え方が酷くなってますね。クスリでもやってますか?

「私には国王など無理だ」
うん、それは確かに。
「クインザ…傍にいてくれ、私を助けてくれ」
「むろん。微力ながらお手伝いを」
あぁ~腹にあることがほのかに滲むような声ですねぇ子安さん。


-お手伝いさせて頂きますとも、陛下。
 この手で新しいラギネイを作り出しましょう。
 それには…陛下の協力が必要なのです。

-神よ…お受け取りを…。
 この王こそ、私の貴方への供物でございます。

ふひぃ~っ。黒すぎます~クインザ。…知ってるけど。
それにしても、こういうのホント似合うなぁ子安さぁぁ~ん。

戴冠式が始まり、ルマティがどんな気持ちで見ているかと気遣う花鹿。
そして立人は、あの位置にいるべき少女と、王になる筈だった男を見つめる。

-なんという運命…。

でもさ、ハリーが王になってたら、キティに会うこともなかったろうし、
会ったとしても子作りは出来なかったと思うんで、
そうなると花鹿は生まれてきませんよ?
そうしたら君は彼女に会うことはなかった。
あ、ハリーとすら縁が無かった筈。
この運命になったことを、君は感謝しなきゃ(あ)

戴冠式をTVで見ているルマティの眼がなんともいえないね。

次回は髪を解いたユージィンが見れるようですが…
どうせなら美人にお願いしますぅぅぅ。るるる~。


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