
Kiel akvo... についての読書ノートの最終回。
第一次世界大戦は、ドイツがロシア、ついでフランスなどに宣戦布告して始まる。戦争が始まる少し前からドイツの市民生活が大きく変わっていく。フランス語などで書かれた看板を出している店が打ち壊されたりする。ロレーヌ地方はもともとフランス語圏だが、ドイツ語の使用が強制される。酒場で「A votre sante:乾杯(je via sano)」と叫んだだけで逮捕される始末である。看板などはすべてドイツ語に書き換えられ、町の名前もドイツ風に変えられる。
Sencourt という鉄道駅は Unterhofen と変えられる。これはもともとの名前が「Sous-court:sub la korto」から変化したもので、これをドイツ語に翻訳したのである。駅の看板をゴシック体で書くのだが、ペンキ屋がゴシック体をよく知らなくて、「Unterhosen」と書いてしまった。これは「パンツ」である。
ドイツ語がよく分からない住民たちはフランス語の単語にドイツ語風の語尾をつけて話す。このあたり、ドイツ語、フランス語に詳しい人には面白いと思うのだが、私にはさっぱりである。
写真はネパール、パタンの町
第一次世界大戦は、ドイツがロシア、ついでフランスなどに宣戦布告して始まる。戦争が始まる少し前からドイツの市民生活が大きく変わっていく。フランス語などで書かれた看板を出している店が打ち壊されたりする。ロレーヌ地方はもともとフランス語圏だが、ドイツ語の使用が強制される。酒場で「A votre sante:乾杯(je via sano)」と叫んだだけで逮捕される始末である。看板などはすべてドイツ語に書き換えられ、町の名前もドイツ風に変えられる。
Sencourt という鉄道駅は Unterhofen と変えられる。これはもともとの名前が「Sous-court:sub la korto」から変化したもので、これをドイツ語に翻訳したのである。駅の看板をゴシック体で書くのだが、ペンキ屋がゴシック体をよく知らなくて、「Unterhosen」と書いてしまった。これは「パンツ」である。
ドイツ語がよく分からない住民たちはフランス語の単語にドイツ語風の語尾をつけて話す。このあたり、ドイツ語、フランス語に詳しい人には面白いと思うのだが、私にはさっぱりである。
写真はネパール、パタンの町
別の先生は寝ぼけて、ハンガリー語はインドヨーロッパ語族であると授業した。
フランス語の先生はオランダのKerkradeをスエーデンと間違えた。夜間学生と思ってバカにするな。
先生泣かせの生意気学生は、エスペラントのおかげで、地理に強いのである。
エスペラントが義務教育の外国語になるのが理想ですが、比べるものがないとやはりエスペラントは難しい、義務だから嫌いだ、と今の英語のようになる可能性があります。エスペラントが他の外国語の基礎になるというメリットと、どっちみち嫌われるというデメリットと、どちらが大きいと思いますか?
義務教育といっても選択制にして、エスペラントを含む多くの外国語の中から選べる、ということにしたらいいと思います。それぞれの言語の教師が足りない、予算が足りない、というのは別の話。今の英語教師を失業させないためにも、彼らに他の外国語を習わせて教えさせる。英語にしがみついている教師から猛反対されるでしょうけど。
一般的に言えることは、英語教師は英語「しか」できない、英語以外の教師は英語「も」できる、ことが多いです。