平安夢柔話

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風俗博物館 実物大展示室編 ~京都3日物語8

2011-02-20 10:42:38 | 旅の記録
 4分の1サイズの六条院春の御殿での展示を堪能したあとは、実物大展示室で遊びました。

 こちらは、平安時代の調度品や、装束を着た貴公子や姫君の人形などが実物大で展示されているお部屋です。袿や狩衣を着ることもできます。

 早速、紫色の袿を羽織ってみました。気分はすっかり平安の姫君です。(^^)

 あ、光源氏さまがいらっしゃいました~。

 

 光君さま、姫は、おそばを離れませんわ。

 光源氏は、夏の直衣をお召しになっています。衣替えをし忘れたのかしら。
 あ、言うまでもなく、光源氏にもたれかかって扇で顔を隠している姫は私です。

 それから、こちらの姫さまの人形も、写真に撮ってみました。

 

 右側の立ち姿の姫さまは、細長をお召しになっています。

 細長というのは、平安時代の若い女性の准正装で、袿や表着の上に重ねる、身幅が細く、裾が長い装束のことだそうです。ただ、資料が少なく、実際にどんな装束だったかははっきりわからないようですが…。
 それでも、こちらの姫さまの装束、十二単の裳と同じくらい、長かったです。
 なのでこの姫さま、ほっそりとした体格に見えます。太い人が細長を着たら、体の線が目立ってしまいそう…。私は、もう少しやせないと着られないかも。

 そして、左側の座っている姫さまは、十二単をお召しになっています。

 十二単というのは、女房が、目上の方の前に出る時に着た正装、長袴をはき、単、五衣、打衣 表着、唐衣、を着て、裳をつけます。つまり、こちらの姫さまは右側の姫さまの女房ということになります。でも、どちらの姫さまもすてき♪

 それから今回も、御帳台の中に入って、平安時代の姫さまの気分を味わい尽くしました。残念ながら、こちらでは、顔を隠した写真を撮らなかったので、御帳台の写真のみ、載せておきますね。

 

 こうして、皆様とおしゃべりしながら楽しく遊びました。ご一緒した皆様、ありがとうございました。

 と言うわけで、いよいよ風俗博物館ともお別れです。これから1年半余り、休館されてしまうのは残念ですが、再開された際には、さらにパワーアップされた展示を期待していようと思います。その時を楽しみに待っています。


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