平安夢柔話

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今、ここにいる奇跡 ~濱田金吾さんライブ2016年2月27日

2016-03-06 11:03:13 | えりかの徒然なるままに
 またまた行ってきました。通算11回目の参加となる濱田金吾さんのライブ。私をここまで元気にして下さった方のライブに参加できた幸せを残したいので、レポートさせていただきます。

今回の会場は昨年末と同じく、東京曙橋のBACK IN TOWN(以下、BITと書きます)。

 今回は久しぶりにリア友ファン友3人組で参加する予定だったのですが、昨年末に一緒に行ったひとみさんが急に行けなくなり、私と同じく三十数年前にひとみさんから金吾さんを薦められたもう一人の友人と2人での参加。
 でも、後日、日記のページにUP予定の旅行記にも書きますが、翌日が東京マラソンのためホテルがどこも空いていなくてあきらめていたのですが、奇跡的に1室空いているのを見つけてもらえて取ることが出来たので、思いっきり楽しもうと思っていました。

 さて、今回もオープニングは金吾さんの弾き語りから。
 オープニングナンバーはビートルズのジョージ・ハリスンの曲で「Here comes the sun」。2月25日がジョージの誕生日だったのでこの曲を選んだ、とのことです。
2曲目は彩恵津子さんに提供した素敵な曲「Gentle Voice」。(^^)

 そして、「この時期にしか歌えない「Rainyday Cowboy」と「April Fool」。「Rainyday Cowboy」は冬の歌だし、「April Fool」は次のBITのライブは5月なので今歌わないと歌うチャンスがなくなってしまうとのことでした。今回、オープニングで金吾さん、「今日は季節には関係なく選曲しました」と言っておられたのに、ここまでは季節感ばっちりのラインナップ。これからどんな季節外れの曲が出てくるのか、楽しみでもありますが。

 以上、4曲で金吾さんの弾き語りコーナーはおしまい。

 「みんなおいで」という金吾さんの呼びかけで登場したのはいつものサポートメンバー、Paradigm Shiftの4人。ギターの松下誠さん、ドラムの宮崎まさひろさん、キーボードの松田真人さん、ベースの富倉安生さん。                    

   にぎやかに始まったのは「Rainy Heart」。
 この曲は秋元康さんの作詞なのですが、当時は今のように作詞家というより放送作家として活躍していたそうです。そして、金吾さんとは家が近所だったということで一緒に仕事をしたとのこと。

 Paradigm Shiftの演奏と金吾さんのボーカルは迫力あり、今回もバンドのライブの楽しさをかみしめていました。
 で、1-setで印象に残ったのは「悲しきBy-Player」「Like What」の2曲。

 「悲しきBy-Player」はとにかく大好きな曲。切ない歌詞とメロディーをじっくり聴かせて頂きました。
 「Like What」はジャジーで楽しい曲。なので手拍子して一緒に歌わせて頂きました。
 そしてこの2曲、ライブでもCDとほとんどアレンジが一緒なのですよね。
 CDと全く違ったアレンジで聴く曲ももちろんとっても楽しいのですが、このようにアレンジの変わらない曲は、帰宅してCDを聴くとライブを思い出して幸せ気分になれます。(^^)

こうしてあっという間に1-setのラストの曲。そのラストの曲は何と「海風通信」。この曲は秋の曲なので、「季節外れの曲」というのはこの曲のことだったのね。

 そう言えば「海風通信」は一昨年春の誠さんとの2人ライブでも演奏されたことがありました。
 その時は、「この時期には絶対にやらない曲だけど誠の選曲なのでやることにした」とのことだったのですが、今回はリクエストがあったのだそうです。いったいどなたがリクエストしたのかしら?リクエストして下さった方に大感謝。そのくらい、大好きな1曲です。ありがとうございました。

 2-setのオープニングはいつものようにParadigm Shiftのコーナー。
 いつもバラエティに富んだ曲をやって下さるので結構、楽しみだったりします。

 今回はマービン・ゲイの「What's going on」をやるとのこと。大好きな曲なので思わず拍手。

 誠さんによる曲紹介によるとこの曲は反戦の曲とのこと。お恥ずかしながら知りませんでした。
 で、2コーラス目に、「髪を伸ばしていて何が悪い!」というような歌詞があるそうで、そんなわけで誠さん、髪を伸ばすことにしたのですって。神様が髪の毛を持って行くまで伸ばし続けるのだそうです。
 で、こうして始まったこの曲。
 実は、「モーニングコールはマービン・ゲイ」の前奏として、金吾さんのボーカルで何度か聴いたことがあるのですが、誠さんのボーカルの今回は何か違う。演奏は最高なのですがリズムに乗りにくいというか変わっているというか。
 で、最後まで「変だなあ」と思っていたら、曲が終わったあとに出てきた金吾さんのMCによると、何と7拍子にアレンジされていたとのこと。7拍子の曲なんて生まれて初めて聴いたかも。

 このようにして始まった2-setも素敵な曲が次々に演奏されて大感激。

「listen baby」
 いつものように手拍子しながら口ずさんで楽しかったです。さびの部分でのコーラスも最高。このコーラスはライブでしか聴けないのでいつも楽しみにしているのです。

「Bedside Moon」
 やって下さって超嬉しかったです。(^^)
 やっぱり私、この曲が一番好きかも。
 金吾さん、「この曲は歌詞が恥ずかしくてあまり歌わないのですが、男性からのリクエストがとても多い曲なので」と歌い終わったあとに言っておられました。男性からのリクエストが多いというのはちょっと意外な気もしますが。

「ときめいて空に」
 高橋真梨子さんへの提供曲。
 最近、カラオケでよく歌っているのですが、何しろ曲を2~3回しか聴いたことがないのでかなり適当に歌っています。なのでライブで聴けて、「ああ、ここがメロディーを間違って歌っていたかも」と確認できたし、何よりも久しぶりに聴けて嬉しかったです。
 それと、この曲の作詞は真梨子さんご本人なのですが、歌い終わったあとに金吾さんが「詩がいいね~。特に同級生というところが」と言っておられたことも印象的でした。

「インクブルーの夜明け」
 バンド演奏で聴いたのは1年半ぶりくらいかも。ああやっぱりいいなあ。

 考えてみたら。
 一昨年の2月に金吾さんが、「あなたの好きな濱田金吾の曲ベスト5を教えて下さい」というアンケートを採ったのですが、私が選んだベスト5のうち、「Bedside Moon」「海風通信」「インクブルーの夜明け」「悲しきby-player」がこの日、演奏されたのですよね。「夜風のインフォメーション」が聴けたらベスト5が全部そろったのに、でもこれを言ったらわがままかも。

 演奏も素敵なのですが、金吾さんとParadigm Shiftの皆様のMCもいつもながらとても楽しかったです。
 誠さんがいじられていたのはいつものことなのですが、還暦を迎えたばかりの松田さんと、髪の毛を神様に持って行かれてしまったという富倉さんがいじられていたのも印象的でした。そう、5人みんながお互いにいじり合っていて仲が良いんだなって伝わってきてほほえましかったです。
 そうそう、金吾さん最近、時代劇チャンネルで時代劇を観るのにこっているそうで。
 こっている時代劇は私が生まれる前に放送していた時代劇らしく、聞いたことのないタイトルだったので失念してしまいましたが(すみません)観ていてすかっとするのだそうです。
 実は私も時代劇が好きで、「水戸黄門」「大岡越前」など、よく観ていました。どちらも終わってしまって残念です。最近はすかっとするような時代劇がリアルで放送されていないのも残念に思います。しかも我が家はケーブルテレビがないので時代劇チャンネルを観られない。

*と書いたら、今回のライブ参加組の恐妻家さんから情報を頂きました。ありがとうございます。

 金吾さんがハマってる時代劇は「素浪人月影兵庫」です。金吾さんが真似をしていたのは、品川隆二が演じる「焼津の半次」

とのことです。
 そうしたら金吾さんご本人からもコメントを頂いてしまいました。こちらもありがとうございます。

『素浪人月影兵庫』からシリーズが始まって続編で『素浪人花山大吉』が同じキャストと設定でスタート。実は最近まで観ていたのはカラー放送になった続編シリーズ『花山大吉』でした(笑)。お詫びと訂正!

 で、ウィキペリアを見てきましたが、これ両方ともなかなか面白そう~。
 そうそう、金吾さんがまねをしていた「焼津の半次」はどちらのシリーズにも登場していたのですね。

 と、横道に反れてしまいましたが。

 楽しい時間はあっという間で、2-setのラストの曲に。

 ライブの前に金吾さんつながりのFB友達とケーキを食べたのですが、その時、2-setのラストはきっと、「東京 come & goneだよねと話していたのですが、やっぱりそうでした。この時期の定番です。
この曲を聴くと少し寂しくなってしまいますが、大丈夫、まだまだアンコールがある~。

 アンコールの1曲目は「コールドスケッチ」。
 アップテンポの曲なのでみんなで手拍子。昨年10月の大阪ライブで、リクエストに応えて急遽、この曲を歌って下さった事を思い出してとても暖かい気持ちになりました。

 2曲目は「次はアースの曲をやります。初めてやる曲なのでどうなることか。」とのことで始まったのが、アースウインド&ファイアーの「September」。先日、モーリス・ホワイトさんが亡くなったので、その追悼の意味も込めて選曲したのだと思います。みんなでコーラスの部分を合唱して大盛り上がり。楽しい~。

 ここでParadigm Shiftの4人が退場。お疲れ様でした~。

 ステージで一人になった金吾さん、
「ああ、どうしてこう次々とみんな亡くなってしまうのでしょうね。」

 一昨年のダニーさん、昨年の多々良克行さん、そして、今回のライブの5日前にもまた1人。

 私が村田和人さんの名前を初めて知ったのは、カセットテープのCMソング「一本の音楽」がラジオから流れてきたときだったと思います。もう三十数年前のことです。何かとても強い印象を受けたのを思い出します。
 それで、友人の影響もあって少しずつ聴くようになり、「一本の音楽」はもちろん、竹内まりやさんとのデュエット曲「サマーバケイション」や、「Stay the young」など、大好きでした。
 そんな村田さんが、金吾さん、誠さんと2001年頃に「moon kids」というユニットを組んでいたことを知ったのは2年半前、金吾さんのホームページのプロフィールのページででした。
 そこで、何となく親しみもあって、Youtubeの動画で村田さんの曲を時々聴くようになりました。病気で入院されていたこともあったそうですが、昔と全く同じパワフルで伸びやかなボーカル、全国各地で精力的にライブ活動をされていることも耳にし、ああ元気になったのねと安心もしていました。
 ところが、今年2月に入ったばかりの頃、「体調不良のためライブを中止します」という情報が。なのでとても心配だったのですが、こんなに早く訃報が入ってくるなんて。とてもショックでした。残念でたまりません。
 私は亡くなった翌日の朝に友人からのメールで訃報を知ったのですが、その直後にフェイスブックを開いてみると、金吾さんのコメントが載っていました。moon kids再結成の話もあったとか(このことは今回のライブでも少し触れられていました)。そうそう、一昨年春の誠さんとの2人ライブの時、これに村田さんが入ったらmoon kidsなのよねと、一瞬思ったことを思い出しました。moon kidsのライブにも行ってみたかったです。

 と、村田さんの話が長くなってしまいましたが。

 金吾さんのピアノの弾き語りで始まった曲は、「一本の音楽」のさびの部分。びっくりしましたが、感動してしまいました。天国の村田さん、きっと喜んでいらっしゃるだろうなと。
 そしてそれに続いて「Desperado」。
 この曲、私はカーペンターズで知っていたのですが、元々はイーグルスの曲なのですよね。イーグルスも、昨年、メンバーの一人が亡くなったとか。

 そして曲が終わったあと金吾さん、ひとこと。
「みんな元気でいようね。」

 そう、私が今、こうして元気でライブに来ているのは、当たり前のことではないんだよね。奇跡なんだよね。
 これからもこうしてライブに来られるように、元気でいなくては、と強く強く思いました。

 今回も楽しくて素晴らしいライブでした。金吾さん、Paradigm Shiftの皆様ありがとうございました。幸せな気持ちで会場をあとにすることが出来ました。

 次回は一月半後、大阪のMister Kelly'sでのライブに参加予定。楽しみです。((o(^-^)o))

濱田金吾さんの公式ホームページこちらのページより、2016年2月27日のセットリストをご覧頂けます。

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