メモ日記

バイクが好きな人です。
思ったことを忘れないようにメモ。

最終的には全く何が言いたいんだか分からなくなっているけどもうメンドクサイのでそのまま。

2007-08-26 11:28:23 | Weblog
[   知床クジラ観光船 目の前で捕獲見た
(2007年8月25日 Yomiuri On-Line 北海道発より) 

 北海道知床半島沖の根室海峡で24日、ツチクジラ漁をしていた小型捕鯨船(32トン)とホエールウオッチング船が遭遇し、観光客の目の前でツチクジラ1頭が捕獲された。

 捕鯨船を運航する網走市の水産会社「下道水産」によると、クジラは体長約9・4メートル、体重約9トンの若いオスで、同日午前10時50分ごろ、羅臼町の約13・5キロ沖で6頭の群れから捕獲された。

 この際、同町の自然観賞船運航会社「知床ネイチャークルーズ」のウオッチング船(19トン)と遭遇。この船の長谷川正人船長(46)によると、船には観光客など約20人が乗り、捕獲の様子を写真撮影する人もいたという。

 海域のツチクジラ漁は20日に解禁されていた。今回の遭遇について、下道水産の下道吉一社長(54)は「捕獲中のクジラはもがき、船同士が衝突する恐れがある。操業中の接近は自粛してほしい」と話している。一方、長谷川船長は「捕鯨砲の砲手が砲から離れるのを確認したり、捕鯨船から400~500メートルの距離を保ったりして、安全確保を図った」としている。

 水産庁によると、ツチクジラは国際捕鯨委員会(IWC)の漁獲規制対象外だが、同庁が資源管理の観点から国内の捕獲頭数を制限している。今年は66頭の捕獲が許され、網走では4頭が割り当てられている。    ]



この光景って、観光に来ていた側からすると、どう映ったのでしょうか・・・。
確かに、鯨は見れたのでしょうが、彼らはきっと
「鯨が自然の中で雄大に泳ぐ幻想的な姿」
を期待してツアーに参加していたはずです。しかし、目の前で見たのは
「鯨が漁船に捕らえられる極めて生々しく残酷な姿」
だったのです。理論的には、
「あんな大きな鯨が捕まって、引き上げられてる!」
という、感動を与えられるかもしれませんが、そんな感動を期待していた人はいないはず。

参加者の中に子供のなんかいたりすると、結構トラウマになるかもしれませんね。
こういう時には、その日の夜の内にも、すかさず鯨肉料理を食べさせてあげて、
「鯨肉もおいしいね、漁師の人に感謝しなくちゃね。」
とか言わないと、その子供には
「漁師=悪」
という、歪んだ図式が出来てしまいかねません。

「鯨がかわいそう。鯨を食べる日本人は、野蛮すぎる」
という「欧米」各国から非難を受け、鯨の種類によってはIWCより漁獲の制限を受けている日本ですが、ある種の調査によると、鯨を保護しすぎるとその他の海洋魚などの漁獲量が減少してしまう、という報告もあるということです。
ある程度の捕獲は、生態系バランスを保つ為にも行なわれても良いのかもしれません。


荒川にイルカが迷い込み、その後死んでしまったニュースは多くの人々を悲しませました。
なぜ、悲しませたかと言えば、
「イルカ=かわいい生き物」
という図式が成り立っているからに他ならないでしょう。
しかし一方で、日本国内でも、地方によってはイルカを食べる習慣を持つ所もあるそうです。あのかわいくて頭の良いイルカを食べるなんてあんまりだ、とは思うのですが、現実にはそういう事もあるようです。


午前中、東京近辺で上り方面の高速道路を走っていると、牛たちを乗せたトラックに遭遇する事が良くあります。
子牛ではなくて立派な牛たちですが、「ドナドナ」されている場面です。

事故のないように、無事に帰れるように安全運転を心がけている僕らドライバー・ライダーですが、彼ら牛たちにとっては、例えそのトラックが安全に目的地に着いたとしても、待っているのは「死」なのですね。
彼らはみな横を向いて並ばされ、中には荷台から顔を出して高速の風を受けている者もいます。
彼らの人(牛)生の終着点を目指し、ひた走るトラック。
きっとトラックに載せられる際は、他の皆がそうしているようにとても嫌がって乗り込まされたに違いありません。
自然豊かな牧場で生まれ、草や穀物を食べて元気に育ってきた彼ら。
死の前に初めて見る、高速道路の外の流れる景色は、あの大きな瞳にはどう映っているのでしょう。
イルカがそうであるように、牛だってかわいい生き物なんです。
ですので、そういう事を考え始めると、複雑な心境になってしまいます。


僕達は普段、全く意識していませんが、
スーパーで売っているパック詰めされた肉のパーツも、
牛丼の玉ねぎじゃない方の、ビロビロしたうまい具も、
ハンバーガーのパテも、
「肉」と言えば全て、何らかの生きた動物の組織の一部だったのです。
フライドチキンのように「原形」がある程度推測できる形をしていたとしても、
「料理」として食べている以上、「生きた動物」だった事は意識して食べていないですよね。


会社の人達と食事会なんかがあると良く感じる事なのですが、皆平気で食べ物を残し過ぎです。

中華料理など、複数分の料理を大皿で盛られると、料理が例え美味かろうが、最後までは手を付けず、必ず少し残った状態で終了となります。
また、こういう人は割と良くいるようですが、食パンを食べると手に持っていた部分は絶対に食べないで残したりします。

現代の日本人にとっては、食べ物は充分過ぎるほどあるのが当然のようです。
しかし、こういう食文化は間違っていると思います。

もっと、食べ物に対する感謝をもって、戴くべきでは?
と常々思う次第です。

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