今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

うしお汁

2015年11月13日 | 素材
以前、魯山人の本を読んで、鯛のうしお汁の事が書いてあったので、

安く売っていた鯛のアラを茹でて、身(というかホノ肉や、エラの肉、骨の周りの肉、目玉とか大人になって食べられるもの・・・自分は醤油だけで食べて、もし飽きたら酢を入れるが、醤油ONLYの方が魚の味をダイレクトに味わえて、ウマい。素材を活かす事だ。)を食べた後、ザルで鱗(ウロコ)を濾してから、うしお汁を作ってみた。

確か魯山人は魚には魚のダシではクド過ぎるから昆布ダシを(これは昆布ダシを主流としない関東人には得てもいい関西の文化。)使って、鯛のアラを煮て(ボイル)いたので、本に書いてあったように出来る気がする。

丁寧に丁寧にアクを取り、
ギリギリまで塩の量を入れ過ぎないように加減して(迷っている内は未熟だなと痛感)、醤油を入れ過ぎないように、垂らして、半煮立ちさせ、鯛と昆布の旨味を引き立たせたら、引き立ち過ぎて、ネギとか薬味を入れようとしたら、あの強いネギが負けてしまった。

「昆布を出しておいて」と言ったのに他人が戻してしまって、翌日作る時に見たら昆布が入っていたので(驚)、あまり澄んでいないが、長時間入れ過ぎるとスープが濁るし、エグミ出る事もあるし、アクも出る。だが黄金色のスープが↓これぞ鯛の脂質の真骨頂。

これ1杯でお腹いっぱいになる。

まるでブイヤベースみたいだった(喩えが洋食という現代人の悲しさよ)。

豆腐とか入れて、煮込んだら浸みておいしそ~。

もう、お腹いっぱいか。

又、今度、ネギが通用するぐらいにして作ろうっと。

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