寺社縁起研究会・関東支部

@近畿大学東京事務所

HOME

9999年00月00日 | HOME

寺社縁起研究会・関東支部は、寺社縁起に関する研究発表・資料紹介を中心に、1998年4月から13年間、早稲田大学にて例会を開催してきました。
2011年4月、関東支部代表者である藤巻は近畿大学へ転任いたしましたが、近畿大学東京事務所を会場として、東京での活動を継続しております。
寺社縁起とその周縁をめぐる種々の問題に関心をお持ちの方の参加を、心よりお待ちしております。

例会案内     例会履歴

 連絡先

【研究会事務局】
大阪府東大阪市小若江3-4-1
近畿大学文芸学部・
藤巻和宏研究室
fujimaki◆kindai.ac.jp
※メール送信の際は◆を@に置き換えてください。

【例会会場】
東京都新宿区四谷1-5
近畿大学東京事務所

次回例会のお知らせ

2012年05月15日 | 例会案内

次回の例会は、7月か8月に開催する予定です。
詳細は、決まり次第お知らせいたします。

第107回例会

2012年05月12日 | 例会履歴

2012.05.12 近畿大学東京事務所

【研究発表1】「二尊院縁起絵巻」について―作品紹介とその特質―  土谷真紀

【要旨】京都府・二尊院に所蔵される「二尊院縁起絵巻」(全二巻)は、16世紀半ばころ狩野派によって制作された絵巻である。美術史の領域において、本絵巻に関する専論はなく、狩野元信研究や室町絵巻研究のなかで触れられるに過ぎなかった。発表では、まず本絵巻の紹介をおこない、画面と内容構成について考察する。本絵巻の内容は、二尊院の草創から絵巻制作時(室町時代半ば)に至るまでの寺史が軸となっているが、詞書には記されないにもかかわらず、詳細に描き込まれる段がある。今回は、下巻第五段に描かれる武家行列と下巻第八段の巻末に配される「米俵を運ぶ人馬」の描写について分析を試み、本絵巻が、初期狩野派の絵巻であると同時に、応仁の乱以降、盛行をみた室町期の寺社縁起絵巻の一翼を担う貴重な一例であることを提示したい。

【研究発表2】中世大和長谷寺の造営と律家  大塚紀弘

【要旨】長谷寺は創建以来、9回ほど大火を経験しており、本尊十一面観音立像および観音堂の焼亡も7度に及ぶ。その際の再興事業については、関係史料の豊富な室町後期を中心に、先行研究で追究されており、寺内の安養院や往生院、さらに本願院が、勧進聖の拠点となったことが指摘されている。ただ、勧進聖や彼らの集住した院家の性格については、未だ検討の余地が残されているように思われる。そこで本報告では、平安後期から鎌倉中期にかけての3度の再興事業に注目し、その経過を跡づけるとともに、勧進聖の集団が中世の長谷寺で果たした役割について考察したい。

日沖敦子著『当麻曼荼羅と中将姫』

2012年02月26日 | お知らせ

名古屋市立大学の日沖敦子さんからの依頼により、
新刊の御著書『当麻曼荼羅と中将姫』(勉誠出版、2012)のご案内を掲出させていただきます。 

> いつもお世話になっております。
> このたび、拙著『当麻曼荼羅と中将姫』を刊行させていただきました。
>
> 日頃、学会・研究会をはじめ、御論文等で
> 御教示いただいている皆さまにお送りしたく思いながらも、
> なかなか厳しく、難しいところです。申し訳ありません。
> 失礼を承知で、もし、御購入を検討いただける方がおられましたら、
> (大学や公共図書館などでの御購入を含め)、
> 下記の連絡先まで、御連絡いただけますれば幸いに存じます。
> 著者割2割引で出版社よりお送りいたします。
> 今後とも、御指導御鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
>
> 日沖敦子  hachihime8◆ybb.ne.jp
 ※メール送信の際は◆を@に置き換えてください。

--------
日沖敦子著『当麻曼荼羅と中将姫』目次

(論考篇)
序章  中将姫説話と民衆の信仰のかたち

第一部 中将姫説話と物語絵
第一章 浄土憧憬 ―檀王法林寺蔵「中将姫臨終感得来迎図」をめぐって―
第二章 当麻曼荼羅と中将姫説話 ―物語絵の享受―
第三章 在米の奈良絵本・絵巻 ―お伽草子『中将姫』について―
第四章 中将姫説話の展開 ―当麻寺中之坊蔵「中将姫絵伝」を端緒として―

第二部 当麻曼荼羅の制作と説話・縁起の生成
第五章 当麻曼荼羅と比丘尼 ―『月庵酔醒記』所収説話を端緒として―
第六章 禅林寺所蔵「当麻曼荼羅」由来譚とその周辺 ―『月庵酔醒記』所収説話における「肥後」の地をめぐって―
第七章 当麻曼荼羅の修復と制作 ―『新著聞集』に見る曼荼羅説話の展開―
第八章 曼荼羅の由来と縁起 ―愛知県江南市日輪山曼陀羅寺の事例を通して―

第三部 僧と民衆 ―民衆の信仰のかたち―
第九章 髪繍当麻曼荼羅と空念 ―近世前期の一僧侶の活動とその意義―
第十章 髪繍に込めた祈り ―漂泊僧空念の歩み―
第十一章 光世と彫刻当麻曼荼羅 ―近世前期における当麻曼荼羅享受の一形態―

(資料篇)  
(翻刻)檀王法林寺蔵『当麻踟供養図記』
(翻刻)ボストン美術館蔵『中将姫』

「文化的記憶」としての八幡縁起の絵画化―その古為今用

2012年02月08日 | お知らせ

東京文化財研究所企画情報部より、以下のご案内をいただきましたので、掲出いたします。

--------
各位

東京文化財研究所企画情報部では、下記の通り、メラニー・トレーデ氏(ハイデルベルク大学教授、ミシガン大学トヨタ客員教授)による講演会「「文化的記憶」としての八幡縁起の絵画化―その古為今用」を開催いたしますので、お知らせいたします。

●日 時:2012年3月5日(月)午後2:00〜5:30

●場 所:東京文化財研究所 地階セミナー室

●申し込み・詳細:添付ファイルまたは下記のサイトをご参照ください。
http://www.tobunken.go.jp/~joho/20120206.html

第106回例会

2012年02月03日 | 例会履歴

2012.02.03 近畿大学東京事務所

【研究発表1】慶政の書写活動―『伝屍病口伝』『辟鬼珠法』の奥書から―  太田有希子

【要旨】橋本進吉が「慶政上人伝考」(『大日本仏教全書』第73巻)の中で『伝屍病口伝』『辟鬼珠法次第』の奥書を紹介して以来、これらは慶政の伝記研究において必須のテキストとなっている。しかしながら、これらのテキストに言及する先行研究の多くは、慶政の学問や血脈を論じるものばかりで、管見の限りでは、テキストそのものを本格的に扱った研究はまだない。そこで本発表では、まずこれらのテキストについて詳細な検討を行い、そこから慶政の書写活動の一端を明らかにしてみたい。

【研究発表2】地震災害に関連した奉幣使告文―付・四天王寺を襲った守屋の亡霊と津波―  松本真輔

【要旨】本発表は、大地震に関連した寺社への奉幣使派遣とそれに伴う告文の内容についての検討を目的とする。中心となるのは貞観十一年(869)に発生した東北地方の地震である。告文は同時期に発生した新羅の海賊と合わせて日本の脅威を説いており、自然災害とあわせて所謂「護国」思想の問題とも密接に絡み合っているものと思われる。発表者の関心は聖徳太子信仰の中心地の一つである四天王寺において新羅調伏思想が現れる問題にあり、その淵源となる時代背景についての整理を試みるのが本発表の目的である。また、地震災害に関連して、中世の聖徳太子伝に現れる四天王寺の津波襲来伝説についても触れてみたい。

東京事務所四谷復帰

2011年12月21日 | お知らせ

耐震工事のため外苑前に一時移転していた東京事務所は、12月21日より四谷に戻りました。

水門の会・東京例会 渡辺信和先生追悼シンポジウム

2011年12月11日 | お知らせ
大東文化大学の藏中しのぶ先生からの依頼により、水門の会・東京例会のご案内を掲出いたします。
故渡辺信和先生の追悼シンポジウムです。
 
----------
水門の会 東京例会
―渡辺信和先生に捧ぐ― 仏教文学研究の軌跡
 
日時:2012年1月8日(日) 13:00〜18:00
場所:大東文化会館ホール(東武東上線「東武練馬」駅下車2分)
 
総合司会  群馬県立女子大学 安保博史
開会の辞  大東文化大学 寺村政男
 
『日本霊異記』における仏教迫害説話について  大東文化大学(非) 藤本誠
聖徳寺蔵浅井了意資料の意義  慶應義塾大学 石川透
『容斎随筆』における歴朝人物評  日本女子大学 三田明弘
聖徳太子の観相  渡辺信和/国文学研究資料館 相田満
磯長聖徳太子廟の「廟崛偈」をめぐって  早稲田大学 吉原浩人
東大寺縁起の行基像の問題点  大正大学 米山孝子
思渓版大般若波羅蜜多経・沙石集―渡辺氏への報告―  実践女子大学 牧野和夫
 
閉会の辞  大東文化大学 藏中しのぶ
 
懇親会
 
 
水門の会事務局
〒175-8571 東京都板橋区高島平1-9-1 大東文化大学外国語学部寺村政男研究室
 
水門の会ホームページ

第105回例会

2011年12月03日 | 例会履歴

2011.12.03 近畿大学東京事務所(外苑前)

【研究発表1】宝珠院の所蔵資料について―三宝院流との関わりを中心に―  藤巻和宏

【要旨】今年の6月より、大阪市北区の菅原山天満寺宝珠院の調査を開始した。現在は真言宗御室派に所属する寺院で、かつては大阪天満宮の神宮寺であったとも推測されている。近世に作成された縁起によると、空海により建立され、菅原道真とも関係があったということだが、草創期の詳細を伝える資料はない。時代はくだり、応永三年(1396)に摂津国豊島郡と大和国添下郡を寺領として寄進されたことや、山科言経(1543-1611)・古田織部(1544-1615)・藤原惺窩(1561-1619)ら著名な文化人との交流などが、資料から断片的ながらも指摘されている。調査を開始してまだ間もないが、現在までに明らかとなったことを、特に真言密教三宝院流と関わる資料の存在を中心に報告する。

【研究発表2】室町期の公家と勧進帳―中原康富を中心に―  伊藤慎吾

【要旨】室町期は寺社の修理・再興が頻繁に行われていたが、その際、多くの場合、当該寺社の縁起とともに修理・再興の趣旨を綴った勧進帳が作成された。これらには、終始、内部で作られるものもあれば、外部に依頼するものもある。依頼する先の多くは公家衆であった。その中でも文章や書道に巧みな公家に集中する。さて、中原康富は15世紀中葉の公家であるが、やはり文章をよくし、勧進帳を数通綴っていることが確認される。本発表では中原康富を取り上げることで、寺社がどのように公家に依頼し、どのような関係から草案・清書の担当が決められるのかを考えてみたい。

松崎天神縁起絵巻七百年記念 防府天満宮展―日本最初の天神さま

2011年10月13日 | お知らせ

学習院大学の土谷真紀さんからの依頼により、防府天満宮展のご案内を掲出いたします。

> 近年修理の完了しました「松崎天神縁起絵巻」の鎌倉本が陳列されております。
> また同絵巻の室町本も併せて展示され、松崎天神縁起絵巻の全容がわかる
> 展覧会となっております。

とのことです。

--------
防府天満宮展のご案内



松崎天神縁起絵巻七百年記念 防府天満宮展―日本最初の天神さま

会場    山口県立美術館
日時    2011年 9月22日(木)〜11月6日(日)
      展示替えあり(後期は10月18日より)
開館時間  9:00─17:00(入館は16:30まで)
休館日    月曜日 ※10月10日は開館、翌11日休館
観覧料      一般1000円(800円)/シニア800円(600円)/学生800円(600円)

展覧会HP http://www.yma-p.jp/index.html

巡礼記研究会・研究集会のお知らせ

2011年10月12日 | お知らせ

本研究会とは直接の関係はございませんが、
10月23日(日)の巡礼記研究会・第8回研究集会のお知らせです。

巡礼記研究会 第8回研究集会

第104回例会

2011年08月01日 | 例会履歴

2011.08.01 近畿大学東京事務所(外苑前)

【研究発表1】『粉河寺縁起』の構成と受容―奥書に見る書写者と書写地・信仰・時代背景―  土橋由佳子

【要旨】三十三話の構成をもつ長禄二年(一四五八年)書写『粉河寺縁起』(続群書類従所収)の奥書には、『粉河寺縁起』を書写した人物名をそれぞれ「明徳四年」「応永十九年」に記している。これは、同構成でなる『図書寮叢刊 諸寺縁起集』(底本・宮内庁書陵部所蔵・伏見宮家旧蔵本)に収められた宝徳四年(一四五二年)後祟光院貞成親王書写の『粉河寺縁起』にはない。そこで本発表では、『粉河寺縁起』の構成に見る特徴にふれつつ、続群書類従本の奥書に見る人物、書写された場所を追う。さらに伏見宮家旧蔵本の書写年の背景も含め、縁起書写・生産の場とともに、粉河寺信仰などの周辺と受容について考察する。

【研究発表2】匂いをめぐる身体経験と信仰について  吉村晶子

【要旨】「聖なるもの」が何であるのかは、周知のとおり長きにわたる議論が重ねられてきたテーマである。発表者はこれまで、〈匂い〉という身体経験を足掛かりに「聖なるもの」が聖者と人びととの関わりのなかでいかに立ち上がるのかを考えてきた。聖者と人びとの間に立ち込めた匂いは、聖性の確信を与える「奇跡」の経験として共有されるが、こうした匂いの交感ともいえる奇跡は、匂いをめぐる人びとの日常経験に根差した側面がある。日常と聖なる世界とを結ぶ経験の回路は、奇跡や聖性の真実性を増幅し、それを伝え聞いた人びとにも、自らも経験したいという欲望を生み出していく。こうした共感や羨望のまなざしが、日本の古代から中世の信仰を語るテクストのなかで、どのように機能しているのか。『今昔物語集』『宇治拾遺物語』をはじめとした説話や縁起などから、匂いを題材にした語りを扱い、聖なるもの、あるいは穢れと身体経験とのかかわりについて考察してみたい。

特別公開 重要文化財「當麻寺縁起-上巻-」

2011年07月13日 | お知らせ

奈良県葛城市歴史博物館からの依頼で、
特別公開 重要文化財「當麻寺縁起-上巻-」についての情報を掲出いたします。

-----
特別公開 重要文化財「當麻寺縁起-上巻-」 について【ご依頼】
この度、当館では標記のとおり企画展を開催します。
本展では、當麻寺から明治42年に奈良国立博物館に寄託されて久しい、本縁起絵巻三巻の内の上巻が、1ヶ月間、地元葛城市歴史博物館への里帰り展となるものです。
また、今回も巻替えにより、上巻全ての内容をご覧いただけるまたとない機会です。

絵巻の内容は、當麻寺の草創に関する話ですが、7段ある構成中、「壬申の乱:672」の事象が3段にわたり描かれています。宇治拾遺と内容も似ていて興味あるものと思われます。また、近江勢多の合戦図も描かれ、壬申の乱が絵画作品に描かれる例も珍しく、貴重な作例と考えられます。
長さは22.7m。絵は土佐光茂、詞書は後奈良天皇ほかの寄合書。室町時代の大和絵の一典型と評されます。
公開日は本年7月16日〜8月15日。場所 葛城市歴史博物館。普段、観覧機会の少ない、本作品を多くの方にご覧頂きたく、お知らせ致しました。どうかよろしくお願いします。担当:吉岡 :葛城市歴史博物館 住所:奈良県葛城市忍海250-1〈近鉄忍海駅下車3分〉. 電話0745−64−1414。【休館:火曜日・第2・4水曜日】 入館料200円

東京事務所一時移転

2011年06月28日 | お知らせ

例会会場である近畿大学東京事務所が、耐震工事のため7月5日から12月中旬まで、下記の場所に移転します。
〒107-0061
東京都港区北青山2-7-25 神宮外苑ビル3階

よって、8月の例会はこちらで開催することになります。

佛教文学会創設五十周年記念大会

2011年05月14日 | お知らせ

本研究会とは直接の関係はございませんが、興味のある方もおられるかと存じますので、佛教文学会・創設五十周年記念大会(5月28・29日)についてお知らせいたします。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/bukkyou/index.html