遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

アダム・レオン監督『浮き草たち』(2017年)

2017-12-20 18:51:12 | NETFLIX/Amazon/UNEXT/Apple TVで観た

2017/12/20

兄の代理で運び屋を引き受けたダニーが、運転手役の女の子エリーと仲良くなっていく話。

エリーがとてもかわいいので、いかにも気の弱そうな彼でも一歩踏み出せる。

ダニーの母親は、真面目に働いている弟より、犯罪臭しかしない兄のほうが可愛がっている。

不合理だけど、ありがちな話。

女の子のほうもそこまで具体的には語られないけど、普段ひどい生活をしていることが匂わされている。

「SUVに乗っている=クソ野郎」という価値観と、「悲しみに慣れる訓練」という印象的なフレーズ。

2人は、クソみたいな現状にケリをつけたいという目的で意気投合する。

その過程の描き方が丁寧。

その丁寧さが原因なのか、結構悪いことしてるんだけど、きちんと二人に感情移入できるようになっている。

底辺の二人が、新しいスタートラインに立つ話で、『キッズリターン』を思い出した。

※そのかわいい女の子を演じたのは、グレイス・ヴァン・パタン。

コメント
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