情熱×行動!全力で一瞬を生きる! あなたの感動応援団 遠藤隆一のブログ

=日常の生活や仕事、あきチャレにある様々な幸せ、気付き、自分の思いを日々綴っていきます。=

第5回あきる野自然塾 応援ありがとうございました

2016年08月14日 08時06分58秒 | Weblog
『熱い夏をありがとう。また来るね』
第5回あき塾、
9日から本日まで全ての行程を修了しました。
関係された方、ご協力いただいた方、こちらを目にされた方、
物心共に様々な支えがあって、今日を迎えることができました。ありがとうございました。

==最終日の模様は、後ほどアップされます==
こちらには大きく載せることはしませんが、
全員元気にゴールできたことだけは記しておきますね。

=ここからは、あき塾の主旨や概要に関する簡単な説明と私なりの意見となります=
~多少長文となりますので、興味のある方はお付き合いください~

《ない世界が教えてくれること》
わたしは、
あき塾を『ない世界』と称することにしています。
エアコン、扇風機、ゲームにテレビ、スマホ、
喉が渇けば飲むことのできるジュースもない。
周りにはご家族やお友だち、支えてくれる人たちもいない。

ですが、
あき塾には日常のものがたくさん『ない』、
非日常的でシンプルな生活が5日間続くだけです。

不自由で、不満も不安もあるあき塾、
その先に何が待っているのでしょう。


《離れると、なくなると、
    周りの【ある】ありがたみに、そっとそっと気付いていく》

あきる野の自然のなかでの協同生活、家庭だけでは限界があります。
時に叱り、時に共に笑い、時に共に泣く、
共に歩き、共に感動する

子どもたちの成長のポイントとして、
親《上》友だち《横》だけでなく、
学生スタッフのような《ナナメ》の他者も必要だと考えています。
そして、そのナナメの関係性にある他者が、
優しさ一杯で子どもたちをそのまま受け入れる母性的な側面と、
集団での生活や規律を守りながら、自立《自律》を促す父性的な側面などから、
自分自身のものさし《自分が伝えることや判断の根拠》を持ち合わせ、
子どもたちをサポートしていくのです。

子どもたちはお客様《もちろん、事業としては対象者》ではなく、
共に育つ仲間であるといっても言い過ぎではありません。

もちろん子育ての経験もない学生スタッフですから、
毎日が一瞬一瞬が決断の連続です。
またその決断が後悔を生むこともあるかもしれません。
不安と迷いのなかにいたとしても、
子どもたちの心に寄り添う、寄り添えるのは、
学生スタッフだけなのです。

ですから、
学生スタッフは
・《ない世界》で、
 何を感じたのか……
 何を見つけたのか……
 
・自分自身の生きていくなかでの心棒《軸》が
ここでの言動のベースであります。

ここでのシンプルな生活は、
一見すると試練や苦労、不自由の連続です。
ですが、
上記の経験から導き出される小さな気付きのタネは、
そっと子どもたちの心の中にも生まれることになります。
そして、
ここでの5日間における他者からの献身的なサポートで、
そっと芽を出すことになるのです。

《みんなとだから〔できた〕、
   その力は一人ひとりの中に、確実にある》
これを終えたとき、ほとんどの子どもたちが、
『辛いこと、大変なこともあったけど、みんなと一緒だったから乗り越えることができた』と言葉にします。

たしかにそれも事実ではありますが、
山を登り、川を下り
5日間を歩き抜き、生きてきた
その力は、子どもたち・学生スタッフ一人ひとりの中にあるのです。

皆との生活、
皆との励ましあい、支えあい、かかわり合いで
そこに気付き、その存在を信じることができた時、
自分を、自分の力を信じることに繋がるのだろうとおもうのです。

『自分でもできる。』
『やればできる』
『目標までの道のりは遠く険しいけど、
 この一歩をかさねていくことで、きっとたどり着く』

もしかすると、
こういった気付きに特化した時間は、
学校生活や日常生活ではあまり存在しないかもしれません。
これこそが、
これからを生きていく、
生き抜いていく力になっていってくれると嬉しく思います。

【生きていく】という主体的な生き方も、
周りがあって【生かされている】ことに感謝をし、
その気持ちで【生きていく】わけです。

そして、
このあき塾はそういったところをこれからも伝えさせていただく存在でありたいと、あって欲しいと心から願っています。



最後に……

このあき塾は、私たちだけで作り上げられるものではありません。
私たちは、教育のプロでもありませんが、
あきる野の自然やたくさんの人の中で子どもたちを育てていくことは、
とても重要だと確信して、これを展開しています。

最前線の学生スタッフはもちろんのこと、
あき塾のコンセプトをご理解した上で、
我が子を旅に出すおうちの方々、
そしてこちらを見ていただき応援してくださる皆さんと共に、
ここでの、この歩みを重ねていきたいと思っています。

そして、
私も次のステップへと移る覚悟もできました。
何かを掴むためには、
その手を離さなければいけないのです。

生涯成長。を目標にしている今、
私も同様に学び続ける気持ちと行動でありたいと、
学生スタッフや子どもたちから学ばせていただきました。

先にある光に向けて
歩みを重ねて生きたいと思います。
いつ辿り着くか、
本当に辿り着くかはわかりませんが、
一歩一歩を重ねれば
目的に辿り着くことを
あき塾が教えてくれました。



今後とも、
どうかどうかあきる野自然塾をよろしくお願いします。