時のそとがわ

毎朝の新鮮な風を頭の方にも通し、なるべく悔いのない夜を迎えたいと思い、日々感じる事をまとめています。

おばさん雑記「時のそとがわ」その340

2010-12-05 16:12:24 | Weblog
その340
★ TV[ニュース解説‘眼’]で神保哲生氏が…日本の裁判員制度と米国などの陪審員制度の違いやその問題点…を挙げていた。 つまり裁判員制度では「市民参加」の意義が十分には生かされないと。…審議に3人のプロの裁判官の参加があるからどうしても影響を受けるだろう…と。 また陪審員は量刑まで決めない。…有罪か無罪かだけ。
この度 少年事件の裁判員裁判として始めて死刑判決が下された。 死刑のことでは犯罪防止効果は認められないとも聞いている。 罪を償うとは果たして「眼には眼」をもって報いてもらうことだろうか? 日本では仇討ちを国が替わってやっているのかもしれない。
少し話が変わるのだけど、イエスや吉田松陰、幸徳秋水も処刑されたが、彼らが不幸とは誰も思わない。でも悪意ある犯罪での死刑は不幸の極みに思えてしまう。…他人からは勿論、自分自身も自分を全く評価できないだろう。(←おばさんは被害者になったことがないので…こんな事言えるんだろうと思います。)
本来は人は 人の役に立つことを喜ぶように出来ているのではないかと思っている。 
でも自分を守る為、蹴落とされぬ為、一線を越える時(犯罪を犯す)時は 多分自分に都合のいい言い訳をしているのだろう。  それでもやはり、無意識の奥までは騙し切れないはず…と思う。                    この 犯罪者となる不幸には様々な因があるのだろうが、おギャーと生まれた時から悪人…というのも考えられない。 すると 教育次第では、少しは現状を変える可能性もないとは言えないだろう。 つまり、あれこれアイデアを捻ったり、自分の考えを纏めて発表して批評を受けたり…の自由研究は、社会的な人間を育てる教育にもなるのでは?…と考えられる。        犯罪者は自分に都合のいいたった一つのものの見方しか持たない…と聞いたことがある。 複眼的な、或いは距離を置いた視座が持てれば犯罪を止める力になっていかないだろうか?

★ 先日のパックインジャーナルで田岡俊次が「特別会計を一旦全て廃止し、一から必要経費を考えたら?」と♪ どうせなら全部一般会計にしてしまえないものだろうか?

★ 先日の田中宇ニュース解説は興味深く読んだ。 残念ながら実はこれ 会員のみ閲覧可。…でも面白い点を少し拝借…  まず「外交官は洋の東西を問わず名役者あるいは高級詐欺師であることを求められる」。そして米国の諜報機関が騙されて金を持ち逃げされ(故意に騙された可能性もある)、これでサウジが仲裁役を降りたが、降りた理由は無論別に作った。→国際政治に関する発表ものはこうした「理由」の歪曲が多い。さらにアフガンの米国離れの話。→アフガンは中国とロシアと中央アジア諸国で構成する上海協力機構にオブザーバー参加と。それからNATOは、冷戦時代にソ連と対峙するための、また米国が欧州を軍事的な傘下に入れるための組織。だが冷戦後存在意義が低下。11月中旬リスボンで開かれた年次総会ではNATOが、かつて敵だったロシアとの関係を改善。そしてロシアとその傘下の中央アジア諸国や上海機構に、アフガン占領を助けてもらう方向とも。

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