時のそとがわ

毎朝の新鮮な風を頭の方にも通し、なるべく悔いのない夜を迎えたいと思い、日々感じる事をまとめています。

おばあさん雑記「時のそとがわ」 その851

2017-02-23 14:50:09 | Weblog
その851
★ アーサー・ビナードさんのお話「アーサー・ビナードの駆けつけ英語」を聞いてきた。  …改めて ビナードさんは視野が広く、先の読める人物と思い知った。
お話は「造語」について。 まずはアーサーさんが日本行きを思い立ったきっかけから…。  英語はアルファベット26文字、日本語はひらがな カタカナ、そして漢字(無限?)と知った時。
ご褒美付問いが時々…、「駆けつけ警護」の「駆けつける」~は、英語で何という?~の質問も。 (確かに「‘駆けつけ’3杯」という 遅刻者に対する罰があるけれど、いわゆる‘罰’…というよりは 温かみを感じさせる‘からかい’の方?)   結局、‘駆けつける’に相当する英語は 無い~と。
ではこの‘駆けつけ警護’はアメリカで、何と言われているのか?   …答え~「Rush to the resucue(so called  kaketuke keigo)」~。
アーサーさん~「造語(coin a word…←因みに~売り言葉に買い言葉~なんて日本語も)には、2種類ある~と。   ①騙すため そして ②本質を伝えるため。(もっとアーサーさんは、色々な言葉を沢山並べてたけど…)」。     本質を伝える方の例として、あのルイ・アームストロングの「♪What a wonderful world」のアーサー訳~「はじまりの日」。  そして、宮沢賢治の「雨にも負けず」の英訳~「Rain won′t」。  …なるほどね!
☆ …世界はあっという間に狭くなった。  すぐに宇宙時代へ突入…地球を外側から見る時代はすぐそこ。    …青く輝く美しい星? “気候変動”を、たしか西欧の方では「気候危機」と言ってる(?)。    言葉もまた、外側から見直さなければ…。   
☆ 以前はおばさん、宇宙、科学、自然、不思議…そして立花隆やコナン・ドイルなど、多くの著名人の超常体験談や現象話 に魅かれ、変な?研究を面白がってた。     例えば大腸菌を見続けている人のこんな話 ~「強者の中に、どうしても ほんの少しの弱者が“必ず”生き残ってる」~。 つまり 適者だけがいては駄目みたい。 様々な強者と弱者が共存して行く事がサバイバルと。
因みに あの“シュタイナー教育”のルドルフ・シュタイナー(1861~1925)も多分‘…体験者’?例えばシュタイナー、こんな話をしてた ~「カントは、『私に物質を与えてくれたら、そこから世界を作ってみよう』と言ったことがあった…(が)…彼は世界を作る事が出来ないだろう」~「世界は、波立つ色彩から創造される」~「物質存在が、圧縮された光に過ぎない様に、地上の、どれ程異なる魂的現象も、全ては“愛”の様態、“愛”の多様な変形(←どんな魂の働きも、何らかの仕方で変形された愛)に他ならない」~「愛と光は、すべての地上存在を貫通している二大要素、二大存在。 魂的な地上存在は愛、外的な地上存在は光」~と。  (つまり どちらもエネルギー)

★ トランプの米国で、白人至上主義者が人気者になってる~との番組が。 …多分彼らも、自分の目からしかモノを見ようとしない人たちだろう。 だが簡単に責められない。 外側から入って来た様々な人たちによって、暮らしなど大切なものが奪われている現実がある。 だが もうちょっと先を見れば、AIが半分近くの仕事を奪っているはず。  すると、税金は? そもそもお金はどうなってるかさえ、わからないのでは?     AI時代に向けた‘ベーシックインカム’構想の様だが、'ベーシックライフ’(日本なら‘ベーシックライフ25’←憲法25条)の方を考えねばと思う。

おばあさん雑記「時のそとがわ」 その850

2017-02-16 15:45:44 | Weblog
その850
★ “グローバリズム”の言葉の意味を、おばさん、取り違えてた…。(グローバリズムって~それぞれの国の特色を生かし合いながらWINWINに協力し合う国際関係…と。) 逆にグローバル化で、多様性は失われてしまう。 国ガラ無視の新自由主義、TPPなどが、まさにグローバリズム~と。
今にして思えば、この国にもどんどん移民、難民の人達がやって来て、やがてこの国らしさは失われていくのでは…の予感はおばさんにもあった。それが時の流れか…と。  (日本で生活しようと海外から入ってくる人達には、この国の文化を学び、守っていく努力をお願いしたいと、切に思う。 勿論、それぞれ自国の文化も大事にしながら、この国の中に 上手く溶け込んで行って欲しい。)
とにかく、国ガラが世界的に一色に統一されていくなんて、そんなの無理。  国民である人間ひとりひとりに個性があり、金太郎飴になって行ける訳がないのと 同じ。(KYしてる…させられてる?けど) 
また一方で、「アメリカ ファースト」のような“一国至上主義”も、続く訳がない。  
お互いに蹴落としたり、無視したりでは失うものが多い。  “助け合い”“協力し合い”の関係を築いていく方がよほど得。 国と国も同じ。 ただ支配者にとっては、敵が居るほど好都合、有難い。 …しかし事のはずみで?戦争なんか始まってしまったら、一体どれ程の損失が将来に渡り積み上がる事になるか…?  …まさに、庶民の“不断の努力”が問われる。
金子勝氏ツィッターに三菱重工の事が。 https://goo.gl/iaAZNy  ←(~三菱重工の自社紹介、~陸・海・空すべての分野で、最先端技術をを駆使した装備品 の開発・生産・運用支援を通して、わが国の安全保障に貢献しています。~との宣伝文句)~・・・原発損失、豪華客船失敗、MRJ納期遅延の泥沼化する三菱重工が「防衛」と称する軍需傾斜を全面的に強め始めた~と。
また孫崎享氏のツィッターには、あの伊丹万作氏の、~・・・平気で騙される国民なら、また 何度でも騙されるだろう・・・~が紹介されてた。       そう、マスコミの問題も大きい!

★ 先日 ロボットに“遊び心”は生まれるか?…と書いたが、おばさんは “遊び心”は人間特有ではないかと、一応思ってる。(←確信は無い)   
実は 研究心も 様々な意味での探検心も、そして‘学び’を求める気持ちも、一種の“遊び心”では と思ってる。   
ライアル・ワトソンが‘ネオフィリア’(新しもの好き)を書いていた。  未知・未踏の何か への思い、‘謎’に魅かれる心…。      …もう一度、アインシュタインの言葉を聞いてみて。
~「私たち人間が体験できる最も美しいものは、神秘な現象である。  それこそが真の意味の芸術、科学の根源である。  神秘感を持たない人、すなわち自然に不思議を思わず、畏敬の念に心を奪われない人は死人も同様である。」~
芸術教育は要らない~とか言った方もいたっけ…。  辺野古の海、南アルプスの自然を破壊する事に何の呵責の念も感じない人たちが、この国を“支配”し、勝手に憲法も変えようとしている。
☆ 小学校までの読み書き算盤(コンピュータ)教育が終わったら、仲間との自由研究・活動そして発表会を。(先生はアドバイザー・相談役。 大学の先生方、様々な専門家の協力も)
ただ、“縄張り本能”を抑える事だけは、中学からも“教え”込まないと。 もう宇宙に羽ばたいていく時代だ。

おばあさん雑記「時のそとがわ」 その849

2017-02-09 19:21:50 | Weblog
その849
★ 日本国憲法は、残念ながら生かされていない。
第一に、私達は憲法第3章(国民の権利及び義務)の 12条も 実現できていない。
(12条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。又、国民は、これを乱用してはならないのであって、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ)。 
…私達は日本国憲法を学んだろうか? もしかして読んだ事すらなかったのでは? (私達が日本国憲法で知っていることと言えば 平和憲法としての9条…くらいだったりして?)
後半に出てくる“公共の福祉” の言葉は、他に13条、22条、29条に出てくる。    この言葉、自民党草案では“公益及び公の秩序”に入れ替わっており、また 草案22条では~公共の福祉に反しない限り~の言葉が、そっくり抜け落ちている。(「公共」は、私たちを含む社会全体に関する事で、ウィキのhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E5%85%B1 に。    一方で「公益」の方の「公」は、政府、役所、国家のこと~とある。  自民党草案での「公」は「国」…国益~の色合いが濃い…のでは? ←いまだこの国は 中央集権体制、地方分権にはなってないのだもの)
25条の~健康で文化的な最低限度の生活を営む権利…~については、結構耳にしていると思う。だが13条の、 ~すべて国民は、個人として尊重される…~が、自民党草案では ~人として尊重される・・・~と「個」が抜けている事は 目を光らせておきたいところ。 
(第1章は“天皇”  第2章は“戦争の放棄”9条)
因みに 第1条  現行憲法では ~「天皇は、日本国の象徴・・・」 が、自民党草案では~「…日本国の元首・・・」。 又、第3条は様変わりし、「国歌及び国旗」の条項となり、~国民の国歌、国旗の尊重義務が2項に記されている。     他に、日本国憲法にない「元号」の条項も。
天皇が“生前退位”の意向を示された事で、改憲勢力は慌てたろうと思う。      取り敢えずは~一代限り~としておいて、改憲を…と 一層の熱を入れたいところだろうと思われる。

★ 年金積立金がアメリカなど、海外インフラ投資に使われる話は、私たちにとって許しがたい事…と、庶民は感じてるんじゃ…?      田中宇氏の国際ニュース解説でも 少しこれに触れている。 ~日本の年金基金は、トランプの米国インフラ投資策に巨額の投資をする方針を決めた。   中央銀行のバブルを指摘してきたロンポール元下院議員は最近「18-24カ月以内に米国で金融危機が再燃しそうだ」という予測を発している。 トランプのインフラ整備に便乗する対米投資は、いずれきたる金融危機の中で大損する危険を抱えている~。   因みに 田中氏 こんな事も  ~米国から日本(など従属諸国)に対する経済的な要求は、従来より厳しくなるだろう。そして、要求に応えられなくなったり言い返したりする国から順番に、対米自立を迫られる~…。
☆ 日刊ゲンダイ2月8日 「安倍支持者カンカン 内閣府『米国訪問事業』に“裏の狙い”」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/199114 
↑内閣府主催の「歩こうアメリカ、語ろうニッポン」事業の事で…。

おばあさん雑記「時のそとがわ」 その848

2017-02-05 19:35:09 | Weblog
その848
ロボットは“遊ぶ”か?   多分、“遊び”そのものを考案したり、それで遊ぶことも出来るとは思うが、“遊び心”…は、生まれるだろうか?
4日のネット配信「デモクラTV:本会議」で、やはりこの話題…「AI時代、私たちの仕事は…?」 が出て来た。    その時代に対応する為に考えられたものに“ベーシックインカム”がある~とも。   
しかし勿論、本格的なAI時代へと一足飛びに突入することはないし、さらにAI時代への対応は、一筋縄でいかないことも、容易に想像できる。 …もしかして社会そのものが すっかり様変わりしてしまう可能性もあるのではないかとも…。  “お金”さえ、 その頃にあるのかどうか、よくわからない…とも思う。 
しかし、AI時代への流れには おそらく抵抗できないのでは?   
(だが この国の現在の政権は、嘘を重ねた時代錯誤の独裁支配体制作りを進めていて、その為の道具としてのAI利用を もしかして必死で考えているかも…(←AIに仕事を奪われる庶民の暮らしなどは無視…で。)「本会議」で竹信三恵子さんが言っていた様に、まずは労働基本権とかワークシェアリング体制作りを急がねばと思うが、やはり同時に、今すぐ、“ベーシックインカム”論議を始めるべきだとも思う。
急激に迫ってくるAI時代に予想される様々な“変化”に対し、私たちはあまりに無関心、当然期待も無ければ警戒も無いまま、ほぼ…いきなり直面する事になりはしないか? 少なくとも、何が起ころうとしているのか、世の中がどんなふうになっていくのか、出来る限りの予測を出してみる必要がある筈。    
ベーシックインカムは、生活保護とは違う。  生活保護受給者は、何かで収入を得る事は、多分出来ない?(←勉強不足)が、ベーシックインカムの方は(多分、‘原則として’?というか、ベーシック・インカムの目指す理想の目標として)…それこそ、憲法25条の…健康で文化的な最低限度の生活費が支給?され、 更にいくらでも 稼ぐ事ができる。 それこそ‘遊ぶ’ためのお金を作り、念願の火星旅行にも挑戦?できるかもしれない。(毎日 寝て暮らす人も なかには居るかもしれないが、多分人は、自分を生かしたいとか、趣味を楽しみたいのでは?  いわゆる‘勉強’…に限らず、例えば、岡田克也の部屋にはカエルの置物が大量に飾られているとか…、折り紙に熱中する人も居るようだ。  何か新しい事に挑戦しようという人も。 …~科学も遊びの一種~と考えてしまっているおばさんは、思い切った研究への小口投資(献金)も もっと増えるかもしれない…とも思う。 (因みに “健康で文化的な最低限度の生活の保障”が憲法にあるのに、こうなってない今の日本は、憲法に違反しているのだ。) 
だが、繰り返すが…特に今のこの国には、ベーシックインカム導入は、相当に困難な事だろうと察せられる。 大体 人々は日々の生活に忙し過ぎ、また、‘空気(K)’の外側を見てみようなどしない人が多く、意識さえしないでいる人が多いと思う。(なにしろ社会への関心の芽生えぬよう 教育もされてきてしまったし…)
これも繰り返しになるが、やはりまず、大人より子供達に、ベーシックインカムについて知ってもらい、これについて子供達同士で考え、話し合いを深めていってもらう…(子供が変われば大人も変われる?)こんな手を使って、なんとかAI時代に向けた熱い論議が始まるキッカケを、まず 作らねばと思う。

おばあさん雑記「時のそとがわ」 その847

2017-02-03 17:29:42 | Weblog
その847
★ ~誤解による?思い込み?で 日本など名指しで非難するトランプ大統領の一国至上主義で騒いでいるうちに、着々と水道民営化やら テロ等防止法(共謀罪)が国会を通ってしまうのでは敵わない。~ 堤美香さんなどのツィッター        (水道法の一部を改正する法律案 新旧対照条文↓
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/kaisei/taisyo/suidohou.html) 
☆ でも一国至上主義は損。 …たしか藤原直哉のツィッターにも、~入国禁止に米IT業界から批判噴出~~「多様性は武器」「移民は生命線」~と。    
本当に…多様性の確保(=友を増やす事=敵(含テロリスト)を作らない様努める=国家(今の自民党政権はまさに支配者)・権力の創りあげる戦争を許さず、真実を伝えるジャーナリストを支援、自由な交流促進、世界の貧窮に取り組み、食糧の確保を支援)など、9条に命を吹き込む取り組みをこそ、私たちは盛り上げていかねば…。  
★ よくNHKBS放送を見る。  先日の「全ての政治家は嘘をつく」も。  以前(朝日ニュースターを契約中の頃、)「デモクラシー・ナウ」という番組について書いていた時期があったと思う。I・J・ストーンなど、本物のジャーナリストの気骨を感じさせてくれる番組だった。  マイケル・ムーア監督は~「政府だけでなく、権力を持つ人全てが嘘を言っているという前提から、ジャーナリストは出発しなければいけない」~と。    :番組では又、あるジャーナリスト達が、大統領選で優勢なトランプを支持する人たちの話を聞いて歩いた記録映像も。 …これで思い出したのが、又しても“騙しも盗みも悪くないと思っている人たち” 自分の見たいようにしかモノを見ず、思いたい様に思う…(つまり、視点を変え 様々な角度から光を当てて探ろう…などしない)人たち? (白人至上主義者=KKKに至っては 言いたい事を言った後に「君は白人か?」…と。ノーと答えると~立ち去れ…。) しかし、こうも思った…。 ~少なくないアメリカ人が、日本がどこにあるかさえ知らない~と、以前聞いたことがあったっけ。もしかしたら 地方の多くのアメリカ庶民は、祖先から受け継いだ土地で一生を過ごし、自分の‘ムラ’?とはまるで異質の世界が その外側に拡がっているなんてことに ずっと無頓着で暮らして来たのかも。  
だが…、(おばさんの目には)現代の日本人こそ、‘自分’で考える事をしない=“みんな”が言うこと、“みんな”がやっていることを、そのまま受け入れている(組織人間?)になってしまっている様に見えている。 …まさに自民党の狙っていた“自分の考えを持たない人間作り”教育の成果を感じない訳にいかない。  
(☆ 極端だけど…‘流行’など見ると、確かに人には、自分自身の趣向より、周りの多くの人々の興味や趣味?の方に合わせようとしているのを感じる。(モノを売りたい側にとって「流行」は無くてはならぬものなのだろう)   丁度…スウェーデンでは、「(使い捨て文化はもう止めよう!)まだ使えるものを修理すると税の優遇が受けられる制度」が始まった~とツィッターにあった。    おばさんはまさに ドケチ人間 …なるべくリサイクルしたいし、着れるうちは大事に着続けたい、古本屋もあり続けて欲しい…。)  
☆ AIが、食糧生産を含め、人の生活に必要な仕事〈緑の大地を守る仕事も含め〉を賄ってくれるなら、‘お金’(賃金なども)は、どうなるんだろう?…どうもよくわからないでいる。