桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・8・19

2011年08月20日 | Weblog
夕べというか今朝、終夜営業の中華料理屋でラーメンを食べていた時、隣で中年男が食べていた麻婆豆腐がとても美味しそうに思えたもんだから、近くのコンビニで豆腐を買って帰り、今朝九時に起きてから冷凍庫にあった挽き肉を解凍して麻婆豆腐を作る。チャーハンと野菜スープを作って、テーブルに並べてみて困り果てる。Mがいないことを忘れて二人分作ってしまったのだ。習慣というものは恐ろしい。仕方ないので二人分を必死に食べて気持ち悪くなってしまった。午後から凄い雨。ベランダに出てぼんやり雨の街を眺める。厭きない。雨が好きだ。銀行に寄って6時前に店へ。お釣りをMに渡して6時半から六本木の居酒屋で開かれた俺が所属する作家組合の事務局長Mさんの送別会に顔を出す。俺は確かに現役のプロの脚本家ではない。でも、Mさんには現役時代大変世話になったので出席したのだが、桃井みたいプロ廃業宣言をした奴がいると場違いだという声が聞こえてきて、ちょっと傷つく。9時過ぎ店に戻る。悠々セカンドライフのSさん、テレビAの系列会社社長のKさんと韓国人社員のRさん、プロデューサーのKさんたちとお喋り(俺が来る前に近所の出版社のO君たちが来てくれていたらしいが)。帰り支度をしていたら12時ギリギリで法律事務所勤務のNさんが来店。Mを先に返してNさんにつきあう。1時過ぎにNさんが帰ったので、経理事務をやってしまった後、来年にやる予定の芝居の構想を練るが、店が経済的に破綻をしてしまえば芝居なんかやれないんだという当たり前のことに気づく。一円でも多く稼いで一円でも節約して何とか店を持たせなくてはと思っている内にウトウトして5時。店も持たせたいけど俺の肉体も持ってくれ。