桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2012・6・11

2012年06月12日 | Weblog
六時半に店に行ったら、カウンターに「容疑者M」の姿がある。彼は俺の顔を見るなり、「あの日」から一週間も経つし、顔を出さないと「犯人」だと疑われてしまうので無理してきましたと「供述」。勿論、「犯行」は否認する。今日はスタッフのO君も働いていたので、ついでに「尋問」するが、O君は●●との連絡先も分からないとこれまた「犯行」を否認。これで六人の「容疑者」全員が「犯行」を否認したことになり、「犯人探し」は振り出しに戻った。誰かが嘘をついている。六人の内の誰かがウチと●●との電車鳩、いやどぶねずみをやっている。おい、誰だか分からないあんた、一度自主的に「出頭」したからって安心するのはまだ早いぞ。この後、一カ月も顔を出さない人物がいたりすると、否認はしたものの何処か後ろめたいことがあるのではないかと、その人に初期高齢者探偵は疑いの目を向けることになるだろう‥‥なんてことを話していたら、「容疑者M」はそんなことを言われたら週に一度は来なくちゃいけなくなるじゃないですか?それって新手の商売ですか?と文句を言われてしまった。いやいや、俺としては「とぶねずみ」の顔を見たくないだけなんだと言いかけた時、久しぶりに来店してくれたエロ顔のEさんが、もうそんな話やめて、エロエロトークしましょうよとエロ顔で訴えてきた(様にみえた)ので「犯人探し」は中断して「エロエロトーク」に移行。開店早々から飲み始めたらしいEさんは刻々とエロさが増して来て、店でなかったらたまらず押し倒していただろうと「劣情」してしてしまう。ホント、Eさんはエロっぽい。でも、そこに社長秘書のYさんが来店したので、俺の劣情は空中分解する。この方は俺の自分に対する劣情は勿論、他の女性に対する劣情も許さない。自分の「母親的存在」の俺が「劣情」なんて持ってはもっての外らしい。と言われても困るのだけど、わざわざ俺を席に呼び寄せてはそっと小声で「じゃがいもがたべたいんだけど」と言うので、彼女お気に入りのポテトとアボガドのチーズソティを作ってあげる。やっぱり「母親」か?ちょうどそこへ鎌倉駅を挟んでのライバル小学校の「同級生」のY君がきたので、「娘」は彼に任せて、俺は「母親業」から逃げる。そして、「獣的」になってちょっとの間だけEさんの隣に坐ってエロエロ気分。そんな俺の姿を後からきた近所に住むIT会社経営のEさんが呆れた顔で見ていた。他にお客さんはイチゲンのカップルと金曜日も大勢できてくれたYさんの会社のMさん。モルト好きのMさんの為に今日仕入れたハイランドのダルモアを飲んで貰う。最近、YさんよりもMさんとの「交流」が頻繁になっている。といってもMさんは最初の息子と一つ違いの42才の男性なんだけど。●桃井章プロデュース・津森久美子ファドライブ『リスボンの夜vol3』ポルトガルギター演奏・西村輝彦、6/24(日)開場12時開演14時・料金3000円 ~ご予約お問い合せはコレドシアター03ー3470ー2252まで