桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2012・6・20

2012年06月21日 | Weblog
N省N研究所のSさんと後から来た映画プロデューサーのKさんが昨日のこの日記のイニシャルの間違いについて指摘して、三人のYさんが誰かを詮索したり、デザイナーのKさんがスタッフのHKをからかったり、近所のナイスバディのYさんがまったりとカウンターで時を過ごし、法律事務所勤務のNさんが現在執筆中の芝居の台本についてあれこれうまくいかない理由についてハイテンションで言い訳したり、社長秘書のYさんの同僚のMさんが今日も自分のボトルの様にモルトウイスキーのダルモアを抱えてショットで飲み続けたり、ポルトガル女性のCを紹介してくれた劇作家のTさんが自分の芝居の稽古帰りに寄ってくれて珍しく強いお酒を飲んでビックリさせたり、某国営放送局のIさんが友人二人と来てご機嫌で喋り続けて行ったり、高校の同期生の娘で女優のOさんがTさんと四五年ぶりに来てくれて、彼女が※※才になったと聞いて時が経つのをしみじみと感じたり、カリスマ美容師のKさんが師匠筋のヘアカラーアーティストと来てかなり酔っぱらったり、途中,映画初監督作品の「樹海」の打ち上げの二次会でYさんがメインスタッフ十人と寄ってくれて一瞬バタバタしたけど、HKと二人でまわすには適度に忙しく、それでも何とかお客さんの応対をこなすことが出来て、彼女には12時半前に引き上げて貰って、後は女優のOさんとしみじみこの数年間の人生を語ったりして一日を終わろうとしていた時に、美人脚本家のNさんから電話。彼女が執筆して現在某国営放送局でオンエア中の「初恋」という番組の打ち上げの流れで今から二十数人で行くけど、大丈夫かと聞かれ、いや、それは困るという権利も義務も理由もなく、待ってますと答えてからが64歳桃井章のかなり忙しいミッドナイト。主演女優のKさん、相手役の男優Iさんたち,そしてスタッフたちがシャンパン、ワイン、モルトウィスキー、カクテルと飲むこと、飲むこと。おまけにお腹のすいたスタッフにカレーを出したりして、女優のOさんに手伝いましょうかと言わせてしまう程のアタフタぶりだった。それでも三時半近くには解散となって、一人残った美人脚本家のNと一杯飲もうということになり、これまで彼女のデビューに立ち会って全部の作品を見てきて、その中にはいくつもの大ヒットドラマがあったけど、今回のドラマはそれまでの彼女の作品にない骨太の構成を持っていて、純粋に一視聴者として毎回楽しみにしていたので、ドラマの成功を祝って乾杯して盛り上がっていたら、プロデューサーのOさんが演出家二人の戻ってきて、Nを囲んでのお疲れ会になる。俺は別にNをあるドラマでデビューさせただけで,師匠でもなんでもないのだけど、妙な身内意識が生まれてこの優秀なスタッフに感謝する気持になってしまい、とてももう店は終わりですとは言えずにズルズルと六時近くまでやってしまう不思議。そしてこんな時こそ疲れているんだからタクシーで帰ればいいのに、もう電車が通っているからと駅のホームに向かう不思議。でも、さすがに朝の七時半に部屋についた途端にベッドに倒れ込んで爆睡したのは何の不思議もない●桃井章プロデュース・津森久美子ファドライブ『リスボンの夜vol3』ポルトガルギター演奏・西村輝彦、6/24(日)開場12時開演14時・料金3000円 ~ご予約お問い合せはコレドシアター03ー3470ー2252まで