桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2013・4・9

2013年04月10日 | Weblog
いつもは大食漢の俺だけど、午後芝居や映画を見る予定になっている時はその前に食事するのを我慢する。只でさえ睡眠時無呼吸症候群で午後の時間は眠りに落ちやすいのに満腹になってしまうとどんなに面白い映画や芝居でも眠りに落ちることは確実だからだ。そして今日は午後1時半から京橋で金子修介監督の「百年の時計」と云う映画のマスコミ試写に行く予定になっていた。監督とはそんなに親密ではないけど、日活出身者で、昔行きつけの飲み屋が同じだったこともあり、時々はウチの店にも顔を出してくれるということになると、試写を見て眠ってしまう訳にはいかないので、当然何も食べずに映画を見に出かけた。でも、それは杞憂だったかも知れない。香川県が全面強力(知事まで出演)し、ことでん(琴平電鉄)を舞台にした映画と聞くと、この数年流行りの「電車もの」のご当地映画かと悪い意味で身構えて見始めたのだけど、これがミッキーカーチスの怪演もあって、何処か演劇っぽく、観念的な映画に仕上がっているのだ。特に人情モノに流れそうな素材なのに、それを全て外していく映画的構成は素晴らしい。映画はこうなくちゃ。終わった後、近所にあったチェーン店の寿司屋に飛び込む。特別握り寿司ランチ1200円。ビールが美味い。4時過ぎ買い物して店へ。昼間からビールを飲んだこともあって少し酔っぱらってしまったので、テーブル席の椅子に横になって仮眠。気持いい。6時開店。早い時間に高校の同級生のIさんとO君。今はモンゴル貿易に携わる元官僚のTさん、昨日に引き続いて社長秘書のYさん、某大手企業のNさん、週刊A芸能で芸能ルポルタージュを精力的に執筆活動をするIさん、この九年の間に今日で三度目の来店だと云う近所の会社のAさん、そして元店長のM君が六本木で早い時間に仕事が終わったからと久し振りに飲みにきてくれて、本当だったら一緒に飲みたかったのだけど、スタッフのYNが具合が悪くなって早退してしまった上に、杉花粉が終わったと思ったら檜花粉が始まったのか、今日はひどい花粉症の発作が起こって、そんな気持にはなれない。最終電車で五反田に帰るが、部屋に帰ってテレビを見ながら何か食べていると長くなるので、駅前でワンタン麺を食べて帰宅。即ベッド。