桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2006・5・1

2006年05月02日 | Weblog
当初は50人の筈だった。それでも一杯だと思った。それが70人になった。そしてパーティ当日の今日になって、ひょっとすると70人を超えるかも知れないと言われた。焦った。50人分でもかなりしんどいのに、70人分以上の料理を一人で作ると思うと気が遠くなった。更に忘れていたことがある。ただの70人じゃない。みんな学生やフリーターと云った若い人ばかりが、お腹がすいた頃に来るのだ。それを考えたらもう思考停止状態だった。ただただ作るのみ。テーブルにも置ききれないからお皿が空いたら次のお皿を出すと云った繰り返し。それをどの位続けたろう?パーティが終ってみんなが引き上げた時には、もう欲も得も泣くカウンターの椅子に座り込んだ。Lちゃんも同じだった。普通パーティではドリンクを限る。でも、若い女の子が多いし、ビールやワインだけじゃ可哀相だと思って、カクテルも何でもいいよと云ったのが間違い。男の子までがカクテルになってしまい、カウンターにオーダーする長蛇の列が出来てしまっていた。それをLは一人でてきぱきと捌く。一般のお客さんのAN嬢は見ていてホレボレしたと言っていたけど、Lちゃん曰く、が休み明けで体力があったから出来たことで週末だったら途中でダウンしているかも知れないと。そして、こんな時は肉でも食べないと明日出てこれるかどうかと暗に脅迫と催促。はいはい、分かりました。最後まで残って膨大な洗い物と格闘した新人のMちゃんの歓迎会も兼ねて近くの焼き肉屋に行くことになったのは、まぁ、想定内か。