桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・9・4

2011年09月05日 | Weblog
お店で残ったバケットとペンネアラビアータとチーズを持ち帰ったので、目玉焼きとツナサラダとスープをプラスしての食事は、何だか倹約家になったみたいで気分がいい。食事後、小林信彦さんの「日本橋バビロン」を読みながら長いこと湯船に体を横たえる。むくんだ足を伸ばしたいけど、マンションの湯船ではそうはいかない。でも、お湯に浸かっているだけでも気持ちよくて、30分近くも入ってしまう。3時に9/1まで続いたコレド演劇フェスティバルの審査員をやっていただいたSさんと待ち合わせ。前回までは俺も審査員だったが、参加者を全員知っている俺がやると色々と差し障りが出てくるので、今回は演劇ファンのSさんに依頼したのだ。一作品づつ検討した結果、福島の数年後と十数年後を前後編で描いた意欲作「After L.Seven」(作演出・藤尾京子)に決定する。原発の衝撃は日本人全員が感じたことだろうが、グダグタ議論したり、東電や政府の責任ばかり追求していないで、間違いを恐れずに3・11から一ヶ月後に書き上げた意欲を買うとの評価。早速藤尾さんに電話。喜んで貰う。Sさんと別れた後、世評の高い「ゴーストライター」(ポランスキー監督)を見る。2時間20分、夕べは寝不足だし、疲れていたのでひょっとしたら眠ってしまうかもと恐れていたけど、杞憂に終わった。でも、それほどの凄さを感じなかったのは、俺が昔からポランスキーのファンじゃなかったからか?帰りに久しぶりに焼鳥屋。日本酒を三杯。休日らしい一日。★第三回コレド演劇フェスティバルは参加9団体の作品を慎重に審査した結果、「After L.Seven」(作演出・藤尾京子)に最優秀賞を与えることに決定しました。