夕刻の柿田川湧水群
■我が家で、
日用品以上のお買い物をする時は
三島まで出掛けます。
三島には、サントムーン柿田川という
大きなショッピングモールがあり
この辺には売っていないものも何とか揃います。
このショッピングモールには
何度となく出かけていますが
肝心の「柿田川」の方へは未だに行ったことがない!!
今回、初めて行って見ました。
■約8500年前に富士山の爆発で大量に噴出した三島溶岩流層と
その下の火山表層の性質により、
雨や雪が地下水となって流下し、
国道一号線が走る三島市のど真ん中に沸いて出たのが
柿田川湧水群です。
名水百選にも選ばれ、
湧水量は日に70万トンから100万トンで東洋一を誇る泉!
■そして、その湧水群の水が集まり
日本最短の一級河川(1,200メートル)である柿田川になります。
清水町役場付近で狩野川に合流する清流で、
水温は季節を問わず15℃前後。
■かつて、この豊富な水を求めて工場が進出、
排水のたれ流しにより水質は悪化し、魚も住めない状態になりました。
1970年代には護岸のため、
部分的に川縁がコンクリートに覆われるなどしましたが、
1980年代には地元有志による
ナショナルトラスト運動(工場の移転運動や清掃活動)が開始され、
現在では、カワセミ等も生息する素晴らしい環境に戻っています。
写真を撮っていると
カワセミ・ウォッチャーのおじ様2人が
「あと、10分早く来ていたら
すぐそこにカワセミが来てたのにねぇ~。」
と話しかけてきてくれ
「ほら、これが昨日のカワセミ。
あそこの枝だよ。」
と教えてくれました。
柿田川がきれいになり、
駿河湾のサクラ海老の漁獲量が大幅に増えたそうです。
みんな繋がっています。。。。