カンボジア経済

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クレジットカードが徐々に増加

2011年04月18日 | 経済
 カンボジアでのクレジットカードの保有・使用は、徐々に増えつつありますが、まだまだ限定的なようです。ACREDA銀行では、カードの発行数は約5000枚で、主に中流ホワイトカラー層が対象とのことです。今年中に更に1500枚程度増加させたいとしています。ANZ銀行では、発行数は「数千枚」とのことです。クレジットカード残高は、中央銀行統計では約650万ドル(約5.5億円)と、ローン残高の0.2%にとどまっています。
 クレジットカードが伸び悩んでいる理由として、銀行側は、個人のクレジット履歴情報の不足、クレジット情報を集中的に管理する機関ができていないことをあげています。また、販売店側としては、クレジット取引の手数料が高いことに不満が出されています。また、クレジットカードを使用する顧客からは、結局クレジットカードの担保として銀行口座に預金する必要があり、カード手数料と併せてコストが高いという不満があります。
 これに対し、中央銀行では、個人の信用情報を集約する機関「中央信用局(Cetral Credit Bureau)」を今年中に発足させたいとしています。また、クレジットカードを使用した際の商品やサービスの割引制度の導入も好評とのことです。
 また、カンボジアのような途上国では、カードの形態を飛び越えて、一気に「お財布ケータイ」のような新たな技術にジャンプする可能性があることも、ANZ銀行のヒギンズ頭取は指摘しています。


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1 コメント

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金融サービスの発展 (NAGA)
2011-04-18 12:53:55
銀行間の電子決済システムがない等、まだまだ金融サービスが初歩的な段階です。こちらの銀行の小切手やデビットカードは手数料がかかるのでほとんど使いません。相手も現金払いを要求することが多いです(多額の現金を持歩くのが不安なのはみな同じなので銀行の使い勝手の悪さが要因でしょう)。金融業界のレベルの低さを携帯電話活用で大きく改善してくれることを期待してます。
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