カンボジア経済

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アメリカへの負債

2010年10月01日 | 経済
 カンボジアはアメリカからの借金を返済していません。これは、経済的に返せないためではありません。フンセン首相は、9月末の訪米、オバマ大統領との会談を前に、この対米債務を「汚れた借金」であるとして、返済キャンセルを認めるよう要求するとしていました。9月23日の会談の模様はまだ伝わってきておりませんが、ホーナムホン外相は国連での演説で一般論として途上国の開発のために先進国は債務問題に取り組むべきと訴えました。
 このアメリカからの借金をしたのは、アメリカに支援されたロンノル政権(1970年~75年)です。クーデターで政権を奪ったロンノル将軍は、政権維持のためにアメリカから支援を受けましたが、その使途や目的には疑問が投げかけられています。総額は3.17憶ドル(現在のレートで約270億円)です。
 アメリカ上院でも、キャンセルしてはどうかとの声もあり、両国間での交渉が早期に進展することが望まれます。


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