カンボジア経済

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マイクロファイナンスの貸付金利が低下傾向

2011年04月01日 | 経済
 カンボジアのマイクロファイナンスは好調が続いています。貸付は、2009年の4.85億ドルから2010年には6.47億ドルに33%増加しています。2011年も、農業、観光、貿易の成長に支えられて、貸付は30%程度の伸びが予想されています。このため、マイクロファイナンス機関も増加しており、中央銀行認可だけでも23機関となっています。また、海外からも多くの資金が集まり始めています。不良債権比率も低く、平均で2009年2.86%、2010年1.29%となっています。
 このような状況で、カンボジア国内のマイクロファイナンス業界は競争状態が強まっており、貸付金利が低下傾向にあります。最大手のAMRET(写真)は、今年に入って、最低貸付金利を月利1.6%から1.5%に引き下げました。他のマイクロファイナンス機関も金利を0.1%~0.25%引き下げている模様です。また、預金金利も低下しています。AMRETでは、本日(4月1日)より、1年ものドル建て定期預金金利を、これまでの8.5%/年から1.0%引き下げて7.5%/年とします(リエル建て1年ものについては変更なく、10.0%/年となっています)。AMKも2年ものリエル建て定期預金金利を12%/年から11.0%に引き下げています。

預金金利       ドル建て   リエル建て
AMRET(1年もの)  7.5%     10.0%
AMK(1年もの)    7.0%     10.0%
同(2年もの)     7.5%     11.0%
Sathapana        7.5%      9.5%

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