カンボジアでは一般的にドルが流通しています。市中に出回っている現金の90%以上がドルであるとされています。カンボジアの通貨「リエル」は、小額の取引や農村部での取引に使われています。
カンボジアの中央銀行NBCは、リエルの信頼性を確保するため、米ドルにほぼ連動するように努めています。ここ数年は為替レートが3900~4200リエル/ドルで安定しています。昨年後半は、レートが4200リエル/ドルに迫るとNBCが市場に介入して為替レートの安定化に努めていました。今年に入って、NBCは介入を行っていない模様で、5月17日に年初来安値の4235リエル/ドルを付けた後もさらにリエル安となっています。
為替レートの変動は小規模なものであり、問題ないかとも思いますが、リエルの信用性がまだ十分でないため、慎重な対応が必要との意見もあります。ただし、リエルの減価は、ドルに対して減価を続けているユーロや周辺国通貨(タイバーツ、ベトナムドン、シンガポールドル等)との関係もあるものとみられています。
なお、現金、預金ともにカンボジアでは米ドルが使用されるのが一般的ですので、カンボジアに来られる際には米ドル(だけ)をお持ちください。リエルへの両替はほぼ不要と思います。
このブログの2009年8月15日版
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/a583d50a6ac647852a55583593f5dd64
このブログの2009年9月1日版
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/57499156275515d0f8c17ab3534560cf
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カンボジアの中央銀行NBCは、リエルの信頼性を確保するため、米ドルにほぼ連動するように努めています。ここ数年は為替レートが3900~4200リエル/ドルで安定しています。昨年後半は、レートが4200リエル/ドルに迫るとNBCが市場に介入して為替レートの安定化に努めていました。今年に入って、NBCは介入を行っていない模様で、5月17日に年初来安値の4235リエル/ドルを付けた後もさらにリエル安となっています。
為替レートの変動は小規模なものであり、問題ないかとも思いますが、リエルの信用性がまだ十分でないため、慎重な対応が必要との意見もあります。ただし、リエルの減価は、ドルに対して減価を続けているユーロや周辺国通貨(タイバーツ、ベトナムドン、シンガポールドル等)との関係もあるものとみられています。
なお、現金、預金ともにカンボジアでは米ドルが使用されるのが一般的ですので、カンボジアに来られる際には米ドル(だけ)をお持ちください。リエルへの両替はほぼ不要と思います。
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