黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

常盤御所 光照院門跡

2010-03-22 12:39:29 | 京都の寺社・御所・離宮
同志社大学新町キャンパスの前に三時知恩寺がありますが、この近くの安楽小路には
常盤御所と呼ばれた光照院門跡があります。元は平安後期に藤原基頼という国司を
歴任した受領貴族が安楽光院という持仏堂を邸内に建てて、のちにこれを持明院と
名付けてこれを家名とした持明院家の邸宅で、鎌倉後期からはここを里御所とした
後深草院の皇統(持明院統)の仙洞御所の旧地でもあります。
「安楽光院」「持明院家」「持明院仙洞御所」の旧蹟ということです。

光照院門跡寺史
室町前期の延文元年(1356)に後伏見院(天皇)皇女の進子内親王が泉涌寺で
得度して自本覚尼という法名となり、はじめは室町一条の地に一宇を創建して
光照院と名付け、天台・律・禅・浄土の四宗兼学の道場としたのが起源である。
応仁の乱で僧坊が焼失したため、持明院仙洞御所の跡地でその敷地内にあった
安楽光院の跡地に移転する。開山以来、皇女が入寺して法灯を継承して、
江戸後期に光格天皇から常盤御所号を勅許される。江戸期の石高は458石。
浄土宗 本尊は釈迦如来。

静かな住宅地の一角にあります。通常非公開。華道常盤未生流の家元でもあります。






インターホンを押してご朱印が頂きたい旨を伝えると、尼僧さんが持ってきてくれました。
ご門主かどうかはお聞きしていないのでわかりません。


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コメント
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