Those Were The Days of My Life

I will send you to The Path of Nevermore...
2度と戻れない過去への招待状

TRAVIS (+THE YELLOW MONKEY) ’97

2006-06-01 18:48:53 | Live 1990-1999
1997年8月12日、ロンドン・アストリア。

トラヴィスは当時まだデビューしたばかりで、英国内でも3曲入りマキシシングル1枚しかリリースされていませんでした。
そのようなブライテストホープを私が知るはずもなく...
このライヴに行った目的はゲストのザ・イエロー・モンキー、そう日本のバンド「イエモン」だったのです



当時私はロンドンの英語学校に通っていました。
「Time Out」という、日本の「ぴあ」に相当する雑誌に上の広告が載ったのを偶然見つけて、すぐクラスメート数人でアストリアまでチケットを買いに行きました。
日本ではアリーナクラスの人気を誇るイエモンをたったの£6.50(約1300円)で観られるなんて♪って(笑)。
翌日、別の友人も行きたいと言うのでアストリアにチケットを買いに行ったら、既に売り切れていました

チケットがソールドアウトだったので、当日は早めに会場に行ったつもりだったのですが...
7時開場だというのに5時には既に長蛇の列が...しかも殆どが一見して日本人ツアー客とわかるいでたちの女性ばかり。
いったいどうなっているのか戸惑いましたが、会場内で話しかけてきた同い年位の女性が事情を明かしてくれました。
なんとイエモン・ファンクラブご一行様約600人がこのライヴを観るためにツアーを組んで日本から来ていたのでした
飛行機2機に分乗して、ホテルからアストリアまではバスで送迎だそうで...。
なんでもイエモンが英国でライヴ(確かミック・ロンソンのトリビュートライヴに参加)をやるようになってからは毎回このツアーが組まれているそうで、話してくれた彼女も2度目の参加だと言っていました。
イエモン人気恐るべし!
物販は押すな押すなの大混雑でパニック寸前!
会場限定のイエモンCDが発売されていて、すぐに売り切れたようですが...後日ヴァージンメガストアで売っているのを見かけました(苦笑)。
ロンドン在住と思しき外人男性までもが「ボクもザ・イエロー・モンキーの大ファンなんだ!CD全部持ってるよ!」などと声をかけてきたりして...ファンってホントにありがたいよね~、って。

で、イエモンのライヴですが...
最新アルバム「SICKS」収録曲がメインで、10曲以上演ったと記憶しています。
ロンドン・スペシャルとして?「Love Love Show」の英語ヴァージョンも披露してくれました。
が、ヴォーカルの吉井和哉の英語MCは...わざとなのか、マジなのか、あまりのカタカナ英語ぶりに驚きました(苦笑)。
演奏と演奏の合間に吉井さんがMCでモタモタしていると、ガイジンさんたちが大声で「TRAVIS!TRAVIS!」とコールするので、なんとも気の毒でした。

イエモンのステージが終わると、前方にいた日本人がいっせいに後ろへ移動...飲み物を買ったり、帰り支度を始めたり...
トラヴィス登場までには会場内の観客大移動も落ち着いて、前の方はガイジンさんばかりになっていました。
当時オアシスが大人気で、トラヴィスもそのフォロワーという捉えられ方をしていたようですが、オアシスより優等生っぽい感じを受けました。
でも前に陣取ったガイジンさんたちはワイルドでしたね~。
イエモンの時はずっと後ろの方にいた私たちも、トラヴィスの時にはかなり前の方にいたので、ガイジンさんにビールかけられるわ、ダイブの手伝いをさせられるわでもう聴くどころじゃなかったのでした

ライヴ終了後会場を出ると、チャリングクロスロードには観光バスがずらりと並んでいて、スピーカーを持ったツアコンさんが大声でファンクラブご一行様を誘導していました
通りを歩くガイジンさんたちも「何事?」と立ち止まって眺めたりしていて、なかなか駅に向かえず、正直ものすごーく迷惑でした(爆)。
アストリアはトテナムコートロード駅のほぼ真上なのに、アストリアの前でツアー客をバスに誘導するなんて、手際が悪いにもほどがあります。
近所にスクエアがあるんだから、そっちに集合して欲しかったですね。

以上、いつものごとく演奏に関してはロクに覚えていないレポでした~




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2 コメント

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国際電話 (caz)
2006-06-02 10:10:03
「イエモン観たよー」って大英帝国からわざわざ国際電話かけてきてくれたこと思い出しました。日本で観ないでロンドンで観るなんてkoebiちゃんらしいって思いました。まさか日本からツアーご一行様がいらしてたとは知りませんでした。それじゃ、五木ひろしラスベガス公演と同じじゃん。(失礼致しました)
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>cazちゃん (koebi)
2006-06-02 17:19:44
にゃはは

なにしろロンドンに旅立つ前にイエモンの「楽園」を聴きながら気分を盛り上げていたので、あの広告を見たときは「運命だわ!」って(笑)。



観光客と留学生の違いを痛感した機会でもありました。

ファンクラブの皆さんは服装にも気合入ってました。

で、ファンクラブの人に「ロンドンに住んでらっしゃる方ですよね?」と声をかけられた我々は一見して分かるほど小汚い恰好だったわけで...
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