アンテナねずみの散歩

ちょこまか心地よいもの探し

和菓子

2013-05-30 21:33:44 | 

・・・カバーデザインを見ただけで思わず美味しい和菓子が食べたくなった私。
読後はさらにその欲求が強くなって、近くにお店があればきっと買いに走ってるだろうと
思わせるくらい楽しい物語でした。
先週からもう梅雨をすっ飛ばして夏到来?っていうくらいの陽気だったので、さしずめ
ひんやりとしてつるんとした水饅頭か、葛餅、水羊羹って所でしょうか(笑)。

物語は食べることが大好きな18歳の主人公、梅本杏子(通称アンちゃん)がデパ地下の和菓子屋「みつ屋」さんで
アルバイトをすることから始まります。
一癖も二癖もある店長や先輩・同僚の中で泣いたり笑ったり、しんみりしたり・・・。
和菓子の知識もちょこっとあって益々和菓子が好きになりそうな。
学生の頃、デパートの中に入っている甘味屋さんでアルバイトをしていたことがあったので
その時のことを思い出してちょっと懐かしくなってしまいました。
 

  
「和菓子のアン」
坂木 司著 光文社文庫

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホルモー

2011-06-21 21:01:18 | 

「鹿男あおによし」も「プリンセストヨトミ」もとっくに読んでいたのに「鴨川ホルモー」だけ
なぜか手つかずでした。
し・か・し、一ページ読み進んでいくとアッサリ私の中の万城目ワールドNO.1に昇格。
いや、厳密にいうと、ホルモー番外編というべき「ホルモー六景」とセットで。
鹿男は奈良、プリトヨは大阪、ホルモーは京都が舞台ですが、どれも日本史に
詳しい方がより楽しめます。
色んな地名・神社・仏閣が登場するという点ではさすが日本を代表する観光地。
葵祭から始まる描写だけで、京都に行きたくなりました。

「ホルモー六景」は六編のオムニバスストーリーで本編ホルモーと同時進行しているものや
本編では登場しないけれどホルモー関係者のその後、またはそれ以前のストーリーが
展開されています。
六景目「長持ちの恋」では不覚にも涙腺がゆるゆるに緩んでしまいました。
やられたーって感じです。アレのコレはそーいうことだったのか!と。
最後の彼女の台詞、映像が浮かんでくるようでした。と、同時にgoogleで琵琶湖を
検索したことはいうまでもありません(笑)!
で、‘ホルモーって何?’と興味を惹かれたら図書館or本屋さんにGO!
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする