奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

我が家のパッションフルーツを受粉させる

2014-05-05 20:00:36 | 
最近ビニールハウスの中では毎日パッションフルーツが花を咲かせ、その花を受粉させる
作業が日課となっている。




ハウスの中の両サイドに植えているのだが、何故か向かって左側の生育がいまいちだ
いろいろ調べてみると左側の土壌が酸性に傾いていた
またハウスの右側面のビニールは上に巻き上げていたので外からの風が入り、温度が
下がっていたのに対し左側はずっと高温にさらされてしまっていた
この2点に気がつき改善したのだが、今のところまだ状況に変化はみられない




花は1日2個から5個くらいが咲く
いつも朝7時ころ見に行くのだがその頃は1個くらいしか花をつけていない
昼ごろあらためて行くとまた1,2個新しく咲いている
3時頃にまた花をつけていることもあるので、1日に何度も見に行かなくてはならない
そんなに何度もチェックしなくてもいいのかもしれないが、見逃して一度花がつぼんで
しまうともう花を咲かせないような気がしてならない
実際のところどうなのかはよくわからないが、少なくてもハウスの中にはしぼんだまま
しおれてしまっている花がたくさん残されている




毎日受粉させていると花の小さな変化に気がつくようになる
朝早くの時点ではめしべがまっすぐ上をむいて立っている




しかし昼近くになるとめしべの頭はだんだん垂れ下がってきておじぎをしている状態に
なる
おしべの先とめしべの先が同じ高さに揃ったら筆をおしべからめしべに横にすべらせる
ようにして花粉をめしべの頭にのせる





これが一番早くて楽な受粉のやり方のようだ
だから農家の人はこの作業を昼にやるのだろう
このとき花びらをやぶり取ってしまい根元を指で押さえながら花粉を塗るのだが、根元から
花の蜜がにじみだしてきて指がべとべとになってしまう
なめてみるとほんのりとした甘さが口の中に広がる