軽自動車に買い替えた、とはいえ、走行距離は以前と変わりなし。
大学の開学記念日を最大限に生かして、2泊3日の小旅行に出掛けてきました
長野~十日町~魚沼~沼田~尾瀬~中之条~長野原~真田~長野
なんとなく、コース読めましたか?笑
群馬県はやっぱりのどかで、雨に洗われた空と空気が身も心も癒してくれます。
関東地方ではおなじみの日光や尾瀬などという地名へも、岐阜ナンバーで接近。
気持ちのよい旅になりました。
もっとも心に残ったのが、帰りに通りがかった長野原町。
川原湯温泉というところを通りました。
100円で入浴できる露天風呂も満喫して、木々も清流も何もかもが素敵な街。
小さな駐車場では、掃除をしていたおばちゃんとついつい立ち話。
そんな、心がホッとするような、あったかい小さな温泉街。
その集落が、あと数年で、ダムの底に沈んでしまう。
「八ッ場ダム」と書いて「やんばダム」と読ませるこのダム。
利根川の支流でもある吾妻川に建設が進められている、大規模なダム。
このダムが、この集落を、丸ごと呑み込んでしまうというのだ。
国道が沈む。
線路が沈む。
然り、駅も沈む。
渓谷が沈む。
お宮さんが沈む。
学校が沈む。
郵便局が沈む。
公民館が沈む。
旅館が沈む。
露天風呂が沈む。
人々が築き上げてきたものは、また「人々」の手によって沈められていく。
生活のために切り開いた土地は、「生活」のために沈めらていく。
文化と歴史をのっくむその大きな水がめは、果たして新たな「文化」と「歴史」を生むだろうか。
「また温泉に浸かりにおいでください」
箒を片手に話を聞かせてくれたおばちゃんは、こう締めくくった。
届かない場所に集落が消えてしま前に、必ずや、またこの地を踏みしめようと思う。
ところで君はいつうちの学校来るん??
あの家はそういう歴史があったんか!でも隣ダムだね!
そうそう、具体的な話がまだ出とらんのよ。
またメールするわ!!ということで!