東日本大震災・被災死者の新盆回向、第二次世界大戦戦没者慰霊法要・盂蘭盆回向

2011年08月14日 | Weblog

八月十五日・・・・何故、終戦記念日は第二次世界大戦戦没者慰霊法要を執り行っていますが、ちょうどこの日は旧盆です。

その上、今年は特別な年で、東日本大震災で亡くなられた方々の新盆にあたり、当・遠妙寺の本堂でもご回向を行います。

前に触れましたが、十五日、日教上人門下のお寺の教講が東京を出発し、石巻・耀護寺に向かい、十六日に現地でご回向をさせていただきます。

それぞれ亡くなられた方々のご冥福を謹んでお祈り申しあげます。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

眼内レンズ交換が終了 世界が一変(白内障のこと)

2011年08月13日 | Weblog

久しぶりにブログを更新です。

5年ほど前から、どうも眼鏡がくもる。なぜ、たびたび白く曇るのかなと思って何度もレンズを拭きました。

しかし、ぴっかぴかにしてもまた、曇ります。

さすがに2年くらい、その作業を繰り返しているうちに、これはひょっとして、眼鏡が曇っているのではなく空が曇っているせいか・・・いや、自分の目が曇っているのではないかと気がつき始めました。

でも、やはり、そのうち直る、これは一時的な現象で、そのうち直るに決まっていると思いました。

でも、かえって曇り具合がひどくなってきました。特に、佛立教育専門学校に行くたび、めちゃくちゃに明るい校長室で調べ物などしていますと、ミルキーな感じがするくらい世界が白っぽくなりました。

それでも、これは何かの間違いではと思っていましたが、運転免許証の書き換えの時期になりました。そして、眼科に行きますと受かるかどうか分からないくらいに視力が落ちていて、白内障を言い渡されました。

おかしい、私が白内障などになるわけがない。父の先住、日玄上人が七十歳くらいで手術を受けましたし、先輩の方々で手術を受けられた方は何人か知っていました。

でも、この私がたった26歳、いや、62歳で白内障だなんて・・・あり得ない。と思うくらい、私に限ってという気持ちでした。

しかし、免許のこともありますので意を決して手術を受けることに・・・・・・・8月8日に入院して9日、11日に右目、左目と手術。

なんと、4泊5日の入院でした。

しかし、手術自体は全部で前後を含めて20分。正味、10~15分で終了。

翌日、眼帯を取ったら世界の見え方が違いました。なんと、オールカラーです。

当たり前か・・・いよ、オール・トゥルー・カラー・・・・・今まで曇っていて分からなかったのですが色も形も鮮明にくっきり見えます。

本当の色はこんな色だったのかという感じです。

私は思いました。私たちはものの姿も色も、自分はシッカリと見ている、知っていると思っていますが、本当の色や形はけっして見ていないのではないか・・・・そんな風に思えてきました。

いろんなニュースが報道され、現地からの実況中継などもあります。それを見て、私たちは実体が分かっている、真実を見ているのだと思います。

たとえば、東日本大震災の被災地からの報道など、毎日、山ほどのニュースや解説があります。

それで、その人が見ていること、感じていることなどを聞いたりしますと、私たちも同じような気持ちになり分かったような感じがします。

でも、多分、実体は少し違っているものなのではないか、できれば自分自身が見て、聞いて確かめないといけないのかも知れない。

そんなふうに思いました。

明日、明後日と東京やその周辺にある、わが佛立宗諸寺院の教務、ご信者100数十人が宮城県石巻市まで行き、現地でのご回向をさせていただくとのこと。

自分で行き、自分で被災して亡くなった方々に思いをはせ、心から冥福を祈る。そこから、すべてが始まるのではないか。そんな気がしました。

私は自坊で残留しなくてはなりません。

残念ですが、次の機会には参加したいと思います。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フィリピンからの便り 

2011年08月03日 | Weblog

去る5月29日(日)、遠妙寺フィリピン教区、ネグロス親会場が開設されました。

以前に、このことはこのブログで取り上げました。また、その詳細は佛立新聞8月号に掲載されています。とにかく、マニラ(ルソン島)とバコロド市(ネグロス島)とあわせて150人の佛立信者が生まれました。

毎年、10戸以上教化成就者は宗務本庁弘通局より教化優秀者として毎年、本山の門祖会において表彰されます。今年4月の門祖会では、遠妙寺フィリピン教区所属信徒、4名が優秀者として表彰を受け、講有上人より随喜状をいただきました。

その4人はいずれもフィリピン人の方たちで、随喜状は教区長の黒柳氏が拝受されました。

3年前には、フィリピン教区の影も形も無かったのですから、ものすごい変化です。その立役者として中心的なご奉公をされているのが、Teddy・柳さんとJanet・黒柳さん夫妻です。いまは、一方はマニラで、一方はネグロス島でご奉公されることが多く、ご弘通ご奉公、そして、親会場の整備、修復に忙しい毎日を送っておられます。

バコロド市にあるネグロス親会場はまだ、開設したとはいえ、長年、無人状態の建物なので、あちこち修理が必要です。それで、夫婦交代で寝泊まりしながら、修復五方向に当たっています。以下は、親会場開設から一月チョット経った7月8日に私に届いたMailの一部です。省略して紹介します。

遠妙寺 木村御導師 様

ありがとうございます。

只今、ネグロス島にてご奉公をさせて頂いております。
こちらに来させて頂いてから数日が経ちました。
最初は驚き・不慣れの連続で戸惑いましたが、段々となれてまいりました。
最初の日は10時半に休ませて頂きましたが、翌朝ジャネットの叔父に起こされ時計を見て驚きました。
なんと3時58分でした。
早く起きるとは聞いておりましたがまさかこんなに早いとは思ってもおりませんでした。これでは遠妙寺にお世話になっておりますネルソンより早いのではと考えてしまいました。
その後驚きましたのは、4時半になりますと、叔父さんの奥さんと子供たちまでやってまいりました。
いったい何時から学校が始まるのか、思わず尋ねてしまいました。
ジャネットがネグロスにいた時、夜7時には寝る支度をしていたワケが分かった気が致しました。
マニラですとお湯が出るシャワーを浴びられますが、ここでは外の井戸のところまでいかなければシャワーができず、太陽が昇るまで待っておりました。
井戸のところは3方向にはついたてが御座いますが、一つの方向はオープンになっております。周りを気にしながら井戸から水を汲み身体を洗いました。
髪の毛を洗っておりますと、何処からともなくアヒルの親子が現れ一緒に水浴びを致しました。
本当に楽しい経験をさせて頂いております。
少し不安な事が食事でございました。
朝は、焼いていないトーストにピーナッバター(高級品だそうです)を付けたもので終わりでございます。
昼は、朝売りに来る漁師から買った魚を焼いた物と御飯だけでございます。
夜は、昼間に食べた魚と同じものを今度は油で揚げた魚と御飯だけでございます。
今日のお昼は焼き鳥と御飯、夜は鶏肉の唐揚げと御飯だけでございました。
しかし、叔父さんの家族の食事を覗きますと私が先日に食べ残した魚の頭(昼焼いたものと夜、揚げた物)2個が並んでお皿にございました。
それを見てとても反省をさせて頂きました。
今まで自分が少しでも食事に対して不満を持ったことに、心から反省をさせて頂きました。
日本に居りました時には、一日に10品目以上野菜を取らないといけないとか、何が身体に良いとか・・・こちらの人たちには想像もできない生活でした。
このように、こちらに来ましてからおかずを一品以上食べた事がございません。
こちらの人が何でご飯を沢山食べるのか理解できました。
おかずが少ない分ご飯でおなかを満たすのです。
私も知らず知らずのうちに同じことをしておりました。
マニラにいた時には、小さなお茶碗に8分目位でしたが、今は間違いなく大きなどんぶり一杯は頂いております。

今回ネグロス島に日玄上人様のお写真を御供させて頂きました。
本来は、ネグロス島初御講の時に御供させて頂かなくてはいけなかった事と深く反省を致しておりました。
今回、日玄上人様のお写真を御供させて頂き、ネグロス島親会場を良くご覧頂きました。
そしてすぐにお計らいを賜り、3戸の奉安予定で御座いましたが、新たに3戸の奉安・入信のご希望を頂きました。
本当に有り難く、御宝前様・日玄上人様に御礼をさせて頂きました。
日曜日(7月10日)に奉安のご奉公をさせて頂きます。
いつも日玄上人様が笑顔で親会場の修繕作業を見守って下さっております。
本当に有り難く、感謝をさせて頂いております。

慣れない生活で、苦労の一端がわかるMailです。

(写真は黒柳さんより送られてきた「フィリピンらしい花」です)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする