ろばの穴

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ニセ科学が話題になっているけれど -その2

2007-02-13 18:17:23 | 雑感

昨日は早朝から飛ばしすぎ、後から読み返したら、言ってることが論理的じゃないから書き直したいなぁと思いつつ1日が過ぎました。その間、いくつかの情報を読んだり、例のNHKの菊池先生の放送(たまたま録画が残っていた)をもう一度観たりして、やっぱり論点が発散していると感じました。

私がつらつら書いたことよりずばりこれだけ言えばいいだけのことだったようです。-- 良いのか悪いのかといった二分法的思考で、結論だけを求める風潮が、社会に蔓延しつつあるように思います。そうではなく、私たちは、「合理的な思考のプロセス」、それを大事にするべきなのです。 --

--- 引用が乱暴すぎますので、もう少し放送の引用です ---
さて、ニセ科学が受け入れられるのは、科学に見えるからです。つまり、ニセ科学を信じる人たちは、科学が嫌いなのでも、科学に不審を抱いているのでもない、むしろ、科学を信頼しているからこそ、信じるわけです。
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ところがニセ科学は断言してくれます。
マイナスは良いといったら良いし、プラスは悪いといったら悪いのです。
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このように、ニセ科学は実に小気味よく、物事に白黒を付けてくれます。この思い切りの良さは、本当の科学には決して期待できないものです。
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ニセ科学に限らず、良いのか悪いのかといった二分法的思考で、結論だけを求める風潮が、社会に蔓延しつつあるように思います。そうではなく、私たちは、「合理的な思考のプロセス」、それを大事にするべきなのです。

「まん延するニセ科学」 菊池誠先生, NHK 視点・論点, 2006年12月20日
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一つに、科学的な説明をする際に、データを捏造するという科学者にあるまじき行為をし(実際に捏造したのは科学者ではないが、視聴者は科学者が出したデータだと思ったから同じだ)、科学を信じる庶民を裏切ったこと。

二つ目に、サイエンスやネイチャーに載っているような論文でもない限り、庶民は巷に垂れ流しされている科学データを鵜呑みにして、スーパーに走ってはいけないということ。本質を理解してから手をだすこと。

サイエンスやネイチャーと書いたのは、そこに投稿する学者がデータを「捏造」するなどという破廉恥なことをするわけがないから、と書きたいが、その学者の良心すらも信じられない時代になってしまったので、結局、庶民が信じるべきものは、自分の目で見たものだけのようです。

ゆえに、スーパーに走るほど興味を持ったものであれば、試してみればよいと思う。自分の体で試してみれば一目瞭然。ただ、太った痩せたは分かりやすいが、体脂肪や代謝率は、測定機器まで購入しないとだめだ。

食品や化粧品の成分表も読めるようになること。それらの成分を納得して使うこと。

そういうわずらわしさを分担する仕組みとして、ブログが使えると思うのだけれど、かくいう私もそういう一人だけれど、学者とハンドル名しか持たない庶民とどちらを信用すればよいのか、その辺は正解が分からない。

なんだか、きょうも消化不良で終わってしまいそう…。


ニセ科学とあるある大事典IIの件については、この方も日記に書かれていました。分かりやすく小気味良いです。
高木浩光@自宅の日記 - あるある大事典が「一切リンクお断り」としていた心境を推察すると見えてくるもの



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