さて、VictorのRC-717でございます。もちろんジャンクで入手。ネットで調べたところ、1977年に49,800円で発売されたモデルのようです。旧ビクターロゴが渋いです。ビクターのステレオラジカセで旧ロゴは、これとRC-707だけだったと思います。で、入手時の症状は・・・
1 テープは走行するが、左chの音が出ない。また録音も左chがNG。
2 再生時(テープ、ラジオとも)、レベルメーターがほとんど振れない。しかし、録音時は左chだけバンバン振れる(左chは音が出ないにもかかわらず)。
3 ファンクションスイッチが接触不良で、ちょっと触っただけで音が途切れる。
4 ガリオーム(音量、トーンとも)。
では作業風景を。まずは裏ぶたを外します。なぜか内部の底がオイル状のものでベトベトになっており、そこにホコリがこびり付いています。厄介です。
ベトベトのケースを洗うため、内部の基板やメカを摘出します。結構面倒な作業でした。
取り外したメカです。プラ部品は最小限に抑えられています。やはり昔のメカは頑丈にできてますね。ゴムベルトも変形が多少見られるものの、まだ生きてます。S-721Hでベルト表面を処理して再使用。
スライドスイッチやボリュームは分解してクリーニング。動きもスムースになりました。
なかでも音量調節用のボリュームはサビが酷かったです。耐水ペーパーで磨きました。
続きはまた明日。