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アアクスグループ代表者堂上孝生のブログ

経理のチャプサン(執生)その1「預金通帳」仕訳の効率アップ方法

2008年03月14日 | Weblog
「預金通帳なんか会社の元帳の一部として使えば良いじゃんか!」と社長。
「そうは行かないんです!」と経理担当の社長夫人。
「経理って何だか報告が遅い。ウダツの上がらない不能率な仕事をし居って!」
営業畑出身の社長は、営業を不景気のセイにしてイライラ・・・、憤懣遣る方なく経理担当のご令室を責める。中小企業の夫婦喧嘩のよくある一コマである。
 「悔しいっ!」と社長夫人。

このご令室様に一つ、執生の知恵を授けましょう。
非計量的要素で「執生」。日常的な創意工夫のこと。香港語で「ちゃぷさん」と読む。この創意工夫の産物の一つで、工作の工程はこうである。

  1. 通帳のサイズぴったりに、A4版の厚さ2mm程度の厚紙をくり貫く。
  2. 通帳の罫線に合わせて、通帳の右側にメモ欄、仕訳欄を設ける。
  3. その厚紙の中央・上欄に通帳名のラベルを取り外し可能な程度に糊付けする。
  4. その厚紙を裏返して、コピー機の原稿置きのガラス上に置く。
  5. 通帳を広げて、コピーできるように、厚紙のくり貫き部分にはめ込む。
  6. コピーを取る
  7. 通帳の次の頁をめくり、また厚紙のくり貫き部分にはめ込む(繰り返し)。
  8. 必要な通帳のコピーが終わったら、通帳原本の記帳最終行の右端に、カギ印を付け、次回のコピー開始の場所をメモで記憶する。
  9. 直ぐに、取り終わった通帳コピーに、メモ、仕訳を記入して置く。
 10. 次の通帳を用意し、上記2から作業を繰り返す。

ざっと、こんな具合である。体裁のよい厚紙が必要なら、実用新案で会計事務所向けの大手卸で取り扱っている。弊社に連絡戴ければ実費負担で届ける。

 文責:税理士堂上孝生 http://www.tkcnf.com/dogami
 (C)2008・3・14 dogami@taxes.jp;