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フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング655. 小説:小樽の翠579. リュウ君とボブさん

2022年11月20日 | Sensual novel

 

 毎月リュウ君は、小樽の病院へインポの治療にやってくる。といっても最近はED薬なんかをもらいに来る。そして帰りにアチキに午後のお茶を誘ってくる。

リュウ君「毎月、同じ外国人と診察待合で一緒になるんだよ」

「外国人が小樽へ!」

リュウ君「ボブさんというんだ。歳は僕より少し上かな!?」

「ああっ、以前日本人の恋人と一緒に来たって話を思いだしたよん」

リュウ君「それそれ!。毎月顔を合わせるから言葉を交わすようになったんだ・・・

ホブ『へい!、お前も上さんにせがまれてきたんか?』

リュウ君『おー、ザッツ・ライト』

ボブ『一緒かあー、じゃあわかるだろう!、女は子宮で世界を考えるんだよ!!』

リュウ『ハア!?』

ボブ『だってさあ、どんな女でも、男が来ると必ず最初に顔を見るだろう!、それから股間だ!!。お前そう思わないかい?』

リュウ『うん、未婚でも既婚でも男が来ると本能的に顔をみるよね』

ボブ『そうだろ!、俺はあの本能は何かと考えたさ・・・』

リュウ『でっ、?』

ボブ『それは、まず一発撃てるかどうかの本能的判断だと俺は気がついた。それに女の好みかどうも・・・』

リュウ『主婦でも一発入れたいと思うわけだ』

ボブ『そう、だけど恋人がいるとか結婚という契約があるからとどまるワケよね』

リュウ『だけど男が気に入るかどうかもあるよ

ボブ『俺は、男の値踏みをしているとおもうんだ。この男なら一発やってもよいとか、やめておこうとか・・・、誘われたら、えっアタシ・・・とんでもない主婦よ!・・なんていいながら・・・最後はズルズルと一発出来ちゃう事もあると思うな!』

リュウ『じゃ、家庭の仲が悪い奥さんとか恋人に遭遇したら、誘惑しても乗ってくるかい?・・・・』

ボブ『そうだよ。100%間違いない・・・、だからいつも最後は本能的な子宮の判断で彼女達の世界が成立しているんだよ』

リュウ君『男は?』

ボブ『胃袋で考えるんだよ。飯代を稼ぐのが男の仕事サ』

リュウ君『つまり一発やってもよい女と胃袋を満たす男がいれば、この世は成立するわけだ』

ボブ『人間の仕事は、それだけさ。だってさあ俺のKEIKOなんか英語がネイティブだし博士号をもってんだぜ。それで知的職業人の顔をしているけど、ベッドに連れ込みゃ女の本能むき出しだもんなぁーー

リュウ君『じゃあインポになったら大変だろう?』

ボブ『そりゃ世界大戦でも始まったような大きなショックでさ。病院に行け!、だよ』

リュウ君『そりゃ、うちも一緒だよ』

ボブ『だろ!!!、だから人間の生活はそれしかないさ。政治も文化も教養も全部関係ないのよねーーー』

という話をしていた」

「女の欲望は灰になるまで子宮思考で世界が成立する。生殖動物の使命かなあーー」

・・・

リュウ君の話は続く

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