京料理 道楽のブログ

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《山茶始開》

2012-11-08 | Weblog
七十二候では、十一月七日から十一日まで【山茶始開】となります。

七十二候とは、二十四節気をさらに三等分して、一年間を五日毎に七十二に分け、それぞれの時候を短い漢詩で表したもんです。

中国より伝来した七十二候は、日本に馴染まないものが多く、江戸時代に日本の気候風土にあった「本朝七十二候」が作成されました。
本朝七十二候には、一六八五年の渋川春海の貞享暦(じょうきょうれき)、貞享暦を改修した宝暦暦(ほうりゃくれき)・寛政暦、明治七~一六年の略本暦などがあります。

七十二候の読み方も様々で、【山茶始開】の読みは、貞享暦では「さざんかはじめてひらく」、宝暦暦・寛政暦では「さんちゃはじめてひらく」、略本暦では「つばきはじめてひらく」となります。
「さんちゃ(山茶)」はつばきの別称、「さざんか(山茶花)」はツバキ科の常緑小高木です。