「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<970>『チュノ』 ~テギルの弓

2010年02月09日 | チュノ
 『チュノ』でテギルは小型の弓をよく使っている。

 

 テギル役のチャン・ヒョクssiが弓を構えた時、その鋭い目付きとブレない両腕に、撮影スタッフが驚いたと言う。

 テギルが使うこの小型の弓は、「片箭」と呼ばれる弓だそうだ。

 別名「子供弓」とも。

 ハングルでは、「애기활(エギファル)」となっているから、子供よりもっと小さい「赤ちゃん弓」?

 「子供弓」は、矢尻が丸くて他の弓よりは小さいので、こう呼ばれるのだが、武器として破壊力はすごいと言う。

 

 フォトでも判るように、「子供弓」は竹の中に矢を入れて発射する。

 普通の弓が、射程距離 180mとすると、子供弓は、なんと600mを越える距離まで合わせる事ができるそうだ。
 
 また、矢が小さく軽い代わりに、加速度が大きく貫通力が大きいそうだ。

 当時の銃よりも、威力のある武器だったらしい。

 つまり「子供弓」は、朝鮮時代の最高殺傷兵器と指折り数えられたと言う。

 

 『チュノ』の制作陣は、こうした小物にもリアリティを追求しているそうだ。

 川を舟で下るテハたちに向けて、離れた川岸からテギルは、矢を射っている。

 テハの剣で、矢はなぎ払われたが、確実に届いていた。


 ちょっとリサーチ・・・

 朝鮮の弓矢の最も代表的なものは、「角弓」と↑の「子供弓=片箭」だそうだ。

 朝鮮の「角弓」は、水牛の角、牛の腱、クヌギの木、樺皮などの素材を複合、合成した弓で、弾力性が優れていて、矢が飛んでいく力が非常に強いそうだ。

 朝鮮では、国土の地形なども影響して、武器として弓や弩(いしゆみ)が活用され、技術的にも優れていたそうだ。

 また、儀礼用、練習用、騎馬武者用、一般兵士用、将軍用などと使用者と用途に応じて、いろいろな弓が作られていたそうだ。

 このうち最も威力ある弓は「砲弓」と「九弓弩」だったと言う。

 遠距離の敵の大量破壊に有効だった「砲弓」は城砦や車に備え付けられた。

 また「九弓弩」は、一度に数十本の矢を放ち、射程距離が1.000歩に至ったと言う。

 『善徳女王』でウォリャたち復耶会が開発した武器が、まさにこれだったw

 当然、弓の用途や威力に応じて様々な「矢」も開発されたそうだ。


  ぐるくん、個人的に弓の「射手」や「射る」シーンが好きw

 『朱蒙』のチュモン

 

 『善徳女王』では・・・

 トンマンも

 

 ビダムも

 

  足でw

 
 そして、ミシルまでも・・・弓を射た。

 


 『ロード・オブ・ザ・リング』でも、エルフ族の王子レゴラスがかっこ良かったッスw

 

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