どら猫日記

どらの目を通した気持ちを綴ろうと思います。

南部の女殿様のはなし

2016-10-12 10:35:57 | 今読んでいる本

         秋らしく冷え込んだ日

   やっと、夏が終わるか、と思わせる朝。

   今日は、歯医者に出かけて、後は家で、・・・。

   震災後、行き場がなくなった。 休みの日は街は人、人・・・。

   ゆるり、ゆるりと歩く人、ちょっと私の性に合わない。

   何てことで、本の世界へ。

      

   

   「かたつの」 中島 京子著   集英社版

    八戸南部氏のものがたり。片角の羚羊の伝説と絡み合わせた、

    八戸第二十一代女当主 祢々の自分の家系を守るための奮闘記。

    父、夫、息子と系列を継ぐ者たちが次々に謎の死で、

    狙っているのは、叔父の南部家宗家 利直。

    私の興味をひいたのは、女の大名がいたという事実。

    あの封建の世に、国を纏める女のリーダーが、

    余程の、度胸がないと勤まるまい。

           肥後の女も強いけれど、南部にも猛婦がいたんだな。