狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

一般的迎合親米保守に対しての逆説的な捉え方により「世界の根本」が見えて来る・・・「『反日中韓』を操るのは、じつは同盟国・アメリカだった!」を読む(1)

2017-04-27 15:48:23 | 東アジア
(2017/04/30:追記)

 次の本を読む。
 「『反日中韓』を操るのは、じつは同盟国・アメリカだった!」(著者:馬渕睦夫氏、出版社:ワック、出版日:2014/10/30)

 本書の表紙の折込部に、いきなりこう書いてある。

 「超大国・アメリカを動かす実態とは? グローバリズムを推し進める国際金融資本とは? 歴史を読み解く鍵はユダヤ思想にある!」(本書表紙の折込部より)
 
 そして、目次の冒頭の第1章「世界史の逆説を見抜く鍵」には19項目の見出しが並べてあるが、その内、「ユダヤ」という言葉を用いた項目が、なんと9項目も在る。更にその章には、「社会主義」、「国際主義」、「国際機関」、「イスラエル」という言葉も並べている。
 巻頭に「ユダヤ」という「世界の根本」を持って来て、その根本から派生する様々な情勢を演繹的に述べておられる。但し、ユダヤの事を差別したり、ユダヤの事を直接、悪くは言っていない。ただ、読んで理解する事で、世界情勢の現象・結果として出ている状態と併せて考える事で、自然とどういうものかを察知出来るものと思われる。
 ユダヤ問題は、世界のタブーである。故に、特に主流メディアにおいては、発言や出版は憚れている。かつて日本においても、ナチスのガス室は実は無かった等とユダヤ問題を取り上げる事で、サイモン・ウィーゼンタール・センター等のユダヤ団体から圧力が掛けられて、出版差止めに追い込まれた事件があった。また、ユダヤ・レイシスト(人種差別主義者)等とレッテルを貼られて職を奪われる等で、社会的に抹殺される事を恐れて保身に走り、ユダヤ問題の言論を避けているのである。
 しかし、この「世界の根本・ユダヤ」を直視しない限り、国際情勢を理解する事は出来ない。新聞やテレビ等の表面だけの報道を読んでいても複雑に見えて難しく感じるだけで、本質を理解する事は不可能である。しかし根本は、至ってシンプル・単純なのである。一言で言うと、根本はただ一つ、「ユダヤ」である。とても簡単な事である。
 ユダヤは、世界のマスメディアも握っている。そのマスコミの報道を複雑に見せる事によって、それらの「根本」を見えにくくしているのである。自分たちの世界支配を悟られない様に、自分たちの作った世界のカラクリがバレない様に、自分たちの悪事が暴かれない様にと、隠すようにして情報操作しているのである。
 著者は、その「ユダヤ」について、臆する事無く堂々と書いておられる。日本だけでは無く世界においても、この「ユダヤ問題」を正面から取り上げる事が出来る人物は、そう多くはない。但しもう一度断っておくが、著者はレイシストでは無く、ユダヤを直接悪い等とは言っていない
 最近になってからではないだろうか。日本の中でも、確か3、4年前ぐらい(2013~2014年)から、保守的な人の間からも、「反米」的な発言、アメリカの批判をする人が目に付く様になって来たのは。それまでは、「日米安保」に依存しているが故に、保守派は「親米」的な人ばかりで、「反米」的な人は大抵左翼であった様に思うのであるが。そして、「米国追従」「米国属国」等と言う発言が主流メディアでも目立つ様になっている。国として捉えた場合、日本の裏側はアメリカであるが、それが表に出て来やすくなっている事と、その事を理解する人達も多くなって来た様である。しかし、そのアメリカにも裏があり、アメリカの「根本」も「ユダヤ」である。
 著者を初めて知ったのは、2014年のウクライナ混乱が有った時である。その当時のYouTubeでは、「アメリカの正体を暴く」等と、暗にウクライナ情勢をはじめとして世界情勢の殆どの事が「アメリカに原因」があることを伝えておられたので、この方の理論は良い、正しいと思った。そして同年の末に出版された本書のタイトルを見た瞬間、「僕と同じ事を言っている!」と、多大な共感を覚えたのであった。
 インターネットの一般ユーザーも含めた日本の保守派の論客の人達は大概、歴史戦・情報戦において、支那(中国)や韓国への反論ばかりである。しかし、それは表面だけを見ての反論であり、直接見える者に対してしか言っていないのである。地理的にも、日本から西の方を向くと、支那や韓国、北朝鮮が表面に見える。しかし、その向こう側を見ていくと中東、ヨーロッパが見え、更にその向こう側を見ていくとアメリカが見えて来る。つまり、支那や韓国の「反日」を深く探って見る事によって、実はアメリカが「反日」を行っている事が見えて来るのである。アメリカは日本の頭を抑える為に、支那や韓国を使って「反日」をさせて来たのである。
 その様に、著者は日本の保守派の中でも異なった捉え方をお持ちであり、また違った考え方や判断が出来る方である。そして、「世界の根本原因」が、アメリカ、そしてユダヤにあるという事を媚びる事無く発言出来る、数少ない言論・評論者の内の一人である様に思う。
 現在の世界情勢において、とかくロシアが悪者扱いされている。欧米・西側の通信社の情報・言い分を流している日本のマスコミと同調する様にして、日本の保守派の論客が大概、ロシアの事を悪い様に言っている。かつての共産主義ソビエト連邦と現在のロシアとが同じである様な、間違った捉え方をしている者が多い。また、大東亜戦争末期に日ソ中立条約を破って北方領土を占領し、現在も返還していない事から、ロシアの事を悪く思う人達が多いものと思われる。それと、「日米安保」の必要性を感じる「親米保守派」が、アメリカに同調・迎合してロシアを悪と決めつけている事が言えると思う。かつてのロシア革命は「ユダヤ革命」であり、ソ連はユダヤのものであった。ソ連崩壊後も、ユダヤの新興財閥オリガルヒがロシアを牛耳っていた。愛国者のプーチン大統領は、反露のユダヤ・オリガルヒを一掃して、ロシアをロシア人のものとして取り戻した。かつてのソ連はユダヤのもの、現在のロシアはロシア人のものという違いである。そして、北方領土を占領したのはソ連であり、プーチン大統領のロシアが占領したのではない。著者は、そのロシアに対しての見解も私と同様であり、ロシアを悪く思っておらず、プーチン大統領の事も正しく賢明な方であると捉えられている様である。
 しかし一方、私とは全く異なって、著者は外務省のエリート官僚として、イギリス、ソ連、アメリカ、イスラエル等の大使館で公使等を務められ、キューバ、前述のウクライナ兼モルドバ大使を務められている。その現地での経験と知識が、理論の裏打ちにもなっている様である。そして前述の様に、他の官僚やその出身者とは異なって、アメリカに迎合していない様である。
 パラドックス(逆説)によって常識化された事を覆し、真実が暴き出される。常識化されているものによって、その奥深くのものを気付きにくく、見えにくくされている。前述の様に、ユダヤはマスコミ・情報機関を支配している。根本である自分たちの事が暴かれないようにコントロールし、世界の一般大衆を煽動している。
 前述した様に、本書を読む事でまず「世界の根本」を知り、そして世界情勢の裏側、政治、経済、金融、戦争、社会、情報等の裏側の仕組みを知る事に繋がる。
 共産主義・社会主義、グローバリズム・国際主義、金融ウォールストリート、これらは「ユダヤ」のものである。国際連盟・国際連合、IMF(国際通貨基金)、WTO(世界貿易機関)、世界銀行等の国際機関は偽善であり「ユダヤ」の支配下に在る。国際機関には各国の中央銀行株主、国際決済銀行(BIS)が参加して支配し、各国の内政干渉と主権制限を行っている。そして、世界中の資産の根本であるを、ユダヤは大量に保有する。また、現在までの世界中の戦争革命、リベラルの秩序破壊には、「ユダヤ」が関わっている。
 アメリカの中央銀行的な役割を果たしているFRB(米連邦準備制度理事会)は、憲法で規定されている議会の通貨発行権を奪って自分達のものにし、憲法違反を犯している。FRBの株主はユダヤ系の外国民間銀行が多く、自分たちが勝手に恣意的に決めている議長も、歴代ユダヤ人ばかりである。FRBの人事権は理事会自身にある。因みに、日本の中央銀行である日本銀行は、政府が55%の出資をしている。FRBの内部情報は、民間には一切公開されていない。FRB設立と同時に連邦所得税法を作り、FRBが何の裏付けも無いただの紙切れに印刷して発行した紙幣を政府に貸し付ける事によって、アメリカの国の予算が賄われる為、アメリカ政府はその都度FRBから借金をし、その都度その元金と利子を付けた分を、アメリカ国民が汗水たらして稼いだ税金によって返済している。何の苦労もせずに紙切れに印刷しただけの紙幣と、国民が汗を流し苦労して得たお金とは、その値打ち・本質が全く異なるのである。ユダヤは、そうした換金と高利貸しを加える事で、アメリカにおける錬金術のカラクリを作ったのである。そしてアメリカ合衆国は、ユダヤFRBから借金を繰り返さなければならない為に、財政赤字に苦しみ続けている。アメリカ合衆国の主権はユダヤFRBに在る。
 その通貨発行権を国の財務省に取り戻そうとしたのが、ケネディ元大統領リンカーン元大統領であったが、共に暗殺された。ケネディ元大統領は自分の良心を基に、憲法の規定通りに議会の承認を得て、銀兌換紙幣を発行しようとした。
 アメリカは元々イギリスの植民地であり、当初はWASP(White Anglo-Saxon Protestant)という、白人エスタブリッシュメントによって支配されたが、その後、ユダヤが牛耳り、あるいは連携して支配している。日本を戦争に誘導したルーズベルト元大統領の側近は社会主義者ばかりであったが、金融恐慌後、ニューディール政策を行って公共事業を行う事で、FRBから借金を余計に重ねる事となった。その後トルーマン元大統領となって日本占領時に乗り込んで来たGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)も、社会主義者ばかりであった。よって占領軍は、現日本国憲法への改正をはじめとして、日本を社会主義国に貶めようとしていたのである。それが、朝鮮戦争の勃発によって、中途半端な形として残されたのである。そして今やアメリカの本質は、左翼・社会主義・共産主義となっているのである。
 アメリカが日本を戦争に誘導した事について、米国は既に、1907年の「オレンジ計画」において、また1940年の「マッカラン覚書」8項目によって、対日戦争計画を立て、日本に対する挑発行動を提案していたとの事である。また日本の真珠湾攻撃時に、石油施設や修理施設を攻撃しなかった事が謎であると言う。この事について本書では触れられていないが、実は日本の海軍が当時アメリカと繋がっていたと言われており、山本五十六・元連合艦隊司令長官が実はアメリカのスパイであったと言われている。一般常識である陸軍悪玉論の「逆説」である、実は「海軍悪玉論」であったと言われているのである。戦後、「A級戦犯」として陸軍の東條英機・元首相等が貶められて来た中で、海軍の山本五十六・元連合艦隊司令長官等が映画やドラマで美化されて宣伝されて来たのである。これらも、アメリカの都合による洗脳政策の一例である。
 米ソ冷戦が実は八百長であり、軍産複合体がそれによって利益に繋げていたという。その通りであり、ユダヤが米ソ双方の背後に着いて、米ソは地下で繋がっていたのである。また、ベトナム戦争においても、アメリカからソ連に戦略物資を援助していた事等の、米国敗北工作を行っていたとの事である。そしてその戦争で敗北した米国は、若者の風紀が乱れ、麻薬、ヒッピー、フェミニズム、リベラル等と、社会が退廃し、秩序破壊が行われていった。
 日本と支那事変で戦った支那国民党の蒋介石・元総裁は、ユダヤ・サッスーン財閥と組んで、民衆の銀と紙切れの紙幣を交換していたとの事である。支那事変後、第二次国共内戦下においてアメリカのジョージ・マーシャル元陸軍元帥が支那(中国)全権大使として内戦を支援し煽り、国民党代表と共産党の周恩来代表と三者会談を行う等して調停する様に見せながら、支那の共産化を進めたとの事である。マーシャル元陸軍元帥はヨーロッパ復刻計画であるマーシャルプランを提唱し、NATO(北大西洋条約機構)設立にも関与し、ノーベル平和賞を授与されている。本書には書かれてはいないが、蒋介石氏、周恩来氏、マーシャル氏はいずれも、フリーメーソンである。そして、ノーベル平和賞はデタラメであり、偽善である。
 著者は、第一次安倍政権が短期間であった事について、アメリカの工作があったと指摘している。確かに、直前の小泉政権が親米の構造改革であった事に対し、安倍政権は前政権とは異なった、国益追求の成長戦略であった。
 ロシアに関しては前述の通りであるが、プーチン大統領のロシアと、日本の安倍首相とが、共に世界のグローバリズムに屈さずに、自国の国益を重視するナショナリズムでありながらも、相互に協力し、各国の独立を尊重する、和の精神で世界に貢献するという意味合いの事を述べておられる。欧米・西側は、オリガルヒと同様にロシアの資源の再収奪を目論んでおり、且つ、第三次世界大戦と世界統一(世界共産化グローバリズム)を目論んでいる
 金融・外貨・規制緩和等というグローバリズムに対しての、その日本のナショナリズムの内には、日本の得意とする「ものづくり」が存在する。その「日本のものづくり」は、農業や町工場が基盤を成して日本を支えており、それらの物を大切に作り、また育てるという「ものづくり精神」によって、日本の今日までの繁栄があると言う。

 以下、本書より引用する。
 「歴史を振り返ってみてわかるのは、情報を動かしている者が世の中を動かしているということです。」
 「つまり、私たちが自分の意見だと信じている考え方は、実は私たちが気付かないうちにコントロールされたものであって、決して私たち自身の意見ではないというのです。私たちはこういった錯覚の世界で生きており、大衆の意見をコントロールしている人々が真の支配者であると喝破しているのです。」
 「日米安保条約はアメリカが日本を防衛するためのものだと信じている人もいますが、『瓶のふた』論に代表されるように、アメリカが日本を抑え込むためのものです。同盟国とは言いながら、アメリカの思惑は別のところにあります。」

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  ・カテゴリー:「ロシア」  ・・・本ページ右サイド

 (2017/04/30:追記)
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「『反日中韓』を操るのは、じつは同盟国・アメリカだった!」 「『反日中韓』を操るのは、じつは同盟国・アメリカだった!」
   (著者:馬渕睦夫氏、出版社:ワック、出版日:2014/10/30)


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