3DCGが好きな方はご存知のことと思いますが、
オブジェクト作成するために「MetaBall(メタボール)」という機能があり、
Bryce 6.3 にも、その機能がついています♪
メタボールについては多くの解説がありますが、
すごく簡単に言えば、複数のメタボールを近づけたり重ねたりするとお互いにくっつき合い、
有機的なオブジェクトの作成に便利なものです。
では、Bryce 6.3 を使って、簡単に説明させて頂きますね。
例えば、↓のように2つのメタボールを配置してみましょう。
ピンクの○にあるボタンをクリックするとメタボールが出てきます。
2つ出してからボールの大きさを変えて、左右に配置させています。
メタボールのマテリアル(質感)をゴールドメタル系に設定して、
一枚の画像としてレンダリングしたものが↓です。
では、このブログの先頭に貼ってある、メタボールをくっつけるムービーを作ってみましょう。
作業画面の下にある、アニメーション機能の時間設定を「5秒」に延ばしたあと、
カギマークの左にある「+」ボタンを押して、キーフレーム設定もしておきます。
次に、キーフレームまでにどういった変化をつけるか設定します。
各オブジェはマウスでドラッグして移動出来ますが、
ピンク○の部分で、選択したオブジェを移動することも出来ます。
今回は、左右のメタボールが真ん中で重なるように移動しました。
各設定が完了しましたら、アニメーションレンダリングの作業に移りましょう。
ピンクの矢印にあるボタンをクリックして、先頭に戻しておきます。
次に、アニメーションセットアップを行います。
今回は、1秒間15フレームの設定にしました。
長さは先ほどの設定通り「5秒」になっています。
では、アニメーションレンダリングを始めることにしましょう。
レンダリングされたアニメーション(ムービー)を、どういったフォーマットにするか、
ムービーをどこに保存するかを設定します。
そして右下にあるチェックボタンをクリックしますと、レンダリングが始まります。
ブログ先頭に貼ってあるムービーは、綺麗な球形のメタボールがくっつくところですが、
メタボールは細長くしたり平たくしたりする事も出来るので、
使い方次第では面白いものが出来上がる可能性もあります♪
例えば、楕円形のメタボールを使い、回転させたり近づけたり離したりする事により、
お互いのくっつき加減に変化が生まれ、面白い形状を生み出します。
試しにレンダリングしたのが下にあるムービーです。
記事1つにつき、1つのムービーしか貼れないようなので、クリックしてご覧下さい。
ちなみに、もっと多くのメタボールを使うことも出来るので、
アメーバやジェルのような、プニャプニャしてるオブジェを作る事も可能です。
例えば、私の大好きなゲーム「クーロンズゲート」に、
プニャプニャした「シャンジー」というキャラが出てくるのですが、
複数のメタボールを使うことで、そのキャラに似させることが出来ると思います♪
*******
追記。
メタボールを使うことによって、
連結部分を滑らかにしたり、ふっくらさせることが出来ます。
簡単な例を2つ掲載させて頂きます。
レンダリング前のオブジェの状態と、レンダリングした画像を見比べると、
メタボールの効果が分かると思います♪
★マラカス★
全てメタボールで作ってあります。
★ピー太郎★
目と口にはメタボールを使っていませんが、
その他のパーツには全てメタボールを使っています。