2015夏の仙台フィッシングツアー、2日めは針生さんに付き合っていただいて志津川へ。
2012年以来の三浦屋です。
大型船での乗合、船外機での仕立を出していますが、今日は船外機。
小船での湾内のカレイ釣り、これが実に風情があって良いのです。
こちらは三浦明船長が舵を握る乗合船。
いまはヒラメ五目を出していて、好調に上がってますよ。
この日は魚の引きを楽しみたくてキス竿を使いました。FリチャーズのFO-01。
オモリは30号で、ソフトに小突くマコガレイなので胴にかかる竿でも大丈夫。
仕掛けはもちろん、三浦屋直結仕掛け。
志津川湾は養殖施設が多く、特にカキ、ホヤの養殖がさかんです。
津波で壊滅した棚も、いまでは大分復活しています。
船長は釣りの前に、各ポイントをまわって、砕いたイガイを海に撒きます。これはポイントを作るためです。8箇所ほど撒き終わってから釣り開始。
さて、海況ですが、こちらにも台風14号のウネリがけっこう入ってきていました。
湾口が東向きで、台風は南東なので大丈夫かなと思ったのですが、亘理沖ではないにしろけっこうなウネリ。
なかなかアタリもなく底荒れが懸念される状況ですが、案の定最初に竿を曲げた針生さんに掛かったのはアナゴ^^;
次いで船長にアイナメ。血抜きをしてクーラーに仕舞う(三浦屋は、船長の釣った魚はお客さんがもらえる竹岡方式です)間に置き竿にしていた私の竿にヒット。
アナゴさん。
けっこう良型ですよ、40cmありそう。
志津川湾は夜アナゴ乗合も出していて、アナゴの多い場所なのですが、昨日までは昼に混じることがなかったそうで、やはりウネリによる底荒れがあるのでしょう。底潮が暗いと昼にアナゴが食うのは全国共通。
それでも船長がマメに移動し、マコガレイがいるポイントを探してくれます。
ぽつーんぽつーんとマコガレイ。サイズは25-35cmが主体で型もまずまず。
そしてアイナメも混じります。
このアイナメ、捌くとお腹から脂肪の塊がでてくるほどの脂の乗りの良さ。
健康診断に必ず引っかかるタイプです。
アイナメ、マコガレイは夏が美味しい。
メゴチも混じります。最近メゴチ減ったよね、というのは神奈川も仙台も同様。
船長、針生さんと船上でいろいろな話をしながらのんびり小突きます。
この長閑さがいいんです。
バリバリ入れ食いではなく、魚はいろいろ飽きないくらいに釣れるのがちょうど良いんです。
ちなみに、船長の名前は三浦友和。山口百恵もうっとり。
そして、針生さんがなんか重いものをかけましたよ、引きがナッシングな奴の正体はタコかヒトデか?
なんと、ホヤでした^^;
養殖のホヤが収穫時にこぼれ落ちたのだろうということ。
獲れたてホヤ、初めてみましたよ。まさに海のパイナップル。
さっそくいただきます。
船長に剥き方を教わり、海水で洗って口へ。
いやぁ、さすが新鮮なホヤ、心地よい潮の香り、貝のような風味の他に雑味が一切なし。
これが生きたホヤの味なんですね、貴重な経験をしました。
全部で20個くらいありますが、そんなに食べられないし、持ち帰っても鮮度が落ちるので、残りは海に返します。
そういえば、前回はホタテが釣れたっけ。
ホヤとホヤの隙間になにやらムカデのような虫がいました。
さっそく餌に(^^)
すぐにアタリがあり、アイナメが食ってきましたよ、マッチザベイトおそるべし。
場所によっては、このスムシが針をからっぽに。
夜アナゴ釣りでは大敵だそうです。
つり丸8月15日号の針生さんの記事にありますが、夜アナゴでイワシやサンマの身餌を使うのは、スムシ避けの苦肉の策とのこと。なんで、わざわざ針ガカリの悪い身餌を使う人がいるのか理由がわからなかったのだけど、これでクリアになりました。
そんなこんなで、本日の釣果はマコガレイ船中25枚でした。
釣ったのは、針生さん、船長、私の順ですね^^;
混じりはアイナメ6本、アナゴ4本。
船長が釣った魚も私のクーラーに入り、今日もずっしり。
三浦屋の小船釣り、釣りだけでなく、いろいろな面白さがあります。
年に一度は乗りたいものです。
そしてこのアナゴがでかいんですよ。
右が35cmの東京湾良型サイズ、左が志津川サイズの70cm^^;
大きさから、「これクロアナゴじゃないの?」と思っちゃうほどの大きさですよ。星からマアナゴというのがわかると思います。こんなマアナゴ初めてみたわ。
これが夜釣りで狙えるそうで、バシコン合わせしたら手が止められちゃうほどの重量感でしょうね。
でかアナゴ料理は、また別に紹介します。
[戸倉漁港 三浦屋]
http://www.k2.dion.ne.jp/~miuraya/
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