鞦韆院落

北京で過ごすインディペンデント映画な日常

啤酒

2016-09-05 05:40:19 | 其他
最近中国ですっかり一般化した輸入ビール。
今や、ドイツビールやベルギービールは村のスーパーでも置いてあります。
しかもすごく安い。
宋荘のスーパーでも500mlの缶が10〜15元ほどで買えます。
青島が6元くらいだから比較すれば高いとはいえ、中国ビールはアルコール度数も3%程度しかないので、そう考えれば同等の金額と言えます。

中国ではとくに小麦のホワイトビールに人気があるようで、ベルギービールではヒューガルデン・ホワイト(福佳白)が急速に拡大中。
顧桃の弟が宋荘でやっているレストランでも、ビールはヒューガルデンだけを扱っていて、330mlの瓶が15元で飲めます。
スーパーではこれを10元ほどで売っているところが多く、私がよく行く朝陽公園の輸入食品スーパーでは7.5元ととてもお得。
日本では考えられない値段です。
中国のビール消費税が1トンあたり250元と安いので、日本よりずっと安くなるのです。(日本のビール税は220000円)

しかも、輸入ビールやワインの市場価格はここ数年どんどん下がっています。
2012年にこのブログでヒューガルデンのことを書いたけど、そのときはスーパーで17元だと書いてあるから、半額以下になっています。

先日、宋荘のスーパーに行ったら、見慣れない500ml缶のヒューガルデンがありました。
日本では売っていない商品だと思います。



これが、宋荘のスーパーで10元で売っているのです。ちょっと驚きました。
朝陽公園のスーパーだとわずか8元。
500mlでこの金額は安すぎると思って手にとってみたら、ベルギー風味と書いてあります。
つまり、ベルギー産ではないのです。
原産国はなんと韓国。
まさか偽物ではないだろうから、韓国で提携してる工場があるんでしょうね。

飲んでみたところ、味はベルギー産とよく似ています。
並べて飲み比べたら違うのかもしれないけど、言われなければ気づかないレベル。
これは、今後急成長するかもしれません。

中国は13年連続で世界一のビール消費大国なのですが、実は頭打ちで、消費量も生産量も2014年から下降に転じています。
飲酒運転に対して意識が高まっているうえ、車を持つ人が増えているというのもあって、無理に酒を勧めなくなってきているし、飲み方が変わってきたのを実感します。
若い人はだんだん飲まなくなっているようだし。

そんな中でも、輸入ビールの販売量は伸びていて、なんと2015年は前年比59.2%増という報告もあります。
安くなったというのが第一ですが、量より質を求めるようになったとも言えるでしょう。
中国ビールは薄くて味がしませんから。
宋荘の一元電影院でさえ、輸入ビールしか置いていません。

最近は中国のビールメーカーも工夫をしていて、白ビールを出したりしています。
ただ、金額が輸入ビールと変わらないわりに、それほど美味くありません。
しばらくは輸入ビールの増加が続くでしょう。

みなさんも、中国で輸入ビールを試してみてはいかがですか?

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