こすた みあ Diary

旅の思い出、日々の記憶・・・

ショップクルーズ

2007-05-31 | Spain
Mar.12.2007
DAY-4
ショップクルーズ


3泊5日の弾丸ツアーもいよいよ最終日。
バルセロナの地を離れるタイムリミットは16:05。残された時間は、
最後のお楽しみにとっておいたショッピングタイムにあてることに。

ダイレクトブッキングの特典として提供されたホテルのブッフェで
気もそぞろに朝食を済ませ、珠玉のショッピングゾーン、
グラシア通りへと繰り出します。



まずは、早朝から入場を待つ人々が列をなすカサ・ミラを通り過ぎ、
お隣のインテリア & 雑貨ショップ VINCON
へ。
カラフルな雑貨や、家電、キッチンアイテムをぶらぶらと見て廻ります。
中でもワタクシの目を釘付けにしたのが、クラシコ仕様のフットボールゲーム。
バルサ vs マドリッドのユニフォームに身を包んだプレイヤー仕様のものが
展示されていましたが、壁に目をやるとカタルーニャダービー仕様
( バルサ vs エスパニョール ) のプレイヤー達も展示されているという
念の入りよう。お国柄、土地柄がしのばれるラインナップです。



そして「そんなの買ってどうするの ?! 」オットから釘を刺されてワタクシが
陳列棚に戻したのがコレ。整然と並べられたビバンダム君。
ミシュランガイドブックに腰掛け、軍隊のように隊列を作った姿が
妙に可愛くてついつい手にとってしまったものの、確かに買って帰っても
置くところもないし・・・。
というわけでビバンダム君にお別れを告げてVINCONを後にしました。

さぁ、お次は通りを渡って向かい側のラインを攻めましょう。
ZARA
MANGO と一通りショップを巡ったワタクシ、気が着けば
手にはZARAの紙袋が。そしてバトリョ邸を通り過ぎ、ムンタネールの手による、
優美な建築物リエオ・モレラ邸1階に位置する LOEWE
へ突撃。
表敬訪問のつもりでしたが、スタッフのお姉さんの「それは貴女にとっても
似合ってる。それはあんまり似合わないわね。私、そのシリーズはあまり
好きじゃないわ。」歯に衣着せぬ物言いになぜだか意気投合し、気が着けば
お姉さんと一緒に免税手続き中のワタクシがいました。破産です

とどめに天才シェフ、フェラン・アドリア氏の弟君で同じくエル・ブリ出身の
アルベルト・アドリア氏プロデュースのショコラショップ カカオ・サンパカ
へ。
極上のカカオの香りに包まれながら日本未上陸のショコラを買い込み、
ショッピングタイムは幕切れとなりました。



"グラシアス" "アデュー"
クールなホテリエたちに見送られながらリモワをコロコロと転がしタクシーへ。
こうして、ほんの3日前に意気揚々とゲートを潜ったエル・プラッツ空港から
再び機上の人となりました。



わずか3泊5日でバルセロナを駆け抜けたエル・クラシコツアー。
街・フットボール・食・アート、全てをひっくるめて、ワタクシがいかに
この街を愛しているかということをヒシヒシと再確認させられた
かけがえのない旅となりました。やり残したことはまだまだたくさん。
近いうちに再訪できることを祈りつつ。
Moltes Gracies !!

オマケ  
ヨーロッパ3都市周遊 (だから違う・・・ ) お土産リスト

【From パリ 往路トランジット CDGにて購入】

①ロクシタングッズあれこれ。
②南仏のテーブルクロス。

【From バルセロナ】

①トラ応援用シルクチュニック by ZARA
②カカオ・サンパカショコラ各種
③チョリソー & ハモンイベリコベジョータ

【From ミラン 帰路トランジット MXPにて購入】

①フェラーリグッズ
②乾燥ポルチーニ & プロシュートパルマ & ジェノベーゼソース by PECK

【From JL418便】まだ買うか・・・

幻 ( なんですか?! ) の芋焼酎「森伊蔵」


ぱっきん箸

2007-05-20 | et cetra
ぱっきん箸とバラ三段活用

オット誕生日。
バルセロナ、GWと散在しまくってしまった我が家、あえなくお家ご飯と
あいなりました・・・。ごめんよ。オット
せめてテーブルだけでもそれらしく飾ろうと、まずはテーブル装花の
セッティング・・・But、見事「母の日」に直近したオット誕生日。
普段贔屓にしているお花屋さんを覗くと色とりどりのカーネーションが
花も盛りに咲き競っています。やっと隅っこにないがしろにされていた
バラの花を見つけたものの、花弁が開ききった見るからに元気のない商品。
「元気ありませんね~。」お花屋さんに話しかけると
「そうですね。あまりお勧めはできませんね~。」とのこと。
「でも明日必要なのですよね~。」チラリと流し目をすると、
「では、お値引きということで・・・。」と交渉成立。
お姉さん、話解るじゃな~い。 コラ
というわけで、財政困窮中につき、お祝いの装花までもディスカウント入手。



開いてしまった花びらはチョチョイとむしってテーブル周りに散らしてみましょう。
黒のテーブルランナーにフューシャピンクの花びらが彩りを添えます。
うん。苦肉の策には見えないロマンティック仕様なテーブルのできあがり。
いつもセッティングだけ頑張るワタクシ、この日のお料理もテーブルの趣向とは
かけ離れて、シャンピニオンの陶板焼きや、トルテーリャ、というスペインバル仕様。
イベリコ豚のソテーを予定していたメインでさえも、食材の入手が間に合わず、
あえなく鹿児島産黒豚に・・・。というわけで、こんな時でもお料理を豪華に見せる為、
またまた裏技、苦肉の策のご紹介です。



小京都、金沢は箔座の ぱっきん箸

コチラ、お箸の先端に金箔が仕込まれているのがお解かりいただけますでしょうか ?!
「『ぱっきん』と割ると、豪華な彩りとともに料理に”箔がつく”という遊び心あふれる箸。
お祝いの席におすすめです。」というお店からの紹介文通り、黒豚のソテーの上で
パッキンと割ると、煮詰めたバルサミコソースの黒色の上に金箔が散りばめられ、
たちまち豪華お祝い仕様のお料理に変貌するという便利グッズ。
何かあった時の為に、我が家に常備されている優れものの裏技グッズです。



飾ってよし、散らしてよしのディスカウントローズも、三段活用と謳ったからには、
とどめの活用方法を。もともと元気のないバラです。ステムを焼き切って水あげを
頑張ったところで3日もすれば締まりのない姿形になってしまいます。そこで、
装花として楽しんだ後は、思い切ってむしってしまうことに。
そうです。お風呂に投げ込めばあっという間にフラワーバスの完成です
ローズアロマのバスジェルで香りとバブルをたてたお風呂に花びらを投じて、
キャンドルを灯せば気分は、すっかり南国リゾート
皆様もお花屋さんで元気のないバラを見かけた時には、どうぞお試しあれ。
(あ、くれぐれも値段交渉を忘れないでくださいね~笑)
というわけで、本日は便利グッズぱっきん箸とディスカウントローズの活用方法の
ご紹介でした・・・。と言って旅行記遅延のお茶を濁す  


フラワーバスTIPS
A.リゾート地でいつも「フラワーバスはぬるすぎて・・・」などと文句を
言っておりましたが、温泉のように熱いお風呂のフラワーバスというものも
なんだか違和感たっぷりで・・・ フラワーバス仕様にする時には、
やはり半身浴ぐらいのぬるめのお湯の方が気分が盛り上がりそうです

B. やっぱり自分でセッティングしても気分は半減・・・
というわけで、他人様にセッティングしてあげた方が喜びや驚きは大きそう。
せっかくですからゲストがいらっしゃる時のサプライズがいいかもしれません

とは言ってみたものの我が家に泊まりにくるのは義理の両親ぐらい。 
今度、義父が来るときに花びらを散らしてあげましょうね。笑


バルホッピング

2007-05-13 | Spain
Mar.11.2007
DAY-3 Part 4.
バルホッピング


さて、アートを堪能したところで小腹が減って参りました。
ゴシック地区は珠玉のバルの宝庫。日曜日でも営業時間を気にせずに
楽しむことができます。そうと決まれば早速バルホッピングへと繰り出しましょう。



ピカソ美術館からサンタ・マリア・ダル・マル教会に向かう路地には
El Xampanyet (エル・シャンパニェット) という有名店が。世界中のガイドブックに
掲載されていると言われるその店は、シーズンオフでも多国籍軍で立錐の余地も
ないほどの盛況ぶり。これは凄い。ひとまず通り過ぎて大聖堂を臨む広場に面した
La Vinya del Senyor (ラ・ビィーニャ・デル・セニョール) へ。



うららかな日曜日の昼下がり。大聖堂を見上げる広間でカフェを飲みながらお喋りに
興じる地元の人々。足元にはつぶらな瞳をした飼い犬も眠たそうに寝そべっています。
ゆっくりと流れる穏やかな時間。ワタクシたちもカヴァとオリーブをオーダーして
緩やかに流れる時間に加わりました。



アペリティフで胃袋を刺激した後は、ホセシェフお勧めのバル El Rovell del Born
へ。



モダンなデザインのカウンターには、たくさんの美しいピンチョスが整然と
並べられ食欲を刺激します。カウンターが満席だった為、テーブル席へ。
どのお皿も美しく、美味しく、バルホッピングは方向転換してここで満足するまで
食べ続けることに。メニューを見ながら次々と頼むとスペイン人のウェイターさんに
「頼みすぎよ」と笑われたけれど見事完食。




いっぱいになった胃袋に鞭打って、仕上げにもう1件ホセシェフから
教えてもらったパティスリーショップ bubo
(ブボ) へと向かいます。



ショップ内にもイーティングスペースは設けられていましたが、さすがに今は
お腹がいっぱい。あれこれ買い込んでホテルに持ち帰ることに致しましょう。



カラフルなラッピングのスイーツを抱え、ちょうど夕方の参詣が始まった
サンタ・マリア・ダル・マル教会で壮大な空間にしばし、身を置きます。



カタルーニャゴシック様式の大聖堂はシンプルでいて優美。航海に出る人々が
海の安全を祈って建立したと言われる大聖堂。壮麗な石柱には、人々の祈りが
染み付いているよう。ブルーのステンドグラスが一際美しい光を回廊に
投げかけていました。クリスチャンではありませんがコインを支払い祈りの
キャンドルを1本購入。壁窟の1つにカンプノウのチャーチにも祀られている
黒いマリア像を発見したからです。バルサの優勝を祈願して祈りの光を灯し、
再びタクシーでホテルへと帰宅致しました。



ピカソ美術館

2007-05-12 | Spain
Mar.11.2007
DAY-3 Part 3.
Museu Picasso


Prestige Paseo de Gracia で室内を彩るデザイン家電の数々に
一通り心をときめかした後は、タクシーを駆ってゴシック地区へ。
せっかく大好きなグラシア通りに移動したばかりなのになぜ ?!
なぜならこの日は日曜日。グラシア通りのブティックやレストランは、
そのほとんどが、安息日を守ってCLOSEしているからです。



中世の街並みが残る迷路のようなゴシック地区もたくさんの魅力に
溢れたバルセロナ観光のハイライトの1つ。まずは、前回訪れることの
できなかったピカソ美術館へ。ハイシーズンには1時間待ちという噂の
美術館もシーズンオフのこの時期は待ち時間なしで入場することが
できました。

友人の自殺というショッキングな事件に遭遇し、青色の色調で
人間の苦悩を描きだした「青の時代」の間を通り過ぎ、次に
向かった広間。ワタクシがガイドブックを頼りに「ここの広間の
テーマはこれで『○○の時代』」という説明をしていた先手を打って、
作品を眺めていたオットが腕組みをしながらしかめ面しく威厳を
保って言い放ちました。「この広間は『エロの時代』だね」 ってオイ
確かに見渡せば、絡み合う男女のエロティックな素描が数多く
展示されてはいましたが・・・ 

数々の展示作品の中でも、ワタクシが特に面白かったのは、
ベラスケスの「ラス・メニナス」にインスパイアされた作品。
ピカソ流模写 ?! といった風情のこの作品。当のピカソは大真面目に
取り組んだ作品なのかもしれませんが、キュビズムで描かれた
王女マルガリータは、なぜか風刺がかって見えました。



1時間ほどのんびりとピカソの作品を鑑賞し、後にしたこちらの美術館。
「ピカソ」と言われてまず思い描く、いわゆるキュビズム的な作品はあまり
多くは展示されていません。代表作の「ゲルニカ」もこちらではなく、
マドリッドの美術館に展示されているそう。どちらかと言うと無名時代や
晩年時代の作品が多いコチラ。ピカソのキュビズムをお目当てに訪れると
やや物足りない感があるかもしれません。ただし、15世紀の貴族の館を
改築した美術館は建築的にも見所満載。中庭を囲む回廊に設置された
階段を登って入場するあたりも雰囲気たっぷり。いくつかの館を統合している為、
展示スペースと展示スペースの間には、それぞれ趣向の異なる美しい広間などが
出現し、豪奢な設えに当時の貴族の豪勢な生活ぶりを垣間見ることができました。

Casita計画

2007-05-06 | et cetra
お家カッシータ計画

ズル休みをちょこちょこと挟んで今年は自主的に10日間という
超大型連休にしてやったりなGWもいよいよ最終日。
空を見上げると、まるで明日からの辛い辛い通勤の日々を
物語るかのような生憎の雨模様。毎日盛況だった釣り人の姿も今日はまったく
見当たりません。きっと、お父さんたちも明日からの会社生活復帰に向けて
今日はお家で力を貯めこんでいるのでしょうか ?



さて、そんな10日間。前半5日間はフィリピンはパマリカン島へ。
ショートステイだったにも関わらず、極上のリゾートライフですっかり骨抜きに
されてしまったワタクシ。帰宅して何気なくテーブルの上に置かれていた雑誌を
手に取ると、そこには南青山の Casita
というレストランの特集がありました。
なんでも、アマンリゾーツに恋をしてしまったオーナーが東京にアマンを作るべく
オープンさせた「NOと言わないレストラン」とのこと。調度品やテーブル
セッティングもアマンリゾーツを彷彿とさせるこだわりぶりです。

残り5日間をどう過ごそうかと思案していたワタクシ。
その記事を見て突如ひらめきました。名づけて"お家カッシータ大作戦 !! "
帰宅翌日から精力的に動き回って、まずは黄砂にけぶった窓ガラスの拭き掃除。
( 今までほっといたのか ?! ) テラスもゴシゴシとデッキブラシで念入りに
洗い流します。お次は5日間お籠もり用の食料を調達。
さぁ準備万端。こうしてお家リゾートライフは始まりました。
いくら窓ガラスが綺麗になったところで、普段通りに暮らしていては普通の週末と
変わりありません。お家カッシータ計画のお約束事は以下の通り。

①TVとパソコンはスイッチオフ
但し、スポーツ観戦及びDVD鑑賞だけは可。
幸か不幸か猫に戻った阪神サマのご尽力のお陰もあって ( ?! ) 夜明けの
欧州チャンピオンズリーグ観戦以外は、ほとんどTVのスイッチがつかない
日々となりました。TV番組の代わりに時々流れていたDVDがコチラ。
いずれも数年前にAmazon.comで購入したものです。



Bora Bora: A Day in Paradise

Hawaiian Dreams / WAVES: Virtual Vacations for relaxation


②BGMは常にヒーリング系音楽を
アマンやシルキーオークスなど、お部屋で流れていたCDをお土産に購入する
ことの多いワタクシ。他にもリゾート気分を盛り上げてくれるCDをセレクトして
BGMに流します。いずれもAmazon.jpで購入可能です。



Hilary Stagg "Sweet Return"

amanpuloのお部屋で流れていたCDです。
Tony O'Connor "Rainforest Magic"

シルキーオークスのお部屋で流れていたCDです。
MORELENBAUM2 / SAKAMOTO "CASA"

夕暮れ時には、カルロス・ジョビンのボサノヴァを坂本龍一のピアノ演奏で。
小野リサ "BOSSA HULA NOVA"

リゾート気分と言えばやはり小野リサ。色々と持っていますがハワイを
感じるこちらのCDもお気に入りの1つです。

③ランチはテラスで
普段はお部屋の中にしまいっぱなしになっているテーブルを出して
風に吹かれながらゆっくりとランチを頂きます。



④シェスタ & 読書はデッキチェアーで
普段はソファーでお昼寝をするワタクシですが、意味もなくお部屋の中央に
デデーンとデッキチェアーを配置。(テラスで寝るにはまだ少し寒い・・・)
読書をする時はこちらの椅子に陣取ります。



⑤夕暮れ時にはお酒を少々
普段は週末の食事中にほんの少しワインを頂く程度のワタクシですが、
お食事前にほんの少しのアペリティフ。これだけでグッとリゾート気分が
盛り上がるから不思議です。



⑥食事は簡単で美味しいものを
というわけで、家事に時間を割いてはリゾート気分は台無しです。
簡単に美味しく頂けるものとして、必然的に焼くだけのBBQ的なお料理が
多くなるのも南国リゾート気分を一層盛り上げます ?!
そんな手抜き気分の時によくワタクシがお世話になるのがコチラ。



栃木県は日光 グルマンズ和牛
のタータルハンバーグ。
こちら1枚500円というお値段ですが、1度取り寄せると病み付きになる
美味しさです。解凍さえしておけば、ささっと焼くだけ。レアがグー。
2分もかからずに黒毛和牛の旨みたっぷりなオトナハンバーグが卓上に。
岩塩と削りたてのコショウをたっぷりかけて召し上がれ。
( お取り寄せはFAXのみです。ご興味のある方はお電話でお問い合わせを。
グルマンズ和牛 TEL:0288-53-3232 )

さてさて、そんなお家カッシータ大作戦、本日、オットに「そろそろ下界に
降りてきてくださいね~」とデッキチェアを撤去されあえなく終了。
リモコンを握り締めたオットが TV もじゃんじゃんばりばりつけっぱなし

どこを探しても、とりあえず "NO" と答えるオットしかおりませんでしたが、
冷蔵庫のドリンクはオールフリーだし( 購入原価はかかってますが・・・。 )
食事もオールインクルーシブだし( 自分で作ってるんですけど・・・。 )
ほんの少しのスイッチオフとほんの少しの考え方の転換で、普段の時間が
途端にゆっくり流れ始めた事は新しい発見。
本日をもって5日間のお家 Casita 生活はひとまずピリオド。
さぁ、明日からまた頑張ってまいりましょう。