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【霊告月記】第七十六回  連句:風にゆられて

2022年03月01日 10時00分00秒 | 76~80

【霊告月記】第七十六回   連句:風にゆられて

    

座・連句 若い世代による新しい連句の会 1994年3月20日  

前口上
今日巻く連句は九席全部が脇起しの半歌仙です。古人の名句を発句に立てて連句を作ることを「脇起し」と言います。私は「古池や」の句を発句に選びました。古池を俳譜の伝統に見立て、そこへ連句初心者が大勢初めて参加する、その光景は春に蛙が新しい生命を得て「古池」太小 にいっuいに飛びこむ光景と重なって見えたのです。この句に 私は次の脇句を付けました。 
 古池や蛙飛こむ水のおと 
  風にゆられて紫実英三つ四つ 
さてここから本日の 【座・連 句】の参加者による付けが始まります。さていかなる名句が付きますことやら。  

半歌仙  風にゆられて                        捌 川端秀夫 


古池や蛙飛こむ水のおと      翁
 風にゆられて紫雲英三つ四つ   秀夫
自画像に朱色さしたりかげろひて  佐保
 ホンキイトンクのピアノ響かせ  達夫
線路道麦わら帽子遠い夢      悦
 沈み残しの月追ふ金魚                   奈美

 

番頭は開店準備蔵の街       無頼庵
 緊張しきり雨のフライト               佐
後ろ髪一本引かれハ ミングす     奈
 カラス鳴け泣けスミ色のハート    ん
ころころと織田信長の首転び    寿子
 岩の苔むす奥多摩渓谷      悦
湖に映れる月を割りすすむ     寿
 新米捧ぐ波布の出る寺      達
猿酒にストロー入れてすする猿   蓼艸
 誇るパ ワーは乳幼児なみ    秀
儀丈兵かつかつと行く花の城    寿
 あちらこちらに葱坊主立つ   ん

★何を隠そう、わたしはさなちゃんの大ファンなのです・・・

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