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【霊告月記】第十七回 法廷ドラマに血が騒ぐ

2017年03月01日 10時00分00秒 | 霊告月記16~20

【霊告月記】第十七回 法廷ドラマに血が騒ぐ

 法廷物の映画が好きで良く見ている。最近見た中で面白かったのは周防正行監督の「それでもボクはやってない」。日本の刑事裁判の実情をリアルに描いて司法関係者にも絶賛された問題作。

アメリカの法廷ドラマには傑作が多い。これはアメリカの裁判が陪審員による裁定が行われることと関係がある。陪審員は法律のいわば素人。この素人に対して法律家が弁論を行うわけだから、それをドラマに仕組んだ場合は非常に分かりやすくなる。弁護士は陪審員の理性と感情の両方に訴えなければ望む判決は得られない。だから法廷ドラマは映画の観客にも興味深くなる必然性があるわけだ。「評決」「エリン・ブロコビッチ」「ニューオーリンズ・トライアル」「訴訟」と立て続けに見たが、すべて非常に面白かった。

書籍では『司法記者』が実に傑作。元特捜検事の郷原信朗が書いた小説。検事のみならず司法記者の在り方に対しても根源的な問題提起がなされている。惹きつけられて一晩で読み切った。『司法記者』がドラマ化されるにあたっての田原総一朗と郷原信朗の対談はWEBで公開されている。特捜検察の問題点に関してはっきりとした視点を獲得できるので必見!⇒http://st.wowow.co.jp/detail/3909.html

『絶望の裁判所』『刑事裁判の心』『小説で読む民事裁判』などが最近興味深く読んだ書物。ちなみに、伊藤真『刑事訴訟法入門』と『民事訴訟法入門』は、4、5回は読んだだろうか、私のひそかな愛読書である。

★ 】霊告【 時には鳥の気持ちにになって世界を眺めて見よう。

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