砂蜥蜴と空鴉

ひきこもり はじめました

一人の老人と一人の少女のお話

2004年12月25日 | ログ

しんしんと雪が降る。

りんりんと鈴が鳴る。

赤服の老人は一人の少女にプレゼントを手渡した。

「こんにちはお嬢ちゃん。私から君へのプレゼントだよ」

少女はにこりを笑って言った。

「ありがとう、トナカイを連れたお爺さん」

続けて言った。

「私もあげる。プレゼントをあげる。

 形はないけど温かく

 理由はないけど意味あるもの。

 お爺さん。私はあなたに言葉をあげる。

 ありがとう。感謝の言葉。

 また会えて嬉しいわ。再会の言葉。

 また来年も会いたいわ。約束の言葉。」

 そうして最後に笑顔で言った。

「メリークリスマス。サンタクロース」

それは優しい冬の言葉。

一人のサンタと少女の言葉。

2 コメント

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コメントつかないから、 (わど)
2004-12-29 05:43:43
正直いうけど。

これって、クサくなーい?(汗)
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うん (砂蜥蜴)
2004-12-29 11:50:44
私も普通にそう思う(滝汗)

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