砂蜥蜴と空鴉

ひきこもり はじめました

前提の崩壊

2005年02月28日 | ログ

何もせずに徹夜明けです。空気が美味しいです。

今しがた立ち読みついでに散歩してたら通園途中の親子連れ。

子供の方が親になぞなぞを出してました。

「すいかはすいかでも足が一杯あるすいかはー?」

む。足があるすいか?そんなのあったけ。

記憶を検索しますが該当なし。

やるなガキンチョ。

案の定お母さんも「わかんないや」

歩調を落とし、さり気なく息を殺して少年の回答を待ちます。

さぁ教えてくれワンダーボーイ。この三流大学生が皆目検討もつかなかったなぞなぞの答えを!!

そして彼は飛び切りの笑顔で答えを囁きます。

「それはねー。お化けスイカだよ

発想が斬新すぎる。

悪夢の塔

2005年02月26日 | ログ
街を走る。
世界中の全ての人が敵になっているようだ。
男も女も子供も老人も武器を持ち襲ってくる。
その中に幾多の化物もあり、
罪の有無にかかわらずその全てを俺は殺しつくした。
どこかの家の庭に出る。
かつての仲間がそこにいた。
決着をつけるべく、お互いにカッターナイフにて殺しあう。
結果、俺の勝利のようだ。彼を残し先へ進む。
塔が見えた。
入り口には無機質な怪物・・・・いやガーディアンか?
その周りに人の姿。今まで殺した彼らのカタチ
そのヒトガタを殺す。しかしまだ現れる。
また殺す、また現れる、際限なく殺し際限なく現れる。
そのうちに無機質なヤツを破壊。同時に全てのヒトガタが腐り落ちる。
塔に侵入、人影の見える通路、オークション会場、或る女の悲劇の壁画。
行き止まり、何度も塔を探索する。
何度かめの往復。人影の見えた場所へ。
人影を捕まえ話を聞く・
「弟は4ヶ月へ向かった。兄は・・・・」
言うや否や男は化物に変化した。
それを絶殺し先へ進む。
入り組んだ階段の先、十二の扉があった。
謎を解き進む。
更に入り組んだ階段を駆け上がる。
屋上に着く。
そこには弟、兄、魔術師と5つの『悪夢』のカタチ。その幻影らが入り乱れ闘っていた。
俺は何かを叫ぶ。どこかで見つけた言葉だった気がする。
そうして幻影は消えうせ、『悪夢』との戦いが始まった。
圧倒的な戦力差、絶望が見える・・・・・・・

そこで、夢は覚めてしまった。

持つべきものは友

2005年02月24日 | ログ

久しぶりに携帯が鳴ったと思ったら

「今、弥生時代が熱いッ!!」

とか寝言を起きながら話せる友達がいる砂蜥蜴は幸せものです。

朝六時に寝て午後起きる生活が続いてます。ダメ人間♪


ジャンルの独占 in TBS

2005年02月23日 | ログ

世界遺産:NHKも3月末から放送 TBSが抗議文

>「TBSが努力し、コンテンツ価値を高めた『世界遺産』の分野に参入するのは、NHKの肥大化を示すもので、民間放送との健全なバランスの上に立つ日本の放送制度を損ねることにつながりかねない」

>NHKからは「TBSとはバッティングしない内容にする」という釈明があったという。


内容をパクるとかではないのに
扱う情報のジャンルを独占しようとする意図はどうかと。
世界遺産なんてジャンルは一番NHK向きだと思いますけどね。

没ネタ。

2005年02月23日 | ログ

人に「二次元しか愛せないヤツめっ!!」

と言われたオタクが「三次元だって大好きだよっ!!」

と言いながらフィギュアを愛でるというネタを思いついたのですが

どうしようもなく使う場面がありません。

私は両方好きです。四次元も愛して三冠王を目指します。

平行空間萌え~(どういうオチだ)


2 / Knowleage Forest

2005年02月23日 | ログ


2005年 2月17日 午前10時00分
開店と共に僕は自動扉を抜け、知識の森へと踏み込んだ。
埋まるような、書架の数々。
整頓され、陳列される有象無象の本、本、本。
旅の始まりはここから始めることにした。
電車二つ乗り換えて辿り着いた都内の大型書店。
ここに来るのはこれで三度目だ。
一回目は小学生の時。
父親に博物館に連れてきてもらった後、恐竜の本をねだり、買ってもらった時だ。
自分を呑みこむような広い店内は、自分の中にある鮮明な記憶のうちの一つ。
不安さに泣いた迷子の記憶はそう、忘れるものじゃない。
そう、あの時も僕は一人きりだった。
父親がトイレに行くと僕を置き、帰ってくるまでの30分。
楽しいことばかりが書かれていた本の山が突然自分を狙い、息を潜めた獣のように思えて。
ただ時計を見ていた。秒針を短針を、長針を。時間を刻む短く正確な音を。
五分が過ぎ、十分が過ぎ、そうして僕は泣き出した。
怖かったから。一人きりが。知らない人ばかりが。みんな、無慈悲な機械に見えたんだ。
あの日の場所は哲学と自然科学のコーナーに変わっていた。
置き時計も勿論、10年前のものではないが、同じ、柱の中央に掛けられていた。
目を閉じて音を聞く。
どこかで聞いたことのあるクラシックなBGM。友人同士の馬鹿な会話。
近くを歩く人の足音。呼吸。
そして、秒針。
五分経ち、十分経つ。
あの日僕が出逢った怯えは、言いようの無い恐怖はもうない。
あの日、泣き止まない僕を抱きしめてくれた父が、ここにいないように。
口笛を吹く。
僕は音才というものが致命的にない人間で小学校の時はリコーダーも、ピアニカも吹けなかった。
口笛も音が出せる程度。とてもメロディは奏でられない。
中学生の頃から吹けるようになりたいと、暇さえあれば練習していた。
出来るようになったのは、結局高校を卒業した後。
本当の、一人の時間が増えた頃だった。
ヒューヒューと、時おり音になれない風。
楽曲に何とか乗るようにと口をならす。
葬送曲。それは僕に対してではなく。
僕の良き友人であった、彼らに送る、音の外れた終末の風。

第三十七番地屋上同盟。

2005年02月23日 | ログ
屋上という空間には不思議な人の和が生まれる。
彼らは別のグループとはお互いに不干渉であり、言葉も交わさない。
しかし、そこには確実に。
なんと言うべきか。その奇妙な空間を共有しているという連帯感があるのだ。
煙草を吹かす生意気そうな少年。
毎日同じ本を読み続ける女子高生。
一人、缶コーヒーを片手に下界の風景を楽しむサラリーマン。
彼らは誰一人として語らず、しかし友人であり仲間であり同盟者であった。
第三十七番地屋上同盟。
彼らの不干渉で無関係な物語は空に花を植えようとする老人の登場から始まる。

1 / Enter to World End

2005年02月22日 | ログ
2005年 2月17日 午前7時15分
最後の夜明けを僕は聖書と共に過ごした。
回教徒ではない僕だが信仰心はあった。
言葉としてのAmenではなく、葬送の列に対し目を伏せる、そういう種類の信心深さ、臆病さ、だが。
普段は10時過ぎまでは寝ている僕の朝食姿(僕は普段朝食を食べない)を見て両親は驚いていた。
徹夜した、と答えたら「またゲームか」と呆れられたけれども(そういった朝の迎え方の方が僕らしくて良かったかもしれないな)
朝食は食パンとウィンナー。それに二杯のホットコーヒー。
別れの儀式として両親にも一杯ずつ。砂糖をいつもより多めにして淹れてやる。
さようなら僕の大切な人達。さようなら僕の大切だった人達。
最後の言葉は「いってきます」だった。我ながら、何とも陳腐な遺言。
母さんは気の無い返事で僕を送った。「夕食までには帰ってくるのよ」
さぁ行こう。世界の果てと終末の旅へ。

データの不具合かしら

2005年02月21日 | ログ

2/17(木) 1291 pv 117 ip  となってました。

今気づいた。

いつもは多くても200pvなんでバクでしょうねぇ。

最近界隈の更新間隔が空いてますが現実が充実してるようで何よりです。

砂蜥蜴も充実してますよ。

第三次スーパーロボット大戦は面白いなぁ。

拒絶歌人

2005年02月16日 | ログ

グラスに口つけ氷を食む

その、じん、とした感触か好き

心地よい、冷たさが好き



人が好き 町が好き

みんな好き みんな大好き


拒まれるわたし

口づけは遠くへと逃げた

歓声も今は昔


私は思い出をタイプする

ホリエイズムについて

2005年02月15日 | ログ

「新聞・テレビを殺します」 ~ライブドアのメディア戦略~を読んでの読書感想文です。

この堀江社長のインタビューですが私は賛成半分反対半分ですね。

具体的に言うとこのインタビューで堀江さんは大きく分けて二つのことを言っています

それが「メディア改革の加速化」と「市場原理主義メディア」です。

私はこれに対し前者は賛成で後者は反対なんですね。

まずは前者から。

メディア改革の加速化を堀江さんは「新聞とかテレビを、我々は殺していくんですけど」と述べています(過激な言動はこの人の問題点であり最大の武器ですね)

ネットを日常的に利用してる私から見ればこの「テレビはネットに取って代われる」って考え方は至極当然に思えるのですが

一般の人々やメディア上層部ではこの考え方はまだまだ浸透していません。

まぁ当然ですよね。私も三年前にこの発言を見てたら「何言ってんだコイツ」と思ったでしょう。

それで堀江さんはこのテレビからネットへ、という流れを加速させようとして手始めにニッポン放送、ひいてはフジテレビを傘下に置こうと今回のニッポン放送株買収に至ったわけです。

これ自体は素晴らしい事だと思います。

取得方法がTOBでないのは残念ですが正式に名乗りを上げて買収しようとしたら

近鉄買収の二の舞だったでしょう。

むしろ彼の出演番組を放送中止にしたフジのやり方の方が気に入らないですし。

放送中止理由くらい嘘つかずに言えよと。「視聴率強化のため」て。

さて、彼の未来予想図自体には賛同する砂蜥蜴ですが逆に彼が運営しようとするメディアのスタイルには首をかしげます。

それが「市場主義メディア」です。

これは簡単に言えば「視聴者が見たいものを放送する。見たい記事を載せる」という非常に当たり前かつ、どこのメディアでも多かれ少なかれやってる事ですが堀江社長の考えは極端です。

「人気がなければ消えていく、人気が上がれば大きく扱われる。完全に市場原理。我々は、操作をせずに、読み手と書き手をマッチングさせるだけ」

「いいじゃないですか、それで。そういうもんじゃないですか、情報って」「読者の関心が低いゴミみたいな記事を無理矢理載せたってしょうがない」


とのこと(やっぱり過激な人だなぁ)

勿論このやり方にはメリットもある訳で。

一つには単純に普通のやり方より読者が増えるというのがありますね。

当然です。需要があるものを供給すれば儲かるなんてのは経済の基本ですし。

更には特定の政治思想に染まらない

ご存知の通り、日本の新聞には新聞ごとの根幹思想というのがあり

簡単に言えば朝日は左翼で読売右翼と新聞社ごとのカラーがある訳です。

その為に自説の主張に走るあまりこういうことをする訳ですが

このシステムならば理論上、人気、書き手の説得力さえあれば複数の思想、意見が一つの新聞で読めるという非常に優れたメリットがあります。

また堀江さんの言葉を信用するならば人気さえあれば上からの検閲もないシステムで

信頼性という観点から見ても既存のメディアを超える可能性を持っています。

しかしこの市場原理メディア。これは同時に大きな危険性を孕んでいます。

極端に言えばメディアとしては成功しても日本が滅びる可能性があります

何だかMMRみたいな言い方ですが私は本気でその可能性を危惧しています。

この私の考えの根底にはみんなが知りたいこと=みんなが知るべきこと、知らなければならないことではないというのがあります。

堀江さんはこれに対し(イラク問題などの政治的ニュースが大きく扱われない可能性について)

いいんですよ、(そういうことは)みんな興味ないんですから。興味ないことをわざわざ大きく扱おうとすること自体が思い上がりだと思うんです。

と述べています。

この考え方にも一理ありますが、これを踏まえて作られるメディアは極端なワイドショー型になってしまうと思うんですね。

まず政治。保守中立の記事は載りません

普通に考えて人の目を惹きつけるのは極端な意見、異色な意見です。

また、とりあえず政治家の悪口書いとけば喜ぶだろ的記事が爆発的に増えそうです。

いや、確かに好きですけどそういうのは朝日だけでお腹一杯ですよ。

芸能面ではフライデーとか女性自身とか週間新潮とかも真っ青な記事が載りそうですね。

あと本当に読者人気だけで作られるなら政治1 芸能9なんて比率になりそうです。

経済面ぐらいかな?このシステムで確実に良質化するのは。

経済面読む人が知りたいのは正確かつ詳細な情報ですから。

堀江さんはインタビューでもなぜ紙で書いてるというだけでみんな、新聞に書いてあることを信じてるのか分からないと言っていますが

新聞とは本来、利益の追求のみを目的とせず、社会倫理に則り、公正かつ公平な情報を読者に伝える精神の元に発行されていますまぁ、今は違うけど

私は極端に走らず、既存の新聞の要素も取り入れてバランスを取った方がいいと思いますけどねぇ。

ちなみに砂蜥蜴がライブドア新聞の編集長になったら

テレビ欄つけて一面に「小泉またもご乱心」て載せて残りは全部水着姿のきれーなお姉さんの写真ばかり載せた新聞を作ります。

これは売れるぞぉ(既に新聞ではありません)

♯ 一人の老司祭が殴り殺された日

2005年02月14日 | ログ

モニターの前の皆さん今晩は。負け組ですよ(^○^)

寂しいと死んでしまうのはウサギだけじゃない事を訴えつつおやすみなさい。

最期に愛と孤独の名言を


人が心から恋をするのはただ一度だけである。それが初恋だ。

    ブリュイエール

自ら進んで求めた孤独や他者からの分離は
人間関係から生ずる苦悩に対してもっとも手近な防衛となるものである。

    フロイト




ジャック・ザ・リッパー

2005年02月13日 | ログ
昔々とある所に悪い悪い殺人鬼がいました

殺人鬼は好き放題に女の人を殺しまくり犯しまくり楽しく楽しく解体しました

人々は恐怖に震え、彼を罵り、彼を呪い、彼を吊るせと叫びました

しかししかし。困ったことに、誰も彼も、彼のことを知っているのに知りません

夜な夜な娼婦を殺す殺人鬼。彼はロンドンの誰よりも有名でそして誰よりも無名の犯罪者

かくして一人の男が作られました。彼の名はジャック・ザ・リッパー

彼を語るある人は彼を地下街に潜む物乞いといい

また彼を語るある人は虐待を受けた貴族の一人息子といいました

食肉業者。殺人医師。手品師。刀工収集家

彼は誰でもあり誰でもありません

そうして彼はいつしか殺人そのものになりました

人が死ねば彼の名が叫ばれます。ジャック・ザ・リッパー!!

異常な死体が見つかれば、誰もが彼の名を呼びます。ジャック・ザ・リッパー!!

ジャック・ザ・リッパー!!ジャック・ザ・リッパー!!

そう、彼の名はジャック・ザ・リッパー。誰もが恐れる殺人者

いかなる偉人、聖人、国王貴族

そう、神すらも、彼の名は殺人の代名詞として殺しつくし犯しつくそう

今夜もとってもいい夜だ!!

金曜日に惨劇を!!灰に塗れたこの街に!!

ジャック・ザ・リッパー!! ジャック・ザ・リッパー!!


黒猫

2005年02月12日 | ログ

我輩は黒猫である

名前はまだない

しかし黒猫である我輩には名前はなくとも

生まれ持った使命という奴があるらしい

「伝達運命」

黒猫は不幸を運ぶ

人々が、望もうと、望まなかろうとのに関らず、だ

これは黒猫の物語

売り買いされる猫と不幸の物語だ