砂蜥蜴と空鴉

ひきこもり はじめました

♯100 諺の嘘

2006年04月30日 | ログ

七転八倒。

七回転んだなら八回立ち上がれこのヤローという故事であるが

七度転んだ人間は八回分の意志では立ち上がれない。


四面楚歌。

四方を囲まれてピンチなのはよく分かるが隕石の脅威を無視している辺り甘すぎる。

この世界は三次元であり上という概念を忘れてはならない。

同時に地底人の襲撃も。


豚に真珠。

豚に謝れ。


♯99 迷惑メール

2006年04月29日 | ログ
メールが届く。

「素敵な女性と知り合いたくはありませんか?」

典型的な迷惑メール。

既に三年もこんな日々が続いていた。

「あぁ畜生」

男は携帯を閉じて目の前の仕事に向かおうとした。

だがまたもメールが届く。

「素敵な女性と知り合いたくはありませんか?」

機械的に送られてくる文章。

最低のルーチンワーク。

男は苛立ちながら携帯を閉じる。

目の前には一つのボタン。

男は某国の工作員。

彼の手にはミサイルの発射装置が渡されていた。

「敵国の首都に向けミサイルを発射せよ」

三年前に送られてきた命令だ。

男は躊躇ったが祖国の命令に従う決意を固めた。

そしてボタンを押そうとした瞬間からこのメールが届き始めたのだ。

味気のないメール。

だがこれが届くことによってのみ男は本国からの命令変更かもしれないと期待を繋ぎ

ボタンを押す事を止められるのだ。

だが届くのはお決まりの文章。

何度となく怒りを覚えた。

これだけの数メールが来るのだ。一通ぐらい命令変更のメールが来てもいいではないかと。

だが送られてくるのは機械的なスパムのみ。

期待を裏切り続けるメール。

しかし止まればボタンを押さざるおえなくなる。

まさに究極の迷惑メール。

世界のどこかで男は今日も苦悩する。

着信音に怒りと期待をおぼえながら。

♯98 ゼミ

2006年04月26日 | ログ

仮にも管理会計のゼミなのに「夢だけで飯が食えるか!!」という声が上がるのはどうかと思う。

仮にも管理会計のゼミなのに管理会計を知らない蜥蜴が潜入してるのはもっとどうかと思う。

ちゃんと続くんだろうか。

♯97 プレシデンテ

2006年04月24日 | ログ

もし私が総理大臣になる権利を宝籤の三等あたりで手にしたならば

最初にやりたい事はドイツに訪問し笑顔で大統領だか首相だかに声をかける。

「次はイタリア抜きでやりましょう」

不謹慎でもジョークは笑うべきである。

それが傑作ならばなおさらだ。



♯95 土下座

2006年04月20日 | ログ

地面に両手をつける動作から始まる奇襲用格闘技

まさかこの状態から攻撃が始まるとは予想が出来ない為に

非常に強力な効果を発揮した。

旧ソ連の特殊部隊が好んで使用。

日本が起源とされるが近年韓国も起源を主張している。

もちろん嘘だが想像してみるととても面白い。

♯93 そして誰もいなくなった

2006年04月17日 | ログ

探偵「この事件の真犯人、それは・・・」

一同「ごくり」

探偵「・・・・」

一同「・・・・?」

探偵「何かさ。今思ったんだけど別に真犯人とかどうでもよくね?」

刑事「えー?」

探偵「だって別に当てても何も貰えないんだもん」

刑事「そりゃそうだけどさ」

探偵「みんなも酷いしな。犯人当ててもブラボーとかいって拍手しないし」

刑事「そりゃそうだろ」

探偵「もう夜も遅いし」

刑事「しかしここで犯人を逃がしたら更なる犠牲者が・・・・」

犯人「あのさー。俺が犯人なんだけどこれ以上殺す気ねーよ?」

刑事「お前も当然のようにカミングアウトするなよ」

探偵「あーあ。お前のせいで俺の存在価値ゼロじゃん」

犯人「正直ごめん」

探偵「まぁいいや。じゃあ刑事さん逮捕したら?」

刑事「・・・・手錠忘れた」

犯人「手錠忘れたら仕方ないね」

探偵「それは仕方がない」

刑事「じゃあこれで解散ということで」

犯人「お疲れ」

探偵「あいお疲れー」

(暗転)

♯92 貧乏刑事

2006年04月16日 | ログ

警部「大変だぁ?」

刑事「何で疑問系なんですか警部」

警部「最初の掴みだ。掴みはオッケーだ」

刑事「意味わかめです」

警部「そんな事より・・・・今火達磨銀行から通報があった」

刑事「なっ・・・強盗事件ですか!?」

警部「あぁ・・・・犯人は銀行に来ていたお婆さんから15円を奪い逃走」

刑事「え・・・・」

警部「至急県内全域に検問要請を出せ」

刑事「いやその・・・・」

警部「馬鹿野郎!!今この瞬間も犯人は15円を手に海外へ高飛びを狙ってるかもしれんのだぞ!!」

刑事「えぇと・・・・」

警部「一刻の猶予もない。場合によっては犯人の射殺も止む無しだ」

刑事「・・・・」

警部「分かったなら早く動け!!我々警察を甘く見た犯人に地獄を・・・・」

刑事「警部。一つだけ質問をしたいんですが」

警部「何だ」

刑事「マジで15円なんですか?」

警部「あぁ。しかし油断は出来ない。共犯がいた場合両替をしてバラバラに輸送するかもしれん」

刑事「輸送て」

警部「その場合、最悪15枚の1円玉が市場に出回ることになる」

刑事「どうでもいいくらい市場で出回ってますよ」

警部「馬鹿野郎!!」

刑事「何でこめかみを抉るようなジャブで殴るんすか!!」

警部「確かに15円玉はお前らのようなセレブにははした金かもしれん」

刑事「いや俺はバリバリのヒラですけど」

警部「だがな・・・月給52銭の俺にはかけがえのない大金なんだ!!」

刑事「いや落ち着け。何だそのオーバー労働基準法は」

警部「県警では公務員の給料削減を求める声から上に行くほど給与が減るんだ」

刑事「今明かさないで下さいよその驚愕の真実」

警部「懐かしいぜ・・・俺がお前くらいの歳ではマクドナルドに入れたことが・・・」

刑事「警視総監は餓死してそうですね」

警部「だから・・・俺達は追わなければならない!!」

刑事「いや転職しましょうよ」

警部「警部って肩書き・・・・カッコいいだろ?」

刑事「その為か。その為に月給52銭か」

警部「それに金額に関わらず犯罪は犯罪だ。罪は正されなければならない」

刑事「警部・・・・」

警部「俺は犯罪者と年収10万以上の市民を許さない!!」

刑事「日本全国に宣戦布告かよ」

警部「行くぞ新人!!お前がいないとバス代が払えない!!」

刑事「パトカーは!?」

警部「ガソリン代が払えない!!」

刑事「いや経費で落しましょうよ」

警部「その発想は無かった」

刑事「えー」

警部「そうと分かればパトカーに乗れ。犯人を追跡するのだ」

刑事「無駄だと思いますよ」

警部「何でだよ」

刑事「だって・・・円がないでしょ」


(暗転)


♯90 蜥蜴のBlogとMixiに対する親和性

2006年04月12日 | ログ

はにゃさんにMixiを紹介して貰ってから一度も更新してない理由について考えてみた。

恐らくそれは情報の距離感の違いだろう。

Mixiはブログより閲覧者との距離感が近い。

このブログだって情報の質から考えればプライベートなものだけれど

この二種のみで比較するならばブログはパブリックであり

Mixiはプライベートな情報だ。

で、どうやら砂蜥蜴はパブリックな情報を食べる事を好む蜥蜴らしい。

弟はGreenDayという洋楽バンドの熱狂的な信者で

大して読めない海外の公式サイトを毎日眺めているような男だ。

彼はメンバーの好物やギターを何本持ってるかについて

とても楽しそうに知っていく。

砂蜥蜴も音楽は好きだが

創造にいたる背景とか何を意識して製作したかなどは興味があっても

創造者が抹茶プリンを好きだとか嫌いだとかはあんまり興味を持たない。

この辺りの違いがブログとMixiにも現れてる気がしないでもないが

どーなんだろうね。


♯89 鴉への業務連絡

2006年04月10日 | ログ

チャットで使用しているサーバー自体がトラブルで停止。

現時点では4月10日夜までの復旧を目標にしてるとのこと。

復旧しなかった場合はまたここで連絡する。



追伸

1時29分に起きた。


♯88 王子と奴隷

2006年04月07日 | ログ

倒れる奴隷。笑う王子。

「足掻くな奴隷」

「足掻くが悪いか!!」

「酷く悪い。最悪だ。お前みたいなクズが全力で現実に立ち向かってくるのを見ると

 まるで何もしていない自分が間違ってるかのように感じる。

 不愉快だ。最悪だ。倒れろ奴隷。時間の無駄だ」