19歳から20歳!終わりと始まりの旅 後半

2010年12月14日 23時59分59秒 | 旅行記
国府津からは、東海道本線を西へ。

国府津21:54発→小田原22:00着

小田原からは1駅だけ新幹線に乗ります。
もう意図はお分かりだと思いますが、在来線特急との乗継割引を効かせるためです。


関西在住の身にとっては、対向式ホームの間に通過線が2本ある「のぞみ」の停まらない駅というのが新鮮でした。

小田原22:21発→熱海22:30着
全車自由席の浜松行き「こだま」ですが、けっこう乗っていたのが驚きでした。
通過列車はN700系、停まる列車は700系ばかりで、確実に世代交代が進んでいることを実感…。


たった9分の乗車で熱海に着きました。
乗ってきた「こだま703号」を後追い。新神戸にも似た駅構内ですね。


ホームドアに残されていた0系。
0系や100系を模したデザイン、今でも駅構内の表示にはけっこう残ってますよね。


在来線ホームに移動。
少し時間があるので、列車の撮影をすることに。


伊東線の最終伊東行き。
211系の2階建てを含んだ長大編成。
この辺りの電車は総じて長いので、いつもすごいなと思って見ています。


どこかから回送されてきた185系。
今回初めて見ましたが、やはり関西の117系と似ていますね。
近頃珍しくなりつつある国鉄型特急電車。今後の去就が気になるところです。


伊豆急行線からの乗り入れ列車。元東急車だそうで、爽やかなカラーリングですね。
観光需要も意識しているのか、一部クロスシートがあったのが意外でした。


さて、今から乗るのは寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」。
夜行列車衰退の現在にあって、今や東海道本線を走る唯一の寝台特急です。
サンライズ…20代の幕開け、まさに日の出を迎えるに相応しい列車でしょう。


23:21、定刻通りに入線。
すぐ隣の線路では保線作業が始まっていました。


「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」の連結面。
東京~岡山間は2つの列車が併結して14両編成で運転しています。


今回乗車するのは出雲の方、12号車の「ノビノビ座席」。
瀬戸と出雲に各1両ずつ連結されている、寝台料金不要で指定席特急料金で乗れる車両です。
どんなものかと期待していると…まるで列車内とは思えない車内!上段と下段に分けられています。
住宅会社が設計に関わっているそうで、温かみが感じられます。
客車のような揺れもなく、とても静かな車内でした。


一晩の宿となる、私の12号車4番A席。
カーペットが敷かれていて、簡易な仕切り、小さな窓、読書灯、(写っていませんが)毛布もあって十分な設備です。
暖房の効いた車内で、翌朝に停まる最初の駅・姫路までを過ごします。

熱海23:23発→姫路5:28着

沼津に停車中。
0時を迎えるのを待って眠りにつきました。

寝たり起きたりを繰り返しながら、大阪駅の運転停車中に目が覚めました。
時間にして4時半頃、環状線の電車は既にスタンバイ状態。
上りサンライズのように停まってくれてもいいと思うのですが…。


20歳を迎えた12月14日早朝、姫路で下車。
高架の新しいホームに停まるサンライズが近未来的な感じでした。


5時半の姫路駅。誰もいません。
とりあえず大阪までの乗車券を買い、新快速に乗って折り返します。
姫路~西大路の乗車券は普通に買うと2210円。ところが大阪で分割をすると、姫路~大阪が1450円、大阪~西大路が540円と、実に220円も得をすることが出来るのです。
京都で言えば市バスに1回乗れます。コレは大きい!(笑

姫路5:47発→大阪6:48着
姫路発大阪行きの新快速。
姫路発車時点では乗客はまばらだったものの、加古川から一気に乗ってきて、西明石ではもう満席。
徐々に明けゆく新しい朝の空を眺めながら、大阪に戻ってきました。

大阪7:03発→高槻7:19着
大阪で改札を出て、今度は大阪始発の新快速に乗車。急行「きたぐに」の回送と並走しました。
「おおっ!」と思い、それを高槻で撮ろうと思っていたのですが、なかなかやって来ません。
ダメ元で後続の快速に乗り込んで長岡京へ…。

高槻7:29発→長岡京7:38着

ホームに降りてすぐ、やって来ました!
急行「きたぐに」回送、元祖・寝台電車の583系です。
先ほどまで乗っていた「サンライズ出雲」も同じ寝台電車。短時間のあいだに2つも見ることが出来て、朝からラッキーでした。

長岡京7:42発→西大路7:50着

普通列車に乗って帰宅。
いつもと変わらない、でもちょっとフレッシュな気分の朝でした。
大学では2~6限を受けた後、友達5人が誕生日パーティーを開いてくれました。


そんなわけで、ハタチになりました。
ついにというべきか、ようやくというべきか。
でも、今はまだ実感はありません。そのうち年齢を書くことはあるのだと思いますが…。
ひとつのイニシエーションと捉えておきます。

成人にはなりましたが、学生生活は少なくともあと2年。
学業も趣味も、やりたいことをやれるうちにたくさんやって充実させたいですね。
ハタチの一年、これからも楽しんで旅を続けていきましょう!ご覧いただきありがとうございました。

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