夢のひととき、山陰の旅・2日目

2010年10月14日 23時59分59秒 | 旅行記
目覚ましにカフェラテを飲んで、ネットカフェを後にします。


朝5時の鳥取駅です。
気温もちょうど良く、駅までの道のりはいい散歩になりました。


5:28発の浜坂行きに乗ってひたすら大学を目指します。つまり鳥取から普通列車だけを乗り継いでの「通学」をしてみようということです。
30分後には昨夜乗った編成の折り返しで特急「はまかぜ2号」が迫っています。


発車までしばらく撮影。
浜坂行きの後ろはキハ47 180。今は亡きキハ33とよくペアを組んでいた車両です。乗客は自分一人。


ちょうど向かいのホームに境港行きが入線してきました。
こちらの浜坂行きと同時発車で、キハ47系の4両編成での運転です。姫新線色が健在です!(笑

鳥取5:28発→浜坂6:10

列車は鳥取を定刻に発車し、大岩を過ぎると徐々に夜が明けてきました。
因みに使用する切符は「鉄道の日記念・JR西日本1日乗り放題きっぷ」。きょう10月14日は奇しくも鉄道の日ということで、何だか嬉しくなります。


岩美駅では、ホームのかさ上げ工事が行われていた関係で3番線に到着。
いつの間にかあちこちで新型「はまかぜ」を迎える準備が着々と進んでいます。

浜坂6:15発→佐津6:51着
浜坂では地下道を通って、向かいのホームの豊岡行きに乗り換え。
増結された4両編成の車内には学生や通勤客が目立ち、いつもとは違った雰囲気。
ですが…よく考えれば自分も通学している学生の一人。前から2両目にいたトップナンバーのキハ47 1に乗って、まずは香住の向こう、佐津を目指します。


途中、新しくなった餘部駅に停車。
コンクリート製の待合室も出来て、新しくなった駅の再出発をこの目で確認出来ました。


旧橋を横目に新橋を渡ります。
橋は変わっても、この雄大な日本海と穏やかな集落は変わりません。


香住からは更に通勤通学客が増え、佐津で降りたのは自分一人。
どこか落ち着いた雰囲気の駅周辺にはいくつもの民宿が点在し、冬季にはカニ需要で特急が停車することもあります。
少し早歩きで撮影地を目指します。


駅前の道をひたすら東に歩き、線路をオーバークロスする地点。
鳥取を30分後に出た特急「はまかぜ2号」がやって来ました。煙が出てカッコいい!
さすがは特急、浜坂から乗ってきた先行の普通列車との時間をここでは10分ほどに縮めています。大阪までご安全に。

撮影後は街を散策しながら駅へ戻ります。
見知らぬ街で、見知らぬ人との「おはようございます」が、いつもより清々しい朝を感じさせてくれました。

佐津7:42発→城崎温泉8:01着
再び列車に乗って城崎温泉へ。
朝風呂ならぬ朝温泉をしようと、「一の湯」を目指して朝の温泉街を歩いていると…


何と!山車が来ました!
けっこう盛り上がっていましたが、平日と朝ということで見物人はわずか。
温泉街でこんな光景に出くわすとは思っていなかったので、とても驚きました。

一の湯に入ると「いい時に来られましたね」と番頭の女将さん。
聞くところによると秋のお祭りだそうで、明日がいちばん盛り上がるそうです。
朝の温泉はゆっくり出来て、地元の常連客とおぼしき人が3人ほど。温泉に浸かってすっかりリラックスしました。やっぱり旅には温泉が付き物です!(笑
入浴後は温泉街を散策、志賀直哉の「城の崎にて」の風情に浸りながら駅の方へ。

城崎温泉9:13発→豊岡9:26着
後続の列車で豊岡へ移動。


向かいのホームに先ほど乗っていたキハ47 1を発見しました。
どうやら、浜坂から来た4両編成を豊岡で分割して運用させているようです。


豊岡9:49発→福知山11:01着
ここからは電車です。
京都府内に入るということで、授業に備えてひたすら寝ていました。


福知山では一旦改札を出て昼食を調達、KTR線の列車を眺めていました。試験期間中のせいか、駅には高校生の姿もちらほら。
ここから立命館大学だと普通に通えるのでは?と一瞬思いました。確かに園部での接続はいいし、夜も少し遅くなっても大丈夫、いざとなれば特急も…。

福知山11:54発→園部13:12着
この列車でもずっと寝ていました。
223系になって乗り心地が良くなったおかげでしょうか。
園部13:15発→円町13:43着
保津峡のトンネルを抜けて、嵐山に差し掛かると旅もあとわずか。


太秦から高架を駆け上がり、あっという間に円町に着きました。無事に帰ってこられて何より!

そのまま徒歩で大学へ向かい4限に出席しました。
実は簡単な発表が控えていたのですが、何事も無かったかのようにそれを済ませ(笑)、5限も受けて家に帰ってきました。
今回も非常にアクロバティックな旅となりましたが、鳥取から普通列車だけで(それも温泉付き!)通学を成し遂げたと思うと感慨もひとしおです。
こんなにバカバカしいこと、いま以外にいつ出来ましょうか。

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